今回はフルヤトモヒロさんの「TEPPEN ALBUM」を紹介します。
フルヤトモヒロさんの1stフルアルバム。
これを楽しみにしていた。
フルヤトモヒロを初めて知ったのは沼津スイーツランの時。
テーマソング「Sweets and Run」を披露しているのを聴いて良い曲だなと思ったのと思ったのと同時に、近くに居た子供がすごくノリノリで踊っていたのを見て、この人の歌には凄く力があるなというのも感じた。
それ以降も色んな所でタイアップがあり楽曲を耳にすることはあったものの、CDがどこで買えるのかが良くわからないまま時が過ぎていたら、1stフルアルバムを出すという情報を耳にして、それは欲しいなと思って購入に至りました。
このアルバムの帯を見ると驚くと思うが、"全ての楽曲がタイアップ付き"なのだ。
そのタイアップは、静岡東部のイベントの公式テーマであったり、学校やチームの公式応援ソングであったり、静岡東部の人であれば耳にしたことがある人も多いと思う。
「すその大花火」のようにはっきりテーマがわかる楽曲もあるが、タイアップに寄り添いつつもオリジナリティ溢れる楽曲の数々が並んでおり、アルバム通して聴くとこんな良い楽曲ばかり入っていることにも驚くだろう。
楽曲は幾つかに分けられるが、応援ソングが多いのが特徴的。
アルバム1曲目を飾る「最高の瞬間を」の歌いだしから全開で、真っすぐさで格好良さにこの舞台に全力を注ぐ気力を見せつつ、その陰に泥臭く努力して悩んできたことの積み重ねが今に繋がっていることを描いているが染みる。
高校野球のテーマソングになっていたのも納得の一曲。
同じく高校野球のテーマソングだった「僕らしく、誇らしく」も近いテーマで、こちらも格好良い。
スポーツの応援曲となっているものは他にもあり、上述した沼津スイーツランのテーマソング「Sweets and Run」、サイクリング系の「ロングライド」、「no border」、バレーボールの東レアローズの公式応援ソング「頂」、サッカー静岡県3部リーグSS伊豆の公式応援ソング「Crazy crew」と実に多彩。
これだけあると飽きを感じるのでは?と一瞬思うかもしれないが、決して一色淡ではなくそれぞれが個性的で際立っているので、聴き進めるごとに違う良さを発見できるのが凄いところ。
もちろんこれ以外の楽曲も魅力的だ。
「川沿いのマルシェに行こう」や「カプリスサラダ」のように日常を切り取ったような優しい楽曲に癒されたり、「流れる水のように」や「サクラサク」のように自然や風、景色を感じる楽曲にも聴き入ってしまう。
その中でも「Night Cruise」は少し異色な雰囲気で良いアクセントになっている。
ベースの音とシンセがかなり前面に出ていることで音の面でも耳に残る楽曲。
そこにグルーヴ感とウィスパーボイスという要素を加えることで、少し怪しい煌びやかさを演出しているのがとても印象的だ。
全曲タイアップ付きという一曲一曲の個性。
それを持ちながらも、アルバム通して聴くことでフルヤトモヒロさんの魅力と歴史を感じることが出来る一枚。
静岡発、全国行き。
フルヤトモヒロさん懇親の1stフルアルバム。
ちなみに、こちらでアルバムのトレーラーが視聴できます。
2021年01月24日
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