2019年05月19日

「LiKE」 マカロニえんぴつ

今回はマカロニえんぴつの「LiKE」を紹介します。
マカロニえんぴつの5曲入りミニアルバム。

今回のは特に凄い。

毎作素晴らしい作品を届けてくれる彼らだが、耳の残りやすさに関しては過去最高と言っても良い。

とはいえ、楽曲の幅は広く、一曲ごとに全く違う表情を見せてくれるのは面白い。

「ワンルームデイト」の懐かしい感じからもう最高。
歌謡曲やフォークっぽさもありつつ、彼ららしいロックさも滲み出ている。

「トリコになれ」では軽快に聞かせてくれたかと思えば、「ブルーベリー・ナイツ」では切ない一面を覗かせる。

「働く女」はイントロからかなりお洒落な雰囲気を醸し出していて落ち着いた楽曲かと思いきや、案外聴く人を巻き込んで一緒に楽しくさせてくれるような展開が楽しい。

「STAY with ME」は懐かしいというより少しダサさも出ているのだが、それがまた良い味を出している。
単純な応援みたいなことは出来ないけど、こんな俺達でも付いてきてくれないか?というメッセージには不思議と惹きこまれてしまう。

全体を通して耳馴染みの良さはもちろんのこと、アレンジの巧みさや演奏でも聴かせてくれる部分も多く、ずっと楽しく聴いていられる。
これは良い。

ちなみに、こちらでトレーラーが視聴できます。

posted by micarosu at 22:07| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月12日

「ESCAPE」 小林太郎×Academic BANANA

今回は小林太郎×Academic BANANAの「ESCAPE」を紹介します。
小林太郎さんとAcademic BANANAのスプリットEP。

レーベルメイトとはいえ、なかなか珍しい組み合わせだ。

小林太郎さんといえば、孤高のロックミュージシャン。
Academic BANANAといえば、ネオ歌謡曲。

一見交じり合わないような気もするが、蓋をあけてみればとんでもないエネルギーを持ったコラボになっていた。

収録曲は全9曲。
小林太郎さんの楽曲が4曲、Academic BANANAの楽曲が4曲、コラボ楽曲が1曲という内容だ。

CDは小林太郎さんの楽曲から始まる。

「零」、「針音」。
この2曲を聴いたとき、いつもと違う雰囲気を感じると思う。

この辺りがまさにスプリットEPならではのところで、この2曲の作曲はAcademic BANANAの齋藤知輝さん。
滲み出る歌謡曲感はそこから来ている。

少し懐かしく耳に馴染みやすいメロディを聴かせながらも、小林太郎さんの熱い歌唱で真っ直ぐに響かせるのがなんとも格好良く痺れさせてくれる。
この時点でCDを手にして良かったと思えるほどの内容だ。

Academic BANANAの楽曲だって負けていない。

「抱擁」の王道の進行で聴かせるムーディでメロディアスな歌謡曲感に、怪しげな二人の関係を描いた詩の妖艶さ。
まさに彼らの真骨頂という楽曲。

続く「HAPPY-HAPPY TIME」では少し雰囲気が変わる。
クリスマスの浮かれた気分を明るめの音色で聴かせつつも、どこか陰があるのは後ろめたい気持ちなのかなと想像させる音世界がまた秀逸。

1つのEP内でまるで個性と個性をぶつけ合うかのように繰り出される名曲の数々。
トリにはその集大成の「Escape」が待っている。

この楽曲は正真正銘のスプリット楽曲。

ジャジーな雰囲気と骨太の音色。
小林太郎さんの熱いボーカルを聴かせてくれたかと思えば、齋藤さんの繊細で艶のある歌声で惹き込む。

サビではこの二人のボーカルが重なり合い、熱く繊細な逃亡劇を歌という形で響かせる。
この素晴らしさは何と表現すれば良いのだろうか。

ただ単純な熱さでもなく、単純な繊細でもない。
何か内に秘めた熱情を感じさせるとでも言うべきか。

このコラボだからこそ生まれた最高の一曲。

そして、こんな素晴らしい楽曲ばかりが聴けるEPもまた最高の一枚だ。

ちなみに、こちらで「Escape」が視聴できます。

posted by micarosu at 23:16| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月05日

