2017年01月15日

「孤独なユメ」 まり子

今回はまり子さんの「孤独なユメ」を紹介します。
まり子さんの2ndフルアルバム。

キーボードメインのアコースティックなサウンド。
普通ならそれらは優しい印象を与えると思うが、ここでは少し違う。

感情の起伏、主に陰や闇の感情が繊細に奏でられている。

もちろんその世界を形成する最たるものは歌詞だ。

一曲目の「タイムカプセル」からその片鱗が見え、素直になれなかった子供の頃の悩みや葛藤が描かれていて、聴いていると胸をしめつけられそうになる。

でも決して暗いだけの歌ではない。
そのとき言えなかった夢に向かって進もうとするメッセージがサビで力強く歌われていることで、より聴き手に寄り添うような楽曲になっている。

アルバムは全体的に近いテーマの楽曲が並んでいるが、それぞれに言葉だけでは語りきれない想いが歌声が伝わってくる。

中には「悲劇のヒロイン」のように悲痛な叫びを歌うものもあるが、「世界は真っ暗で空には満天の星」のように自分なりに理解しようとする姿を少しだけ軽快なメロディの中で力強く歌う姿や、「幸せのカタチ」のように自分を変えようとする姿に勇気をもらうこともできるだろう。

陰の感情というのは誰もが持っているもの。
それを赤裸々に描いたこの楽曲達は、きっと多くの人に心に寄り添えるものになると思う。

ちなみに、こちらで「タイムカプセル」が視聴できます。
(曲は2:56から。アルバムにはバラードVer.を収録。)

posted by micarosu at 22:01| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月08日

「ありがとうの時間」 久保ユリカ

今回は久保ユリカさんの「ありがとうの時間」を紹介します。
久保ユリカさんの3rdシングル。

"ありがとう"という言葉の優しさと温かさ。
それを自然と感じさせてくれる。

1st、2ndシングルはどちらかと言えば明るい印象を与えるものであったが、今回の3rdシングルはそれらと一線を画す楽曲となっている。

作詞作曲を担当しているのはスムルースの徳田憲司さん。
編曲もスムルースが担当していることもあり、イントロからスムルースらしい優しい世界観を聴かせてくれている。

でも決してそのままというわけではなく、久保ユリカさんが歌うからこそ活きる楽曲として成立していることが一つの聴きどころである。

特に楽曲の中で何度も繰り返される"ありがとう"のフレーズからは、言葉だけでは言い表せない奥に秘めた想いまでもが聴き手に届いてくる。

それは、彼女の飾りのない自然な歌声で響かせるからこそできたもの。

楽曲そのものの良さはもちろんのこと、歌声との相性がとにかく素晴らしい一曲。
この楽曲で"ありがとう"の大切さを感じてみて欲しい。

ちなみに、こちらでMVのshort Ver.が視聴できます。

posted by micarosu at 22:04| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月25日

「エミリー」 図鑑

今回は図鑑の「エミリー」を紹介します。
図鑑の4thアルバム。

「エミリー」という素晴らしい楽曲の存在。

シンプルなメロディと進行。
軽快な音色が演出する爽やかさ。

でも歌詞には、大切な人を失って気づいた悲しみと後悔が描かれている。

綴られた言葉だけを見ると悲しくなってしまうのだが、音色の優しさと温かさがその悲しみを受け止めつつ、前へ前へと押し出してくれるような楽曲になっている。

このバランスが非常に心地良く、聴くたびに静かに心が揺さぶられてしまう。

これだけの楽曲が1曲目にあると、他の曲が負けてしまうのではないかとも懸念したが、全くそんなことは無かった。

イントロから気になって仕方がないくらいインパクトがある「インスタントグルーヴ」のような皮肉をエネルギーに変えるような格好良い楽曲、「shine」のような少しふわっとした雰囲気を味わえる楽曲の心地良さ、「言葉」というタイトルの通り、言葉で伝えることがなかなかできない想いを染み入るように聴かせる楽曲もまた良い。

このアルバムは色んな人に聴いてもらいたい。
まずは「エミリー」を聴いて、その良さを感じてみて欲しい。

ちなみに、こちらで「エミリー」が視聴できます。


posted by micarosu at 21:51| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月18日

「アスナロウ」 Aqua Timez

今回はAqua Timezの「アスナロウ」を紹介します。
Aqua Timezの7thアルバム。

「12月のひまわり」のシングルを聴いたとき、いつもと違う感じがした。

Aqua Timezの集大成とも言える様なバラードナンバーだったのだが、それと同時にいつも以上に音色と言葉が響いてくることに気づいたのだ。

Aqua Timezが大きく進化しようとしている。
そう感じた思いがそのまま表れたのが今作「アスナロウ」だ。

一曲目の「アスナロウ」からもう既に飛びぬけている。

大地に響くような骨太の音色。
抑揚を持たせることでそれぞれの音色を引き立てるアレンジ。
現状を冷静に分析しつつ、これからへ向けて自らを鼓舞するようなメッセージ。
そして、サビの圧倒的な破壊力。

これまで19枚のシングル、6枚のアルバム、2枚のミニアルバムをリリースしているわけだが、その今までに無いまた新しい一面をここで聴けるとは思わなかった。

同時にこのアルバムが名盤だと確信した。

シングル曲のクオリティはもちろんだが、全編語りで歌われる「冬空」、民族音楽が印象に残る軽快な「ソリに乗って」、言葉の使い方響き方が頭から離れない「Dub Duddy〜ライブ前日に見た夢〜」、ほぼアコギ一本で歌う静かな「Pascal」など、次々から次へと違う表情見せつつ、それぞれの楽曲に明確な意思を感じさせるているのが素晴らしい。

デビューから10年を過ぎ、いよいよAqua Timezが新たなステージへと進もうとしている。
その意思と意味を感じずにいられない名盤。

ちなみに、下記リンクからそれぞれの楽曲が視聴できます。
「アスナロウ」
「アスナロウ」30秒SPOT

posted by micarosu at 22:14| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月11日

「さしすせそズ」 さしすせそズ

今回はさしすせそズの「さしすせそズ」を紹介します。
さしすせそズの1stミニアルバム。

メロディと言葉がとにかく耳に残る。

キャッチーという言葉がしっくりくるのだが、彼らの魅力をその言葉だけで語ってしまうのはちょっともったいない。

例えば「終電ノーサンキュー」。
イントロのギターの音色が格好良いのだが、それ以上に印象的なのは言葉の響き方。

聴いているとこのメロディにはこの言葉響きが欲しいという思いが湧いてくるのだが、その思いを見事に汲んだ様な音と言葉が繰り出させれて来る。
これはセンスと一言で言ってしまっても良いかもしれないが、非常に巧みだと思う。

巧みという点においては、演奏力とアレンジ力という点も注目したい。

キャッチーさは少し間違えるとと安っぽくなる可能性もあるのだが、彼らおいては全くそういったことはない。
イントロや間奏で見せるギターソロやキャッチーさを引き立てるようなアレンジが見事で、ただの聴きやすさではなく一つの音楽として完成度の高いものに仕上がっている。

またライブ感があるのもこのアルバムの一つの魅力。

特に「どす恋物語〜あなたの笑顔にごっつぁんです〜」から「チリ〜南アメリカの細長い国〜」への流れは、どこで曲が変わったのかわからないくらい間髪いれずに次へ移っていく。
こういうのを聴いてしまうとライブでも聴いてみたいと思わせてくれるから面白い。

そして最後には「クリスマスイヴが終わる頃に」というメロディがきれいなバラード曲が待っているという、最後の最後まで飽きが来ないどころか充実すぎる一枚になっている。

さしすせそズ。
その名を知らしめるには申し分ないミニアルバムだ。

ちなみに、下記リンクからそれぞれの楽曲が視聴できます。
「どす恋物語〜あなたの笑顔にごっつぁんです〜」
「Oh!Yeah!!騒動」
「クリスマスイヴが終わる頃に」
全曲視聴動画

posted by micarosu at 22:14| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする