2017年09月24日

「SUNNY SIDE UP」 Brian the Sun

今回はBrian the Sunの「SUNNY SIDE UP」を紹介します。
Brian the Sunの1stミニアルバム。

心地良く聴ける楽曲たち。
今までの作品より肩の力が抜けたというか、シンプルに良いものを作ろうとしたら開放感溢れる楽曲が出来たという感じだろうか。

「隼」はその象徴とも言うべき楽曲。

思わず踊りだしてしまいそうなリズムと疾走感。
聴いていることが本当に心地良く、時が経つのを忘れてしまいそうになる。

続く「Sunny side up」も軽快さは変わらない。
ただこちらのほうがメロディや音色にフックがあり、心地良くクセになる楽曲と言える。

ここまでの展開でも十分驚きだったのだが、次の「光」の爽快感だけを残す楽曲もまた素晴らしい。
純粋にメロディだけで勝負できる楽曲だ。

これらの軽快な楽曲ももちろん素晴らしいかったのだが、「天国」という楽曲にも注目してほしい。

メロディアスなバラードナンバー。
君と居ることが幸せでまるで天国のようだったという想いの純粋さと深さを、ストリングスのような音色が入ることで壮大に包んでくれるのがなんとも印象的。

真っ直ぐだけど繊細。
こんな楽曲が聴けるとは思わなかった。

そして、最後の「ねこの居る風景」も印象が強い。

シンプルなメロディに、優しい音色。
それだけでなく、ハーモニカの音を加えることで生まれる懐かしさと素朴さが非常に心地良い。

ミニアルバムの5曲の中でここまでの可能性を見せるとは正直思わなかった。
それほどまでに内容の濃い一枚。

ちなみに、下記リンクからそれぞれの楽曲が視聴できます。

Sunny side up
ねこの居る風景

posted by micarosu at 21:53| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月18日

「真ん中のこと」 SUPER BRAVER

今回はSUPER BEAVERの「真ん中のこと」を紹介します。
SUPER BEAVERのニューミニアルバム。

前向きな言葉に疾走感ある展開に、溢れ出す熱量。
色々言いたいことはあるのだが、一言で言えば元気を与えてくれる楽曲が詰まった一枚だろうか。

最初の「ファンファーレ」から熱量がとにかく高い。
もはやライブ終盤のような詰め込まれた熱さがあって、この勢いで始まるミニアルバムって一体という期待を持って迎えてくれる。

そこからタイトルどおり「正攻法」と言った真っ直ぐなロックナンバーが盛り上げ続けたかと思えば、優しい温かさを持った「ひなた」のようなミディアムナンバーの言葉が聴き手の心をギュッと掴んで離さない。

ここまではSUPER BEAVERらしさの詰め合わせと言うくらいの充実の内容だったのだが、続く「irony」ではまた違う一面を覗かせる。

一番大きな違いは音作り。
聴いた瞬間からこんなに楽しいと思わせてくれるような楽曲はあまり無かったように思う。

でも歌詞では大人の恋愛が描かれていて、ただ単純に好きとか嫌いとかでは語れない想いのもどかしさをあえて楽しいリズムに乗せているのが絶妙で巧妙。

こういう楽曲も出来ることの驚きと、こういう楽曲があるからこそ他の楽曲が活きるのが非常に魅力的だ。

フルアルバムのボリュームももちろん好きなのだが、ミニアルバムだからこそできた詰め込まれた熱量が堪らない一枚。
間違いなく名盤である。

ちなみに、下記リンクからそれぞれの楽曲が視聴できます。
正攻法
ひなた

posted by micarosu at 21:49| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月10日

「Culture Vulture」 la la larks

今回はla la larksの「Culture Vulture」を紹介します。
la la larksの1stフルアルバム。

la la larksはやはり面白い。
これだけトリッキーな音作りをしながらもキャッチーに聴かせることが出来るのだから。

その辺りは「ego-izm」や「ハレルヤ」といったシングル曲を聴いた時点からわかっていたが、アルバムを聴いてそれは確信に変わった。

まずは「Massive Passive」。
アルバムの始まりを告げる1曲からこの存在感はなんなのだろう。

独特なリズム、畳み掛けるような音作りの妙。
それだけだと音だけに耳がいってしまいそうだが、耳には確かにメロディを残す。

それは内村さんの優しく真っ直ぐな歌声と、巧みに計算されたそれぞれの音の配置があるからこそできているのだと思う。
少しでも崩れれば成り立たない、絶妙なバランスの上に成り立った名曲といっていい。

