2020年08月02日

「君が生きる街 - ep」 Karin.

今回はKarin.さんの「君が生きる街」を紹介します。

等身大な言葉。

それ自体は大きく変わっていないが、自分の想いを吐き出すように歌っていた前作「メランコリックモラトリアム」と比べて、誰かの存在が見えることが大きな変化だ。

EPのタイトルであり表題曲でもある「君が生きる街」という言葉からもそれは見えてくる。

君の存在と私の存在。
意地悪をしてその反応で愛を確かめたり、君の何かになろうとし続けようとする姿から伝わる不安と依存。

こうやって君を居場所にしている限り、どこに行けないとわかっているのにそれが出来ない。

この言葉だけでも非常にリアルなのだが、サビで振り絞るように歌う歌声と力強いメロディライン。
臨場感や緊迫感が滲み出ていて、聴けば聴くほどに惹きこまれるような強さがある。

上で書いた"誰かの存在"は描かれた君のことではあるのだが、これを聴く人にも重ねて欲しいというメッセージも強く感じる。
だからこそ、これほどまでに響く歌になっているのではないかと思う。

その反面、「痛みがわかれば」のように自身の想いを吐き出す楽曲もやはり強い。

周りを気にしすぎて、どう対応すれば良いかばかり考えているうちに空気まで感じ取れるようになってしまい、自分だけが痛みを受け止めれば良いんだという自己犠牲感が出てしまっている姿に、悲しみなど色んな感情を受け取ることができる。

この曲は誰かに向かって歌っているという感じではないのだが、この感情もまた共感を得る人も多いのではないかと思う。
そういった意味では、このEP作品に「君と生きる街」と一緒に入っているは必然のように感じる。

「はないちもんめ」、「青春脱衣所」の弾き語りもそれぞれ存在感が強く、4曲シングル級のEP作品らしい内容になっている。

次のEP作品も控えているようだが、その前に一度この作品の良さを感じてみて欲しい。

ちなみに、下記リンクからそれぞれの楽曲が視聴できます。
君が生きる街
痛みがわかれば

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2020年06月21日

「優しい手」 せりかな

今回はせりかなさんの「優しい手」を紹介します。

染み入る歌。
聴き進めるうちに、その想いに優しい気持ちになる。

始まりのアコギの繊細な音色から少しずつ響いてくる言葉には

逃げ出したい
不安

と後ろ向きな言葉が並ぶ。

でもそこからサビに向けて、そんな現状でも決して逃げ出さない強さ、そして繋いだ手を握り続けて離さない優しさが、徐々に見えてくる。

そばで人を支える人の姿。

あぁ、そうか。
これは医療に携わるすべての人へ贈る応援歌だったのかと気づく。

そこに気づいてからは言葉の一つ一つの想いがより染み入る。

あなたの優しさに気付いていて、いつも助けられています。
ありがとう。

という想いが。

綺麗なメロディラインと優しい歌声が、この想いを何倍にも高めていることも大きい。

今は医療現場が大変な状況。
この歌はその人たちに届き、支える歌になっていると思う。

ちなみに、こちらで視聴できます。

posted by micarosu at 20:56| Comment(0) | 配信限定 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月15日

「遥かなる道」 アンダーグラフ

今回はアンダーグラフの配信限定曲「遥かなる道」を紹介します。
去年のツアー「live tour '08 vol.2 〜六十四泊六十五日 及 楽園」の中で初披露され、話題となっていたこの曲が遂に配信限定でリリース。
哀しいメロディと深い歌詞が印象的な名曲です。

配信が始まった時点ではこの曲の存在を知らなかったのだけど、ある日店内で流れるメロディに足を止めたのを今でも覚えている。

哀しいギターの音色から始まるイントロ。
降り積もる哀しみを奏でるかのようなメロディが、サビへ向かうにつれその感情を高め、サビではこの高まった感情の全てをぶつけているよう。
その圧倒的な迫力・メロディ展開は圧巻。

春、夏、秋、冬…、時の流れは君といた日々を少しずつ遠ざける。
悲しい過去が去り、君がいつか笑顔になれるように、僕は祈り続けよう。
この遥かなる旅路の中で。

この歌詞、すごく心に響く。
真戸原さんの書く詩の世界はいつも好きだけど、この歌詞とこのメロディの掛け合わせは、彼らのどの曲よりも聴き手の心に届けてくれている。

この曲に出会えたことが本当にうれしい。
心からそう思える名曲だと思います。

ちなみにアンダーグラフオフィシャルサイトで視聴できます。
posted by micarosu at 22:03| Comment(2) | TrackBack(0) | 配信限定 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする