2019年02月03日

「THETA -never ending fantasy-」 TRIPLANE

今回はTRIPLANEの「THETA -never ending fantasy-」を紹介します。
TRIPLANEの8枚目のオリジナルアルバム。

再びTRIPLANEがメジャーの舞台へ。
移籍第一弾となる作品がこのアルバムだ。

今作は一味違う。
それは、先行でMVの公開されたリード曲「冬の街」を聴いたときからひしひしと感じていた。

TRIPLANEらしい冬のバラードナンバーなのだが、今までの優しいイメージも確かに感じつつも、今回のはドラマチックで力強さを感じさせてくれていたからだ。

その期待を胸に聴き始めたアルバムは、想像を超える作品になっていた。

聴いているとワクワクするような期待感。
気持ちを高ぶらせてくれるような高揚感。
更に洗練された魅せるアレンジと演奏。

でも決して揺るがない、根幹を支えるTRIPLANEらしさ。

それらが高次元で折り重なっている感じだ。

始まりの「アンセム」から「夜空の風になって」、「冬の街」の秀逸な流れ。
「シナリオ」の決意を込めたメッセージ。
「The garden -五稜星の夏-」のどこまでも広がっていくような壮大な爽快さ。

良さを挙げたらキリが無いのだが、作品の中でもかなり重要な役割を果たしている「モスキート」に注目したい。

デジタルな音が入った楽曲はアルバム「君に咲くうた」以降でたまに見られるようになったが、これは一つの完成形とも言える。

イントロのギターの洗練された陰の音色に電子音が加わることで生み出される不思議な異世界。
いびつな愛の形を描いた御伽噺のような詩の世界観もあり、アルバムのタイトルにもあるような"never ending fantasy"を感じさせてくれる。

この楽曲はTRIPLANEの中ではかなり珍しい部類の入るが、こういう楽曲があることで他の楽曲とのコントラストがより美しくなり、各楽曲の良さが更に引き立っているのが最高だ。

繰り返しになるが、今回のTRIPLANEは一味違う。
TRIPLANEが届ける新たなワクワクを感じてみてほしい。

ちなみに、こちらで「冬の街」のMVが視聴できます。

posted by micarosu at 22:41| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月27日

「STAY REMEMBER」 とけた電球

今回はとけた電球の「STAY REMEMBER」を紹介します。
とけた電球の1st.E.P.。

日常を叙情的かつドラマチックに描いた歌。

そんな彼らの魅力を決定付けるような一曲に出会った。
「覚えてないや」だ。

ただ漠然と君と過ごす日々に、このままじゃダメだとどこかで思っていながらも何もできないでいた。
描かれた端々の記憶から浮かび上がる情景には、葛藤と後悔が滲み出ている。

特に印象的なのが一呼吸置いてから歌われる最後の「覚えてないや」の一言。

少し考えて、本当は覚えていることもわかっている。
でも、あえてこの言葉にすることで、当時の記憶と今の心情の距離感を描いているのが巧みだ。

この"記憶"というのは実は今作全体でのキーワードでもある。

ただ、楽曲の雰囲気はそれぞれに全く違っていて、「新鮮な身体」では心地よいグルーヴ感を、「ロードムービー」では跳ねるようなキーボードの音色が軽快で爽快に聴かせてくれ、「日々のかけら」では繊細にしっとりと、「僕を忘れないでね」は希望を感じさせるような華やかな音色とメロディで最高の余韻を残していく。

最後まで聴くとまた始めから聴きたくなるのもこのE.P.作品の特徴。
楽曲の良さと日常感を描いた歌詞が、不思議とそうさせてくれる一枚だ。

ちなみに、こちらで「覚えてないや」のMVが視聴できます。

posted by micarosu at 21:39| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月20日

「遠い春」 スカート

今回はスカートの「遠い春」を紹介します。
スカートのメジャー1stシングル。

聴けば惹きこまれてしまう世界観。

素朴で懐かしくて、優しく温かい。
とても自然なのだけど、奥が深い。

それはまるで一枚の絵画が歌という色をつけて奏でられているような美しさだ。

その美しさを形成する要素は一つではない。

耳に残る自然なメロディライン。
シンプルさの中に奥深い心地良さを奏でる音色。

そして叙情的な歌詞を感情が滲み出るように歌い上げる声。

それらが丁寧に折り重なることにより、こんなにも美しい楽曲になっている。

一度でも聴けばその世界を感じることができるが、聴けば聴くほどに更に心に染み渡っていくような名曲でもある。

まずは一度聴いてその美しさを感じてみてほしい。

ちなみに、こちらで視聴できます。

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2019年01月13日

「ロマンスロス」 PERO

今回はPEROの「ロマンスロス」を紹介します。
PERO改名後初のフルアルバム。

PEROの名前を聞いたときは一瞬誰だろうと思ったけど、ペロペロしてやりたいわズ。が改名したと聞いて納得。

バンド名がわかりやすくなっただけかと思いきや、楽曲のキャッチーさがグッと増しているのがとても印象的だ。

その印象を決定付けたのが先行配信もされていた「スローモーション・ラブ」だろう。

イントロのギターの音色と跳ねるようなリズムの少し懐かしいダンスナンバー。

ダンスナンバーとはいえ、タイトルのスローモーションにリンクするようにテンポはゆっくり目。
メロまで明るめの曲調で進みながらも、サビではマイナー調になるというメロディとサウンドのコントラストが心地良く、一度聴けば耳から離れない楽曲になっている。

アルバムの一曲目からこれを聞かせてくれ、ここからキャッチーさ全開の「ステップ10」に行ったかと思えば、抱えた感情を吐露するように歌う「煙」のセンチメンタルなメロディと音色が聴き手の心を掴んでいく。

この後も様々な形で魅せてくれるのだが、「ココチヨイ温度」が中でも秀逸。

早いテンポで疾走感が表現としては当てはまるかなと思っていたのだが、歌詞の内容を聴いていると戻らない時間のフラッシュバックと焦燥感という表現のほうが合う気がする。

間にコーラスで盛り上げたり、最後の半音上がり、畳み掛けてくるサビの展開は何度聴いても最高だ。

全10曲。
キャッチーな楽曲の印象が強いが、感傷的な気持ちを奏でる音楽も心地良く、全体を通して色んな魅力を感じることができる一枚。

ちなみに、こちらで「スローモーション・ラブ」のMVが視聴できます。

posted by micarosu at 21:53| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月06日

「MI-POSITION」 大城美友

今回は大城美友さんの「MI-POSITION」を紹介します。
大城美友さんのデビューミニアルバム。

圧倒的な歌唱力。
真っ直ぐな歌声。

そのあまりの存在感に驚かされた。

MVも公開されている「オレンジバタフライ」はその最たるもので、力強くハスキーな歌声から響く言葉一つ一つが耳に残る。

不器用なりに羽ばたいて行こうと歌う姿は、始まりを告げるには申し分ないほどインパクトのある楽曲になっている。

ミニアルバム全体としては元気なイメージが強く、「一帆風順」や「飛べ!ヘイ!」の闘志を湧き立たせるような楽曲は歌声の力強さとも相まって、聞いているだけで元気がもらえるよう。

その一方で、「声が枯れるまで」のような哀愁漂う切ない楽曲があるのも興味深い。

デビューミニアルバムということもあり、今の彼女の魅力を詰め込んだ一枚。
まずは「オレンジバタフライ」の圧倒的存在感を感じてみてほしい。

ちなみに、下記リンクから視聴できます。

オレンジバタフライ
「MI-POSITION」全曲視聴

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