2019年11月17日

「Coming To Your Mind」 FEED BACK CYCLONE

今回はFEED BACK CYCLONEの「Coming To Your Mind」を紹介します。
FEED BACK CYCLONEの1stミニアルバム。

「Landy」
この楽曲が本当に好きだ。

格好良さとともに感じさせる懐かしさや素朴さ。
そこに壮大さも兼ね揃えているのが魅力的な楽曲。

音楽のジャンルとしては、Oasisを彷彿とさせるような90年代UKロック。
国内で言えば、くるりやGRAPEVINEにも繋がる感じだろうか。

ただ彼らが凄いのは、ここに情景を映し出すことだと思う。

詩に綴られた言葉には一部の場面しか描かれてはいないのだが、歪んだ音と、素朴な歌声、そしてサビで繰り返される"Landy"の言葉。

それらが絡み合うことで見えてくる世界。
いや、感情と言ったほうが良いか。

それがとても切なく、愛おしい。

最後のサビからアウトロへの余韻の残し方も最高だ。

「Landy」の話ばかりをしているが、ミニアルバムの中では前半の「Vow To Beer」、「Rolling in The Sun」、そして「Landy」までがこれに近い印象を持っている。

後半の2曲「Waves & Sunset」、「Coming To Your Mind」も基本的には変わらないのだが、少し跳ねるようなリズムで、音色は少し軽やかだ。

前半の浸るような楽曲から、この後半の軽やかな楽曲の流れは、ミニアルバムを聴き終えたときの余韻の残し方としても非常に心地よい。

まずは一度「Landy」を聴いてみてほしい。
その良さが伝わったのなら、このミニアルバムにも手を伸ばしてみてほしい。

間違いなく満足できる一枚になっているので。

ちなみに、下記リンクからそれぞれの楽曲が視聴できます。

Landy
Vow To Beer
“Coming To Your Mind”ティーザー映像
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2019年11月10日

「バタフライ」 鶴

今回はの「バタフライ」を紹介します。
鶴のE.P第3弾。

静かで落ち着いた曲。
聴き始めたときの感想はそれだった。

アコギと歌のみで進行する1番のメロ。
途中から徐々に音が重なり、サビでは一気に視界が開けるように弾ける。

♪遠回りしたって近づいているんだ

この言葉を聴いたとき、この曲に溢れる圧倒的な熱量を感じずにはいられなかった。

鶴がこういうタイプの曲を表題曲に持ってくるのはかなり珍しいと思っていたのだが、奥に秘めたものは鶴らしさ全開であるし、こんな静かな曲でもこれだけ熱くさせられるのは、あえて茨の道を進んできた彼らの過去と今があるからだとも感じた。

ちなみに、この"バタフライ"というのは、バタフライ・エフェクト(バタフライ効果)のことだろう。

鶴が音楽の形で起こした小さな風が、やがて多くの人の耳と心に響いていくこを信じてやまない。

ちなみに、こちらで視聴できます。

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2019年11月03日

「一匹狼」 湯木慧

今回は湯木慧さんの「一匹狼」を紹介します。
湯木慧さんのメジャーセカンドシングル。

不穏。

歌声とアコギの音の始まりから、その独特の空気感に惹き込まれる。

張り詰めた空気。
歌声にこめられた緊迫感。
そこから見える世界の闇と信念。

何も出来ずに過ごしていく日々への焦燥感を抱きつつ、そこに立ち向かうために"僕はただ、唄う。"と強い決意を響かせているのが特に印象的だ。
これは単純に捉えると勇気なのだが、不安への裏返しとも捉えられる。

言葉では強さを示しつつ、その奥で抱えた不安を払拭するために孤高で強くあろうという姿を見せる。
そんな真っ直ぐだけど裏にある抱えた想いまでもが見えてくるのが、この歌の何よりも強い力だろう。

孤高の歌い手、一匹狼の想い。
その強さに、惹きこまれてみて欲しい。

ちなみに、こちらで視聴できます。

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2019年10月27日

「Core Elements〜あの日の約束〜」

今回はナナカラットの「Core Elements〜あの日の約束〜」を紹介します。

ナナカラットの集大成。
それを感じずにはいられなかった。

タイトル曲でもある「CoreElements〜あの日の約束〜」が、その始まりを告げる。

力強いドラムの音が響き、畳み掛けるように音が共鳴し合うイントロ。
一度音が静かになり、Asamiさんの歌声がパーッと光が当たったかと思えば、そこから駆け抜けていくリズムとメロディが聴き手を一気に惹きこんでいく。

サビの盛り上がり方は、これぞナナカラットと言いたくなるほど、らしさが出た展開だ。

楽曲単位の展開、曲の作りこみはもちろんだが、ここから「宇宙のカケラ」、「シャッターチャンス-僕の特権-」への流れはアルバムの中でも特に秀逸。

メロディアスで壮大。
でもとても繊細な歌。

そんな3曲を聴かされたら、最後まで耳を離すことなんてできない。

また、ナナカラットと言えば朗読のイメージも強いと思う。
「私の中のホントのワタシ」の会話のような感じや、「誘凪-イザナギ-」の歌声に重ねて同じ言葉を朗読するなど、今作でもそこは健在だ。

進化を続けながらも、今までの集大成であり、まるでベストアルバムのようにナナカラットの魅力が凝縮された一枚。

ナナカラットを知っている人も初めて知った人も、間違いなく満足できるアルバムだ。

ちなみに、こちらから「CoreElements〜あの日の約束〜」が視聴できます。

posted by micarosu at 22:02| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月20日

「もうすぐ夏が終わる」 浜端ヨウヘイ

今回は浜端ヨウヘイさんの「もうすぐ夏が終わる」を紹介します。
浜端ヨウヘイさんのメジャー2ndシングル。

"もうすぐ夏が終わる"
繰り返されるその言葉。

直接的な表現ではあるものの、聴いているとどこか曖昧な言葉に聴こえる。
主観的にも聴こえるし、客観的なようでもある。

そして、サビの終わりには"夏が終わるのでしょう"と同じような言葉が並んでいることも、この楽曲の不思議な雰囲気を演出している。

叙情的な音色。
感情が滲み出るような素朴で渋い歌声。

これだけでも切ない楽曲なのだが、そこに乗る言葉には輪廻のように命が繰り返すという尊さが描かれていることで、非常に神秘的な楽曲になっている。

本人の歌声があるからこそできることだが、プロデュースした寺岡呼人さんのセンスが光る楽曲でもある。

どこか懐かしく温かい。
原風景を思い出させてくれるような、日本の心を感じる名曲だ。

ちなみに、こちらで視聴できます。

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