「結花乃譚〜きんぎょすくい〜」 結花乃

今回は結花乃さんの「結花乃譚〜きんぎょすくい〜」を紹介します。
結花乃さんの1stアルバム。

結花乃譚。
まさに結花乃さんの軌跡を辿る物語とも言うべき内容の1枚になっている。

「きんぎょすくい」、「花一匁」、「一緒に未来へ」といったシングルやリード曲が存在感を放ちつつ、「明(るい)日」、「shippo」、「パチパチ、線香花火」といったカップリングやアルバム収録曲からも選曲されていて、結花乃さんを知る上では欠かせないものばかりが収録されている。

そんな軌跡を辿る楽曲はもちろんのこと、新曲の存在も聴き逃せない。

坦々としたリズムで少し無機質な雰囲気がありながらもすごくポップな「へくしょん」。
花粉症の歌かなと一瞬思ってしまうが、実は片想いソングになっていて、くしゃみが出てしまうことを自分自身が好きな人に噂されていることだったら良いなという妄想の詩もすごく微笑ましい。

「わさび」は昭和歌謡全開なムーディーな一曲。
そこに乗るのが、ひたすらわさびの魅力を綴る言葉というのが心地よい違和感。

今までの結花乃さんの楽曲には無いタイプだったので非常に驚いたが、こういう楽曲も意外に合っていて、新たな魅力を発見できた感じだ。

また、このアルバムには実は結花乃さんの地元である富士市でのみ流通する富士市盤「結花乃譚〜いただきへの、はじまり〜」もある。

こちらには富士市のブランドイメージソング「いただきへの、はじまり」のLIVE ver.と「特別な場所」が追加で収録されているので、より結花乃さんの魅力を感じられると思う。

繰り返しになるが、まさに結花乃譚な1枚。
今まで聴いてきた人も、初めて知る人にも楽しめる作品だ。

ちなみに、下記リンクからそれぞれの楽曲が視聴できます。
へくしょん
指定席
わさび

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2019年04月28日

「The Snowland」 les Lizz

今回はles Lizzの「The Snowland」を紹介します。
les Lizzの1stシングル。

神秘さと幻想さ。
音楽という形で描かれた一つの物語。

les Lizzはアプリを中心に小説、楽曲、映像を融合した活動をしているロックバンド。

そんな彼らが満を持してリリースした楽曲がこの「The Snowland」。

繊細な音色に感情が滲み出る歌声。
それらが世界観を彩り、聴く人を物語の世界へ誘う。

特に神がかっているほど秀逸なのが最後のサビ後の"Snowland"のフレーズからの展開。

それまでのメロディも間違いなく耳に残るものだったのだが、最後の最後に切なさという感情の余韻を畳み掛けるように聴かせてくれるので、いつまでもその余韻に浸ることができる。

上でも書いたが、まさに満を持してのリリースといえるほどの楽曲。
素晴らしき名曲だ。

ちなみに、こちらで視聴できます。

posted by micarosu at 23:39| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月21日

「花実〜kajitsu〜」 鈴木花純&櫻井里花

今回は鈴木花純&櫻井里花さんの「花実〜kajitsu〜」を紹介します。
ソロシンガー鈴木花純さんと櫻井里花さんによるボーカルユニットの1stシングル。

妖艶で幻想的。
始まりから漂うのはそんな世界観だ。

実らなかった二人の関係。
思い出が更に鮮明にする孤独の存在感。

描かれた詩の世界を心揺さぶる歌声と歌声が響かせ、詩だけでは見えない奥深くに隠された感情まで聴かせてくれる。

それぞれ実力派の歌い手ではあるが、この二人の歌声が融合されることで、感情の深みが増し、緊迫感で圧倒してくる。
ソロではなく、この二人が歌うからこそより活きた楽曲と言える。

これからの活動も気になるとろこだが、まずはこの名曲を堪能してみてほしい。

ちなみに、こちらで視聴できます。

posted by micarosu at 21:58| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする