2019年01月13日

「ロマンスロス」 PERO

今回はPEROの「ロマンスロス」を紹介します。
PERO改名後初のフルアルバム。

PEROの名前を聞いたときは一瞬誰だろうと思ったけど、ペロペロしてやりたいわズ。が改名したと聞いて納得。

バンド名がわかりやすくなっただけかと思いきや、楽曲のキャッチーさがグッと増しているのがとても印象的だ。

その印象を決定付けたのが先行配信もされていた「スローモーション・ラブ」だろう。

イントロのギターの音色と跳ねるようなリズムの少し懐かしいダンスナンバー。

ダンスナンバーとはいえ、タイトルのスローモーションにリンクするようにテンポはゆっくり目。
メロまで明るめの曲調で進みながらも、サビではマイナー調になるというメロディとサウンドのコントラストが心地良く、一度聴けば耳から離れない楽曲になっている。

アルバムの一曲目からこれを聞かせてくれ、ここからキャッチーさ全開の「ステップ10」に行ったかと思えば、抱えた感情を吐露するように歌う「煙」のセンチメンタルなメロディと音色が聴き手の心を掴んでいく。

この後も様々な形で魅せてくれるのだが、「ココチヨイ温度」が中でも秀逸。

早いテンポで疾走感が表現としては当てはまるかなと思っていたのだが、歌詞の内容を聴いていると戻らない時間のフラッシュバックと焦燥感という表現のほうが合う気がする。

間にコーラスで盛り上げたり、最後の半音上がり、畳み掛けてくるサビの展開は何度聴いても最高だ。

全10曲。
キャッチーな楽曲の印象が強いが、感傷的な気持ちを奏でる音楽も心地良く、全体を通して色んな魅力を感じることができる一枚。

ちなみに、こちらで「スローモーション・ラブ」のMVが視聴できます。

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2019年01月06日

「MI-POSITION」 大城美友

今回は大城美友さんの「MI-POSITION」を紹介します。
大城美友さんのデビューミニアルバム。

圧倒的な歌唱力。
真っ直ぐな歌声。

そのあまりの存在感に驚かされた。

MVも公開されている「オレンジバタフライ」はその最たるもので、力強くハスキーな歌声から響く言葉一つ一つが耳に残る。

不器用なりに羽ばたいて行こうと歌う姿は、始まりを告げるには申し分ないほどインパクトのある楽曲になっている。

ミニアルバム全体としては元気なイメージが強く、「一帆風順」や「飛べ!ヘイ!」の闘志を湧き立たせるような楽曲は歌声の力強さとも相まって、聞いているだけで元気がもらえるよう。

その一方で、「声が枯れるまで」のような哀愁漂う切ない楽曲があるのも興味深い。

デビューミニアルバムということもあり、今の彼女の魅力を詰め込んだ一枚。
まずは「オレンジバタフライ」の圧倒的存在感を感じてみてほしい。

ちなみに、下記リンクから視聴できます。

オレンジバタフライ
「MI-POSITION」全曲視聴

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2018年12月23日

「BLOWING」 あーた

今回はあーたさんの「BLOWING」を紹介します。
あーたさんの1stフルアルバム。

圧倒的なポップさ。
アルバムを聴いたら間違いなくそれを感じるだろう。

ただリード曲であり1曲目に収録されている「Airport」を聴いたときは少し印象が違った。

優しく柔らかい楽曲で心地良い感じがあるのだが、その言葉と空気感が生み出す世界観には現実感と空想感が混ざり合っていて、聴いているうちに思わず惹きこまれてしまう楽曲だった。

アルバムもこの感じの雰囲気かと思っていたのだが、2曲目「サマーラヴァーズ」で一気にポップ感が増して、良い意味で期待を裏切られた感じだ。

そこからはポップナンバーのオンパレード。

イントロからちょっと懐かしい爽快感を広げていく「ソーダ水」、シティポップな雰囲気で心地良い音空間を聴かせる「ミルク」などはその最たるものだ。

バラード系の楽曲も非常にメロディの良さが際立っていて、「各駅停車」で聴かせる情景を浮かび上がらせる叙情感に、「スノードーム」のように真っ直ぐに想いを届けるように歌い上げる楽曲も一度聴けばその魅力に酔いしれてしまうほど。

またジャンルに捕らわれないという点では、最後の「Blowing」は外せない。

歌いだしからラップを披露していて驚いたが、形は違えどあーたさんが持つポップさは全開で、この流れからのサビの抑揚感は最高の一言。

あーたさんが描く様々なポップの形。
きっと好きになる一曲がここにはある。

ちなみに、下記リンクから視聴できます。
Airport
「BLOWING」全曲視聴トレーラー

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2018年12月16日

「17才」 ハルカトミユキ

今回はハルカトミユキの「17才」を紹介します。
アニメ『色づく世界の明日から』オープニングテーマ。

17才。
それは青春真っ只中の年齢。

とはいえ、みんながみんな輝いた青春を送っているわけではない。
孤独感だったり虚無感だったり、きっと色んなものを抱えている。

そんな色の無い世界をメロの部分で描きながら、サビで一気に世界が開け、色彩が広がっていく。

このサビは希望という光。
でも、必ず輝きがあるという直接的なメッセージではなく、輝きを見逃さないように走っていけば、その世界に色があることに気づくだろうという後押し。

そのメッセージがとても優しく、でも確実に心に響いてくる。

もちろんこれは綴られた詩による部分もあるが、メロとサビのメロディと音色のコントラストが美しく、サビの煌きがより輝いて聴こえることも非常に大きな役割をしている。

この世界が開いて色が着くような感覚というのは、オープニングテーマとなっている『色づく世界の明日から』の世界観と見事に合っているのだが、アニメを観ていなくてもこの世界観の素晴らしさを感じることができると思う。

この感覚、一度味わってみてほしい。

ちなみに、こちらで視聴できます。

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2018年12月09日

「ハバタキ」 セットラウンドリー

今回はセットラウンドリーの「ハバタキ」を紹介します。
セットラウンドリーの4thミニアルバム。

日常の中にあるドラマと優しい旋律。
それがとても印象に残る。

中でもリードナンバーでもある「メリー」の良さだ。

ここには"メリー"を巡る一つの儚い物語が綴られている。

拾ってきたムクドリの雛に"メリー"と名付けるところから始まる。
彼女とメリーと楽しい日々を過ごしていたものの、やがて彼女が去り、メリーも飛び立っていった。

どこかで納得しているものの、心の奥底に隠した後悔と寂しさが"メリー"と歌う声から滲み出るように伝わってくる。

"メリー"という一つの言葉で、ここまで心情を伝えられる曲はなかなか無い。
歌声やコーラスはもちろんだが、メロディの展開やサウンドの盛り上がりの面でも、この"メリー"を最高に引き立てているのが素晴らしい。

他の楽曲で描かれているドラマもとても親しみがあり、スッと耳に入ってくるのだが、ボーナストラックに入っている楽曲が特にリアリティと叙情感があって、思わず聴き入ってしまう。

こちらも第2のリード曲とも言える名曲。

ミニアルバムの中で光る名曲を数々聴かせてくれるセットラウンドリー。
ここから更なる「ハバタキ」を見せるための重要な一枚。

ちなみに、下記リンクから「メリー」とトレーラーが視聴できます。
メリー
「ハバタキ」トレーラー

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