2020年04月12日

「Kitrist」 Kitri

今回はKitriの「Kitrist」を紹介します。

"ピアノ連弾ボーカルユニット"

この言葉を聞くと硬派というかクラシック寄りのイメージを抱くかもしれないが、Kitriの場合は違う。
クラシックな部分を軸に置きつつも、ポップさロックな部分を前面に出している曲があったりするなど、その幅はとても広い。

1st EP「Primo」に収められていた「羅針鳥」は、音が広げる不穏な世界観に立ち向かうような儚くも芯のある歌声とメロディが印象的だった。

かと思えば「さよなら、涙目」では生活に寄り添うような音、言い換えれば暮らしのBGMになるような楽曲を聴かせたり、「鏡」のような童謡のような物語を感じる音色だったり。

「雨上がり」では馴染みやすさ優しいメロディを聴かせつつ、「青空カケル」では息の合ったハーモニーを聴かせてくれたりする。

中でも印象を強く残したのが、アルバムのリード曲でもある「Akari」。

イントロから跳ねるようなピアノの音色が軽快さ感じさせつつも、どこまでも淡々と進んで行く音色には何故か虚無も映す。
この音色が示すのは繰り返される無常。

始まりと終わり。
晴れと雨。
今日と明日。

それを悲しみで終わらせるのではなく、常に新しい光があると響かせることで、一筋の希望を感じさせるのが凄い。

ピアノの音色、アレンジ、二人のハーモニー。
どれか一つでも欠けたら生まれなかったであろう名曲だ。

この曲を聴いたら、Kitriの更なる可能性を感じずにはいられないだろう。

Kitriが魅せる音世界はまだ始まったばかりだ。

ちなみに、こちらから「Akari」が視聴できます。

posted by micarosu at 22:16| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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