2018年01月14日

「behind」 夏目美緒(CV.礒部花凜)、森川葉月(CV.芳野由奈)、小宮恵那(CV.Lynn)

今回は夏目美緒(CV.礒部花凜)、森川葉月(CV.芳野由奈)、小宮恵那(CV.Lynn)の「behind」を紹介します。
アニメ『Just Because!』エンディングテーマ。

冬の寒さを感じるような張り詰めた空気感。
そこに描かれているのは、感情の揺れ動きともどかしさ。

三人それぞれの想い。
そして、交錯する想い。

近づきたいのに近づくことで崩れる関係に臆病になっている姿と、それでも近づきたいと願う姿を、三人の歌声の掛け合いで響かせているのが印象的。

時には一人、時には三人。
それらを組み合わせることで、それぞれの想いと距離感を自然と感じることができるだろう。

この距離感については、タイトルからも少し読み取れる。

"behind"という言葉は主に副詞、前置詞として使われるため、単体では成り立たない。
必ずその対象となる相手が必要という点にも、この距離感を描いているのだとしたらなんとも興味深い。

また、それぞのれ想いの"強さ"も歌声から是非感じてみて欲しい。
最初はどこか坦々と歌っている印象だが、徐々に歌声の感情に熱がこもっていって、最後のサビでは溢れるほどの想いを声に乗せて響かせている。

楽曲はもちろんのこと、この三人の歌声の掛け合いが非常に心地良い名曲。
キャラソンという先入観無しに一度聴いてみて欲しい。

ちなみに、下記amazonの商品ページから視聴できます。

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2018年01月07日

「Awaken the power」 Saint Aqours Snow

今回はSaint Aqours Snowの「Awaken the power」を紹介します。
アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』2期9話挿入歌。

「Awaken the power」=力を目覚めさせる。
そのタイトル通りの応援歌。

応援歌にも様々なタイプがあるが、この楽曲は一緒に寄り添って一歩を後押しするような応援歌だ。

ただ、歌の始まりは静かに。
悩み立ち止まった姿をここで描き、そこから徐々に歌の中で希望という名の光を灯しながら次の場所へ向かうための勇気を沸き起こしてくれる。

特にサビでの盛り上がりと真っ直ぐな言葉の熱さに心を打たれるだろう。

また、曲の終わりが非常に興味深い。
最後のサビで盛り上がった後にゆっくりとしたテンポへと変わるのだ。

高まった想いを整理して、もう一度自分に問いかける。
そこで自分の中の勇気という力に気づき、新しい世界へと歩き始めようとする姿で終わることで、心の奥で沸々と沸きあがるような熱い気持ちを余韻で残してくれる。

熱いまま終わるのも非常に良いが、こういう終わり方も非常に心地良い。

興味深いといえばサビのコールも注目したい。
「ハイ!ハイ!ハイ!」のコールに聴き覚えがある人もあるのではないだろうか。

どことなくμ'sの「No brand girls」を彷彿とさせるのだが、作曲者を見ると同じく河田貴央さん。
この辺りの繋がりが楽しめるのもこの楽曲の面白いところだ。

また、このCDには「Awaken the power」の他に、Saint Snowが歌う「CRASH MIND」と「DROPOUT!?」が収めれているのだが、こちらも素晴らしい。

「CRASH MIND」はハロウィンのような不気味さとおとぎ話感を持ったロック調の楽曲で、格好良さとともに世界観に吸い込まれそうになる。

「DROPOUT!?」はメタル調で力強く駆け抜けていくナンバー。
この楽曲も格好良さが前面に出ているのだが、それを凌駕するほどにサビのメロディの美しさが強く印象に残る。

このサビは希望。
闇の中で出口を求めて彷徨いながらも、ここを抜け出そうと綴った力強い想いが一筋の光のように胸に刺さる。

Saint Aqours Snowのシングルではあるが、Saint Snowのシングルと捉えても申し分ないほどの充実のカップリング内容。
十二分に楽しめる一枚だ。

ちなみに、こちらで視聴できます。


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2017年12月24日

「CLOCK」 BOYS END SWING GIRL

今回はBOYS END SWING GIRLの「CLOCK」を紹介します。
BOYS END SWING GIRLの3rdミニアルバム。

聴かせる。
そして、惹きこませる。

前作も素晴らしいと思ったが、今回はそれを軽く超えてきた。

リードナンバー「リレイズ」からそれを感じさせる。

疾走感がありながらメロディアスに感じさせる哀愁。
この哀愁は自分の中で抱えていた迷い、疾走感はそれを払拭しようとする決意。

それらが歌となって響き渡ることで、想像を超える熱さと強さを感じさせてくれる。
そのあまりの素晴らしさに鳥肌が立ったくらいだ。

配信でリリースされていた「ストライド」もアルバムの中では聴き逃せない。

「リレイズ」と近いテーマだが、ここまで歩いてきた道が間違っていないか不安になって立ち止まりそうになっても、まだ諦められないと必死に歩みを進めようという感情が滲み出るような静かで熱い楽曲。

メロディも繊細で、聴いていると綴られた思いがすっと心に入ってくるようで、自然と頑張ろうという気持ちにさせてくれる。
歌詞を一度も繰り返していないことからも、この楽曲に詰めに詰め込んだ熱い想いが伝わるだろう。

この2曲だけでも十分過ぎるないようだが、こんなものでは終わらせないのが彼らだ。

「ひだまりのきみに」の丁寧に綴られた詩とメロディに癒させるし、「誰も知らない」の混沌とした世界観を焦燥感を持ったスピードで静かに駆け抜けていく楽曲では、巧みな演奏と構成で聴く人の心を掴んで離さない。

あまりの充実の内容に時が経つのを忘れてしまうほど聴き惚れてしまう。
間違いなく最高傑作と言える一枚だ。

ちなみに、こちらで「リレイズ」が視聴できます。

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2017年12月17日

「1/4802のすべて」 TRIPLANE

今回はTRIPLANEの「1/4802のすべて」を紹介します。
TRIPLANEの7枚目のオリジナルアルバム。

メジャーからインディーズへ。
自主レーベルを立ち上げ新たな始まりを告げるTRIPLANEのニューアルバム。

タイトルにある"4802"とはデビューから本作のリリースまでの日数。
「1/4802のすべて」とは、4802日間の全てを振り返りつつ、そこで得たものを詰め込んだという意味だ。

それだけでも名作になる予感しかないわけだが、実際に聴いてみてそれは確信に変わった。

アルバムは「はじまりのうた」から始まる。

デビューから13年経った今歌う"始まり"。
それはイントロから大自然を感じるような壮大さを醸し出す。

そこから少しずつ音を重ねあうことで、少しずつ輝きを見せる景色。
その景色にはこれまで歩んだ道を振り返りつつも、これから進む道への希望が映る。

この曲が最初にあることで、TRIPLANEがまた新たな一歩を踏み出そうとしていることが伝わってくるのと同時に、彼らの歌への姿勢は変わらないということまで伝わってくる。

そう、実にいつも通りなのだ。
いつも通りメロディが素晴らしく、歌詞が優しくて、卓越した演奏で聴かせてくれる。

「bridge」のような広がりのある爽快さ、「アンブレラガール」のような突き抜ける疾走感。
「Evergreen」のようなちょっと攻撃的なサウンドと歌詞でありながらキャッチーに聴かせるセンス。

真骨頂とも言える「サクラのキセツ」のようなピアノの音色を聴かせる繊細なバラードは、何度聴いてもグッと来る。

TRIPLANEの集大成。
そしてここから始まるTRIPLANEの歴史のページを聴いてみてほしい。

ちなみに、こちらで「サクラのキセツ」が視聴できます。

posted by micarosu at 22:37| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月11日

「sol」 homme

今回はhommeの「sol」を紹介します。
hommeのミニアルバム。

homme史上最高傑作。
発売前からこの言葉を目にしていたが、その言葉に嘘偽りは無かった。

前作「luna」と対になる今作。
アコギがメインの落ち着いた作品だった前作に対し、今作はバンドサウンドが前面に出た力強い輝きを感じさせてくれる。

まずは「君太陽」だ。

曲の始まりは落ち着いた雰囲気。
これはまさに太陽が今から昇り始める様を示しているよう。

徐々に音が重なりあい、サビでキラリと晴れる展開。
そして、耳なじみの良い流れるようなメロディと秋山さんの優しい歌声で、心地良さだけを残していく爽やかな一曲だ。

続く「365」では、この爽やかさが更に増す。

そしてこの曲はなんといっても歌詞が印象的で、「愛しい」や「ありがとう」といった真っ直ぐな言葉を言わなくなってしまっていることに気づき、大切は言葉はちゃんと伝えようという想いが溢れている。

それをこんな爽やかな曲調で真っ直ぐに歌われたら心を奪われずにはいられない。

ここまで爽やかさを保ってきたが、午後を迎えた「アフタヌーンティースプーン」では違った顔の覗かせる。

イントロから陰を感じさせるギターの音色を響かせたかと思えば、不穏な現状を示す言葉次々と襲い掛かる。
その言葉から良いことばかりではないさという風にも捉えられるが、運命を掴むのは自分次第という力強いメッセージを奥に秘めているように感じる。

ダークでありながら光を感じるという非常に興味深く、一度聴くと虜になってしまうような楽曲。
アウトロも非常に格好良く巧みに聴かせてくれるので、最後の最後まで楽しませてくれる。

「mother」はピアノと歌のみで構成されるシンプルな一曲。
そのシンプルさ故に、母へ贈る言葉が染みるように伝わる温かさがとても愛おしい。

そして最後は「グッバイtoday」。
昇った太陽が沈み、明日へ向かう想いを綴った名曲中の名曲。

初めて聴いたとき、どこか懐かしさのようなものを感じた。
それは何年代の曲というような具体的な懐かしさではなく、誰の心にも潜んでいる心のふるさとのような懐かしさ。

良い日だったらまた明日も良い日であることを願い、悪い日であれば明日は良い日になるように願う。
そんな当たり前の日常。

それを素朴な言葉で綴っていることで、どんな人にも寄り添うことができる歌になっている。

もちろんそれは言葉だけによるものではない。
優しいメロディと歌声、そして印象的に繰り返される"グッバイtoday ハローtomorrow"のフレーズがあるからこそ、耳に残り、心に残る歌になっているのだ。

また、この曲はアウトロも非常に素晴らしく、一度柔らかな音色を聴かせて落ち着くと思わせながら、ギターが語るように入り、重ねるようにコーラスも入れてくることで、余韻に力強いインパクトを残してくれる。

アルバムの最後にこれだけの楽曲が入っていることで、アルバム全体としての印象が更に増す。
こんなに力強さを感じつつ、心地良く聴かせるアルバムは他にはなかなか無い。

homme史上最高傑作。
それと同時にJ-POP史上に残る大名盤だ。

ちなみに、下記リンクから視聴できます。
「sol」trailer映像
「365」MV

補足。
本作は流通盤でなく、hommeライブ会場物販/homme ONLINESHOP/山陰各CDショップでのみ購入できます。
posted by micarosu at 21:52| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする