2020年09月20日

「ノーメイク、ストーリー」 杏沙子

今回は杏沙子さんの「ノーメイク、ストーリー」を紹介します。

自然で飾らない言葉。
自分自身の想いがとても濃く出ているのを感じる。

「Look At Me!!」から存在感は抜群。
私を見てというなかなかに直球な意味だが、これは奥に秘めた欲望であり、自身を鼓舞するような想いが感じられる応援歌のような感じだ。

「クレンジング」などはもう少しリアルな印象で、後悔と葛藤が伝わってくる。
ちょっとふわふわした音色もこの感情を引き立てる。

リアルさという意味では「見る目ないなぁ」もこれに近いだろうか。

アルバムの後半は少し印象が変わってくる。

繊細で美しいメロディを奏でる「outro」に始まり、ダークな世界観の「交点」へと続く。

「東京一時停止ボタン」は中でもかなりディープで、一時停止することを余儀なくされた主人公の姿に色んな感情が重なる。
サビの「こんなんじゃないないないない泣いた僕の」の部分が特に強い。

そこから吹っ切れたように弾ける「ジェットコースター」の爽快さ。
自暴自棄になって後ろ向きになりそうなのに、それを全力で前に進めようとする力に圧倒される。

ラストはファーストシングルでもある「ファーストフライト」。
思えばここからこのアルバムの方向性の欠片があった。

"逃げたいのは今、戦っているから"
自分自身の想いをもっと正直に真っ直ぐに表現しようというのが、言葉から伝わってきていた。

その欠片が詰まったアルバム。
飾らない素の言葉を馴染みやすいメロディで聴かせる心地よい一枚だ。

ちなみに、こちらからアルバムのトレーラーが視聴できます。

posted by micarosu at 18:42| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。