続く「色彩」もそうだが、こういうテンポの速い曲で魅せるトリッキーさとキャッチーさの融合はla la larksでなければできない。

でもそれだけではないことをここでは聴かせてくれる。

ゆっくりとした曲の中では「失う」は印象が強い。

水の底のような暗く混沌とした世界を映すような音色と、その中を行く心の叫びを込めたような歌声。
確かに想いを感じるのにそれが届かないことも同時に感じさせる神秘的な一曲。

初めて聴いたときは思わず息を呑んだほど。

そしてラストを飾る「Self」も外せない。

アルバム全体的に歌詞は普遍的なものが多いのだが、この曲は明確にバンドの想いを綴っている。

"立ち止まらないよ"
リリース作品が多くなく、活動に関して少し不安も感じるところはあったのだが、この言葉を見て安心をした。

la la larksはこれからも立ち止まらない。
今は一つの通過点かもしれないが、それを明確に示したスタート地点とも言える渾身のアルバム。

彼らのこれまでとこれからを感じてみて欲しい。

ちなみに、こちらで「Massive Passive」が視聴できます。

posted by micarosu at 22:08| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月03日

「さよなら、はなやぐロックスター」 THURSDAY'S YOUTH

今回はTHURSDAY'S YOUTHの「さよなら、はなやぐロックスター」を紹介します。
THURSDAY'S YOUTHの1stEP。

「はなやぐロックスター」という曲がある。

淡々と進むリズムと抑揚の静かなメロディの曲で印象が薄いようにも聴こえるのだが、それでも一度聴くと何故か頭から離れない不思議な力を持った一曲。

こんな曲を作る人がいたのかと思って驚いたのだが、調べてみるとSuck a Stew Dryが改名したバンドだと知って更に驚いた。

Suck a Stew Dryはポップな曲の印象が強く、この曲とは遠い位置にいるような気がしたからだ。
それがこんなに路線を変えながら新たな名曲を築きあげるとは正直思いもしなかった。

EP作品ということでどれもシングル級の楽曲だが、タイトルにも含まれている「さよなら」も印象が強い一曲。

シンプルな音色により強調される言葉。
これまでとこれからを示すその言葉に、あえて「さよなら」を選ぶことに色んな想いが垣間見える。

そして、最後に一度だけ盛り上がる音が夜明けを告げ、ここからまた始まるんだということを示すことで、心地良い余韻を残すところもこの曲の聴きどころ。

全4曲。
THURSDAY'S YOUTHとしての活動は始まったばかりだが、その片鱗を感じるには十分な一枚。

ちなみに、下記リンクからそれぞれの楽曲が視聴できます。
さよなら
はなやぐロックスター

posted by micarosu at 21:25| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月27日

「水と魚」 葉月那央

今回は葉月那央さんの「水と魚」を紹介します。
葉月那央さんの1stシングル。

歌の始まりから広がる深く暗い世界。
それはまるで水中のように静かで息を飲むような空気が漂う世界。

その世界を行く葉月さんの繊細な歌声は、迷いや葛藤を含みながらも絶えず前へ進み続ける。
いや、泳ぎ続ける。

でも決してさまよい続けるわけではなく、一筋の希望も抱えながら泳ぎ続けていることで、この混沌とした世界からの光の存在が一際輝いて見えるのが印象的だ。

これを可能にしているのはメロディや歌声によるところが大きいが、混沌とした世界観を表現しているギターの音色とその演奏力によるものも大きい。

惹きこませる。
そして、聴かせる楽曲。

この「水と魚」という名曲は是非聴いてみて欲しい。

ちなみに、こちらで視聴できます。

posted by micarosu at 22:02| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする