メジャー再契約後、初となるアルバム。
タイトルは「アイラヴユー」。
非常にシンプルで真っすぐな言葉だ。
タイトル曲でもある「アイラヴユー」を聴くとわかるのだが、
"アイラヴユーが歌いたい 愛してる 愛してる"
と、メジャーという舞台に再び立っても真っすぐに歌を届けたい、聴いてもらいたいという芯の部分にある想いが変わっていないことに気づくだろう。
実際、再契約後のシングル曲「ハイライト」、「ひとりで生きていたならば」、「突破口」、「自慢になりたい」も、メジャーだからと言って大きく変わることなく、彼らがこれまで培ってきたものを形にしたものだった。
その流れで生まれたアルバムが良く無いわけが無い。
特にタイトル曲「アイラヴユー」とアルバム最後の「さよなら絶望」はエネルギーがあった。
「さよなら絶望」は2分弱の短い楽曲なのだが、"抗ってやろうぜ"や"さよなら絶望"など、マイナスな状況に立ち向かおうとする言葉が次々と炸裂する。
こういった若干クサいような言葉でも彼らが歌うとしっくり来る。
それだけ真摯に歌と言葉に向き合っているからこそ響くのだと思う。
舞台が変わっても、彼らが歌う"アイラヴユー"は確かに響いている。
ちなみに、下記リンク先からそれぞれの楽曲が視聴できます。
アイラヴユー
パラドックス