2018年02月18日

「ふゆびより」 佐々木恵梨

今回は佐々木恵梨さんの「ふゆびより」を紹介します。
アニメ『ゆるキャン△』エンディングテーマ。

澄んだ空気に響き渡る音色と歌声。

イントロのアコギのフレーズから思わず耳を傾けてしまうのだが、そこに続く透明感のある歌声に、冬の寒さと澄んだ空気を感じさせる音空間が広がっていくことで、歌に描かれた情景が自然と目に浮かんでくる。

白い息、広がる星空、流れる光。
焚き火を囲んで他愛も無い話をして、眠って起きて、迎えた朝日を眺める。

ここに広がるのはそんなゆるやかな時間。

それはとても楽しく温かく、愛おしい。
一つの歌を聴いてこんな時間を堪能できるのは、なんとも贅沢だ。

もちろんそれは詩やメロディによるものが大きいが、2番のサビ後の口笛やコーラスが生み出す優しさや、綴られた詩に合わせて音色に抑揚をつけていたりなど、細かな構成で聴かせている部分も大きい。

冬というと寒くて嫌だという人も多いと思う。
でもそんな冬の日は、心から温めてくれるようなこんな楽曲を聴いてみるのはいかがだろう。

ちなみに、こちらで視聴できます。

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2018年02月11日

「the Sun」 Brian the Sun

今回はBrian the Sunの「the Sun」を紹介します。
Brian the Sunのメジャー2ndアルバム。

ミニアルバム「SUNNY SIDE UP」、シングル「カフネ」と、リリースを重ねるごとに聴かせ方が変わってきていた彼ら。

今作はそれが特に振り切れたものになっている。
ポップの方向にである。

一曲目の「The World」を聴いた瞬間から感じたのはシンプルな良さだ。
この良さというのは、メロディの馴染みやすさやサウンドの心地良さ、わかりやすい言葉とそれを響かせる歌声。

特定の人では無く、多くの人へ向けて良い音楽を聴いてもらいたいという想いがひしひしと伝わってくる。

ここから「Sunny side up from your heaven's kitchen」、「ポラリス」、「カフネ」、「Sunny side up」の流れは、上記のシンプルな良さを少しずつ形を変えながら聴かせてくれるので、一度聴き始めたら耳を離そうとは思えないほど秀逸なものだ。

「boys」で一度趣向を変え、攻撃的なリズムと音色を掻き鳴らせるが、激しさの中に確かに光るキャッチーさが聴く者を離そうとしない。

後半も素晴らしいのだが、「ねこの居る風景」からの3曲は特に。

ミニアルバム「SUNNY SIDE UP」ではハーモニカを取り入れるなど柔らかい印象だったが、今回アルバムバージョンで陰を魅せるサウンドで深みのある世界を聴かせてくれる。

この深くなった世界を「Winter Train」の軽やかな疾走感が融和し、「the Sun」の雄大さがアルバムに心地良い余韻を残していく。

ロックバンドである彼らがここまで明確にポップを歌うのは珍しい。
でも何故だろう、違和感はあまり無く、Brian the Sunが持つ魅力の一部に特化しているだけなのだなと感じる。

初めての人は是非この一枚を聴いてみて欲しい。
もしこれが好きになったら是非前の作品も聴いてみて欲しい。

そうこれは、Brian the Sunの"きっかけ"の一枚。

この歌が、きみを照らしますように。

ちなみに、the SunでアルバムのMVが視聴できます。

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2018年02月04日

「WATER BLUE NEW WORLD/WONDERFUL STORIES」 Aqours

今回はAqoursの「WATER BLUE NEW WORLD/WONDERFUL STORIES」を紹介します。
アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』2期12話、13話挿入歌。

この楽曲の中にはどれだけの感情が渦巻いているのだろう。

アニメ本編においては、ラブライブの決勝で歌われたこの曲。

決勝という緊張感
勝てるかどうかという焦燥感

そういった負の感情が垣間見えるのだが、それ以上に

ここまでやってきたことへの自信
今を最高に輝かせようという熱意
最後まで足掻きつつけようとする挑戦心
そして、ここからミライを作っていこうという決意

が感じられる。

もちろんそれは歌詞という形で言葉になっている部分も大きいのだが、張り詰めた空気を漂わせる音色の空気感や、繊細さを醸しだすメロから真っ直ぐに突き抜けるサビへの展開からも伝わってくる。

特にこのサビとラストは圧巻だ。

メロではパート構成があるのだが、サビではほぼ全編を通して全員で歌い上げている。
それにより、それまで一本一本の細い糸だったものが、一つの光とも言うべき輝きと力強さを持った歌声で迫ってくることで、他のどんな曲よりも綴られた想いが真っ直ぐに突き刺さってくる。

これは"ココロに刻むんだ この瞬間のことを"からのラストも同様というよりそれ以上で、最後の最後まで曲に込めた想いの強さを感じることが出来る。

ラブライブの決勝曲というと、アニメ『ラブライブ!』のμ's「KiRa-KiRa Sensation!」が思い出されるのだが、あのように今までを積み重ねた集大成のような曲ではなく、最後まで足掻くことで攻めの姿勢を貫いた曲となったことは印象深いと同時に、忘れらない一曲になったことは間違いない。

集大成に関しては両A面の「WONDERFUL STORIES」がまさにそこにあたる。

歌い始めから感じるエンドロール感。
弾むようなリズム、耳なじみの良いメロディに伸びやかな歌声と、「WATER BLUE NEW WORLD」と違い軽やかで肩の力が抜けた歌を聴くことが出来る。

アニメ挿入歌なので本編を見ていない人はなかなか耳にする機会が無いかもしれないが、単純に楽曲として素晴らしいものなので、偏見を持たずに一度聴いてみてほしい。

ちなみに、下記リンクから視聴できます。
WATER BLUE NEW WORLD
WONDERFUL STORIES

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2018年01月28日

「will」 荒井岳史

今回は荒井岳史さんの「will」を紹介します。
荒井岳史さんの3rdフルアルバム。

どことなく漂う懐かしい空気。

それもそのはず。
荒井さんのルーツでもある80年代のポップを前面に押し出した作品になっているからだ。

初めの「リメンバー・ミー」からそれは全開で、夏の暑さを吹き飛ばすようなドライブ感からは爽やかさはもちろんのこと、懐かしさも一緒に感じることが出来る。

全体を通してポップではあるものの、形はこのようなストレートなものだけでなく、「ミステリアス・ガール」のようなシンセを使用したディスコナンバーであったり、「Woder Magic」のゴダイゴを彷彿とさせるような独特なリズム感、「夢から醒めない」のグルーブ感と様々な形で懐かしいポップを聴かせてくれる。

でもやはり、「希望」のストレートな楽曲の秀逸さが光る。

爽やかな音色に疾走感。
これだけでも素晴らしいのだが、そこにメロディの進行とグルーブ感が加わることで、もはや夢見心地と言って良いくらいの心地良さを与えてくれる。

こういう楽曲がしっかり芯にあるからこそ、違うタイプのポップさも違和感なく聴くことができ、結果としてアルバム全体としても非常に完成度と満足度の高い作品に仕上がっている。

純粋にポップで純粋に良い音楽。
the band apartではなく、ソロ荒井岳史さんだからできる音楽の一つの最高傑作と言うべき素晴らしき名盤。

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2018年01月21日

「快速流れ星」 結花乃

今回は結花乃さんの「快速流れ星」を紹介します。

光をキラキラ放ちながら、軽快に駆け抜けていく。

最初タイトルの"流れ星"の言葉を見たとき、切ない楽曲なのかなと思っていただけに、良い意味で裏切られた感じだ。

届きそうで届かない、近づきそうで近づかない二人の距離。
それでも繋がりたいという強い想いを、流れ星に託そうとする姿を聴いていると、心が温かくなってくる。

また、"快速"とついているのも非常に大きなポイント。
君と見た快速列車からの見た光の景色と流れ星な流れていく速さが重なっていて、親近感と尊さという違う感情が重なり合いながら響いてくるのが面白い。

もしどうしても叶えたい願いがあるのであれば、この曲を聴いてみて欲しい。
きっとその願いを後押ししてくれるから。

ちなみに、こちらで視聴できます。


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