2018年12月23日

「BLOWING」 あーた

今回はあーたさんの「BLOWING」を紹介します。
あーたさんの1stフルアルバム。

圧倒的なポップさ。
アルバムを聴いたら間違いなくそれを感じるだろう。

ただリード曲であり1曲目に収録されている「Airport」を聴いたときは少し印象が違った。

優しく柔らかい楽曲で心地良い感じがあるのだが、その言葉と空気感が生み出す世界観には現実感と空想感が混ざり合っていて、聴いているうちに思わず惹きこまれてしまう楽曲だった。

アルバムもこの感じの雰囲気かと思っていたのだが、2曲目「サマーラヴァーズ」で一気にポップ感が増して、良い意味で期待を裏切られた感じだ。

そこからはポップナンバーのオンパレード。

イントロからちょっと懐かしい爽快感を広げていく「ソーダ水」、シティポップな雰囲気で心地良い音空間を聴かせる「ミルク」などはその最たるものだ。

バラード系の楽曲も非常にメロディの良さが際立っていて、「各駅停車」で聴かせる情景を浮かび上がらせる叙情感に、「スノードーム」のように真っ直ぐに想いを届けるように歌い上げる楽曲も一度聴けばその魅力に酔いしれてしまうほど。

またジャンルに捕らわれないという点では、最後の「Blowing」は外せない。

歌いだしからラップを披露していて驚いたが、形は違えどあーたさんが持つポップさは全開で、この流れからのサビの抑揚感は最高の一言。

あーたさんが描く様々なポップの形。
きっと好きになる一曲がここにはある。

ちなみに、下記リンクから視聴できます。
Airport
「BLOWING」全曲視聴トレーラー

posted by micarosu at 22:49| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月16日

「17才」 ハルカトミユキ

今回はハルカトミユキの「17才」を紹介します。
アニメ『色づく世界の明日から』オープニングテーマ。

17才。
それは青春真っ只中の年齢。

とはいえ、みんながみんな輝いた青春を送っているわけではない。
孤独感だったり虚無感だったり、きっと色んなものを抱えている。

そんな色の無い世界をメロの部分で描きながら、サビで一気に世界が開け、色彩が広がっていく。

このサビは希望という光。
でも、必ず輝きがあるという直接的なメッセージではなく、輝きを見逃さないように走っていけば、その世界に色があることに気づくだろうという後押し。

そのメッセージがとても優しく、でも確実に心に響いてくる。

もちろんこれは綴られた詩による部分もあるが、メロとサビのメロディと音色のコントラストが美しく、サビの煌きがより輝いて聴こえることも非常に大きな役割をしている。

この世界が開いて色が着くような感覚というのは、オープニングテーマとなっている『色づく世界の明日から』の世界観と見事に合っているのだが、アニメを観ていなくてもこの世界観の素晴らしさを感じることができると思う。

この感覚、一度味わってみてほしい。

ちなみに、こちらで視聴できます。

posted by micarosu at 21:25| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月09日

「ハバタキ」 セットラウンドリー

今回はセットラウンドリーの「ハバタキ」を紹介します。
セットラウンドリーの4thミニアルバム。

日常の中にあるドラマと優しい旋律。
それがとても印象に残る。

中でもリードナンバーでもある「メリー」の良さだ。

ここには"メリー"を巡る一つの儚い物語が綴られている。

拾ってきたムクドリの雛に"メリー"と名付けるところから始まる。
彼女とメリーと楽しい日々を過ごしていたものの、やがて彼女が去り、メリーも飛び立っていった。

どこかで納得しているものの、心の奥底に隠した後悔と寂しさが"メリー"と歌う声から滲み出るように伝わってくる。

"メリー"という一つの言葉で、ここまで心情を伝えられる曲はなかなか無い。
歌声やコーラスはもちろんだが、メロディの展開やサウンドの盛り上がりの面でも、この"メリー"を最高に引き立てているのが素晴らしい。

他の楽曲で描かれているドラマもとても親しみがあり、スッと耳に入ってくるのだが、ボーナストラックに入っている楽曲が特にリアリティと叙情感があって、思わず聴き入ってしまう。

こちらも第2のリード曲とも言える名曲。

ミニアルバムの中で光る名曲を数々聴かせてくれるセットラウンドリー。
ここから更なる「ハバタキ」を見せるための重要な一枚。

ちなみに、下記リンクから「メリー」とトレーラーが視聴できます。
メリー
「ハバタキ」トレーラー

posted by micarosu at 22:17| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月02日

「正しい偽りからの起床」 ずっと真夜中でいいのに。

今回はずっと真夜中でいいのに。の「正しい偽りからの起床」を紹介します。
ずっと真夜中でいいのに。の1stミニアルバム。

「秒針を噛む」を聴いてから、ずっと気になって仕方が無かった。

現実を生きることへの葛藤と心の闇。
その想いを吐き出すように歌うサビの破壊力。

最初の出会いとしては衝撃という言葉が合うくらいの楽曲だった。

続いてMVの公開された「脳裏上のクラッカー」のサビの高音で感情を叩きつける迫力、「ヒューマノイド」の高速で駆け抜けて行く電子音とメロディが描く混迷の妙と心地よさ。
新しい楽曲が出るたびに、何度も期待を超えてきてくれた。

ミニアルバムにはこれらの楽曲が全て入っているわけだが、これ以外の楽曲がまた雰囲気が違うので興味深い。

「サターン」は君を想いながらも素直になれない感情を、「雲丹と栗」は日常を描いているように見えて、少し視線を変えて世界を見ている不器用さと可愛さが印象的で、最後の「君がいて水になる」は凛とした雰囲気があり、歌声の透明感が非常に耳に残る。

MVの公開されている3曲が感情を吐き出すような楽曲だったためどうしてもこの印象が強いが、他の曲を聴いて、また違った可能性があることを感じることができるだろう。

ずっと真夜中でいいのに。という無限の可能性がここから始まる。

ちなみに、下記リンクからそれぞれの楽曲が視聴できます。
秒針を噛む
ヒューマノイド
脳裏上のクラッカー
『正しい偽りからの起床』全曲ダイジェスト
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2018年11月25日

「まだ見ぬ世界を映しながら」 アンダーグラフ

今回はアンダーグラフの「まだ見ぬ世界を映しながら」を紹介します。
山形国際ムービーフェスティバルのテーマソング。

"埋もれるな才能よ やがて花は咲くだろう"

サビのこのフレーズがとても耳に残る。

真戸原さんが綴る詩には時々ドキッとするほど核心をついた言葉があるのだが、今回のもその一つで、応援の形に安直な言葉を選ばず、"才能"という誰しもが持っている部分に対し、"埋もれるな"と奮起させているのが非常に興味深い。

オーケストラの壮大なアレンジもこの楽曲の描く未来への広がりとリンクしていて、タイトルの通りまだ見ぬ世界への道が開けてくるような感覚を届けてくれる。

また、山形国際ムービーフェスティバルのテーマソングとして制作された曲ということもあってか、歌詞の中に"やまがた"という言葉が出てくるのもにくい演出。

アンダーグラフが贈る、夢を持つ人達への応援歌。
この想いを感じてみてほしい。

https://linkco.re/GncS5U3u

posted by micarosu at 21:43| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする