2018年03月18日

「木造の瞬間」 藍坊主

今回は藍坊主の「木造の瞬間」を紹介します。
藍坊主の3rdミニアルバム。

何だろう、この熱さ、泥臭さ、真っ直ぐさは。

もうキャリアもかなり長い藍坊主。
毎作良い作品を聞かせてもらっているが、今回は特別に真っ直ぐで、これぞ藍坊主という作品が詰まっている。

その最たるは「嘘みたいな奇跡を」だろう。

エモーショナルなメロディを聴いただけでもう泣きそうなくらい良いのだが、そこにあえてシンプルな"ありがとう"や"愛しているよ"という言葉を乗せることで、どこまでも自然で、どこまでも熱く真っ直ぐに聴き手の心に響いてくる歌になっている。

この楽曲だけでもミニアルバムを聴いてもらいたいと言いたいところだが、それ以外の楽曲も負けず劣らずのものばかり。

青臭さを掻き鳴らすことで魅せる懐かしさを、円熟味を帯びた演奏で深く聴かせる「群青」、複雑な音色が示す混沌さと、その中を行く儚くも真っ直ぐな言葉を持った歌声で希望を描く「ダンス」。

静けさの中に意味深な言葉と音色を重ねる「同窓会の手紙」に、懐かしい情景を真っ直ぐなメロディが優しく聴かせる「ブラッドオレンジ」など、どこを切り取っても素晴らしいの言葉しか出て来ないほどの楽曲が並んでいる。

繰り返しになるが、これぞ藍坊主という作品。
藍坊主好きな人はもちろんのこと、藍坊主を知らなかったという人にも彼らの魅力を存分に感じることが出来る一枚だ。

ちなみに、下記リンクからそれぞれの楽曲が視聴できます。
群青
嘘みたいな奇跡を
ブラッドオレンジ

posted by micarosu at 23:10| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月11日

「光る」 zero zero z

今回はzero zero zの「光る」を紹介します。
東北中央自動車道イメージソング・NCVテーマソング。

ドライブ感。
それが非常に心地良い楽曲。

一言でドライブ感といっても色んな面があるのだが、イントロのシグナルが青に変わるようなカウントダウン感から一気に全開で駆け抜けていく展開であったり、決して速いテンポではないのに前へ前へと押し出してくれるようなメロディと音の構成の巧みさであったり。

間奏では少し音数を減らして落ち着かせることにより、周りの景色や風を感じさせるような辺りもドライブ感を演出している要素の一つだ。

聴いていると走り出したくなるのはもちろんだが、この楽曲を流しながらドライブすると、この楽曲の心地良さをより感じることができるのも魅力的。

この楽曲とともに、"光る"ものを探しに行ってみませんか?

ちなみに、こちらで視聴できます。

posted by micarosu at 21:49| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月04日

「肌色へ」 T.O.C.A

今回はT.O.C.Aの「肌色へ」を紹介します。
T.O.C.Aの1stアルバム。

偶然耳にした「主人公」という楽曲にすっかりハマってしまった。

素朴で優しく自然だけどどこか力強さも兼ね備えたような楽曲。
音色やメロディの良さはもちろんなのだが、サビの"さあ行こう主人公"の言葉がとても印象に残る。

何故この主人公という言葉がこんなにも気になってしまうのか歌詞をよく聴いてみると、旅立つ人ではなく、旅立ちを見送る人だということに気づくだろう。

そこには応援しようという想い、寂しい気持ち、そしてここで強く生きていこうという想いまでもが込められている。
誰もが一度は経験したことがある想いを綴っているからこそ、こんなにも心に残る楽曲になっているのだ。

これを聴いてアルバムを聴いてみると、「主人公」は彼らの魅力のほんの一部でしかないことに気づかされるだろう。

「オレンジ」の叙情感と哀愁漂う渋いバラードのインパクトから始まり、「あるものないもの」の少し攻撃的に掻き鳴らす音と叫ぶように響かせる歌声の存在感、間髪居れずに始まる「20世紀」の畳み掛ける言葉の数々に、「21世紀」の近未来を感じさせる音色の中を地に足をつけたような存在感で行くサビのメロディ。

静かなテンポで確かに言葉を届ける「応援歌」に、走り気味のメロディで聴き手を前へ前へと引っ張っていくような疾走感で駆け抜けていく「nanana」、語るように重ねる言葉に心地良さを感じさせる「八色」。

どの楽曲も楽曲そのものが良いだけでなく、曲に合わせてボーカルを変えていたり、効果的にコーラスを入れるなど、楽曲ごとの色合いが鮮やかなのも良い。

素晴らしき名盤。
これは多くの人に聴いてもらいたい一枚だ。

ちなみに、こちらでアルバムのトレーラーが視聴できます。

posted by micarosu at 22:32| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月27日

Moonlight J-POP 18年1月篇

今回は2018年1月度のマイベストを紹介します。

今回はサブコンで発表した、2018年1月度のマイベスト10を紹介します。
ダウンロード

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2018年02月25日

「MODE MODE MODE」 UNISON SQUARE GARDEN

今回はUNISON SQUARE GARDENの「MODE MODE MODE」を紹介します。
UNISON SQUARE GARDENの7thアルバム。

UNISON SQUARE GARDENの可能性と集大成。

ポップに振り切った「Populus Populus」以降、アルバムとして一つテーマがあることが多かったが、今作はあえてテーマを持たず、何でもやってみようという感じが強い。

ユニゾンのアルバムはまず最初の3曲を聴けばそれがわかる。

初めの「Own Civilization(nano-mile met)」から異質な雰囲気を醸し出していて、重厚なサウンドと独特のテンポを聴いたときは一瞬戸惑ってしまうほど。
それでもサビの心地良さを聴いてやはりユニゾンだったと納得。

続く「Dizy Trickster」がらしさ全開かと思ったら、次の「オーケストラを観にいこう」ではタイトルどおりオーケストラが出てくることに驚くだろう。

しかもアップテンポのナンバーにこんな壮大なオーケストラの音色を響かせるというなかなか聴けない構成で、不思議とワクワク感と高揚感が出てくるのが面白い。

この3曲を聴くとわかるが、らしさを残しながら想像の斜め上を行くような内容になっていて、聴き始めてしまったらこの次は何が出てくるのか気になって仕方なくなる。

既出曲4曲はもちろんなのだが、「静謐甘美秋暮抒情」のようなストレートでメロディアスなナンバーや、「MIDNIGHT JUNGLE」のクセのある展開といった初期の頃を彷彿とさせる楽曲に懐かしさを感じたり、「フィクションフリークライシス」の攻撃的な展開でインパクトを与えてくれる楽曲があったり、「夢が覚めたら(at that river)」のようなスローテンポの楽曲にしみじみさせたり、アルバム曲がどれも個性的で素晴らしく聴かせてくれる。

アルバムの最後の「君の瞳に恋してない」ではホーンを大胆に取り入れるなど、ポップさキャッチーさが前面に出たキラキラ感が微笑ましい。
でもちゃんとユニゾンらしさが芯にあるので、決して異質なものではなく、違う一面として聴かせているのが良い。

毎作色んな楽曲を聴かせてもらっているが、これだけ一枚の中で幅を魅せてくれたのは初めて。
決して飽きさせず、彼らの魅力を余すことなく感じることが出来る一枚だ。

ちなみに、こちらで「君の瞳に恋してない」が視聴できます。

posted by micarosu at 22:06| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする