2019年12月31日

2019年お気に入りの楽曲たち2

今回は「2019年お気に入りの楽曲たち2」として、10位〜1位までを紹介します。

10位:ラジオとスープ/Blueglue

透明感と清涼感。
パッと聴いたときにそれを感じさせつつも、聴いているとメロディと歌声に見せるのは少しの陰。

その陰に連れられるように歌詞の世界に浸ってみると、少しだけギクシャクした二人の関係が見えてくる。

何かがあった昨日と"ごめん"と思っている今日の朝。
でもその奥には信頼している二人の関係が見えていて、新しい朝に"雨が上がったみたいだね"という若干楽観的な言葉で二人の信頼の距離を見せるのがとても良い。

綴られた詩の世界観を、音色とメロディに重ねて、歌声が真っ直ぐ届けてくれる。





9位:Is life beautiful?/SURFACE

再始動後初となるアルバム「ON」のオープニングを飾ったアッパーチューン。

まさにオープニング曲という感じで、迫力と攻撃力のあるイントロに始まり、小気味よりリズムとメロディに椎名さんのセンス溢れる詩と歌声で一気に聴き手の心を掴んでいくという、SURFACEらしさが全開。

間奏でセリフが入っているのも、初期の楽曲の「まだまだ」を彷彿とさせるあたりも憎い。




8位:I feat. まねきケチャ/CIVILIAN

離れていく二人のすれ違った感情をどこか坦々と語るように歌い上げているのだが、その奥に秘めた感情から滲み出る物語が愛らしく哀愁を誘う。
愛していたのではなくIだけを見ていたのだと。

この感情の尊さは楽曲の後半になるにつれて高まっていく。
特に最後のサビからその後に少し張り上げるように繰り返される言葉に、心が揺さぶられっぱなしになる。

あまりに感情が引っ張られるので、聴き終えた後に若干放心状態になるほどエモーショナルな楽曲だ。




7位:ラブ・ドラマティック feat. 伊原六花/鈴木雅之

アニメ「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」のオープニングテーマ曲。
まさかこの作品の主題歌を鈴木雅之さんがやるとは夢にも思わなかった。

ポップさとグルーブ感の心地よい楽曲なのだが、鈴木雅之さんの艶のある歌声で聴かせることで、単純な聴き心地の良さだけでなく、大人びた怪しさや奥深さが交錯する良質な楽曲に仕上がっているのが堪らない。

交錯…それこそがこの楽曲の大きな存在意味。

意外な組み合わせが生んだ新たなる名曲だ。




6位:Over The Next Rainbow/Saint Aqours Snow

劇場版「ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow」の挿入歌を3週連続でリリースしていたわけだが、この楽曲は唯一挿入歌ではなく、劇場版のインスパイアソングと定義されている楽曲。

まさに集大成とも言える大団円のバラードナンバー。

歌詞の言葉一つ一つの想いもさることながら、涙腺を刺激する美しいメロディが素晴らしい。
こういう綺麗なメロディはこの先何十年立っても色褪せないだろう。

また、最後のサビのコーラスの存在感も聴き逃せない。
言葉そのものというより感情が畳み掛けてくるようで、最後に愛おしさを増してくれるのがまた素晴らしい。


(「Over The Next Rainbow」は3分48秒辺りから)


5位:あなたはどこにいるの/石崎ひゅーい

イントロの時点から漂わせる名曲の期待感。
その期待に沿うように進むメロから、サビで弾ける展開。

元々メロディのセンスはずば抜けていたが、ひゅーいさんらしさを活かしつつ、迷いを振り切るような真っ直ぐなロックナンバーに仕上げるだけでここまで格好良い楽曲になるとは思っていなかった。

また、楽曲の後半に向けて感情がより弾けていて、最後のサビで見せる感情を剥き出しにした歌声も聴きどころで、最後に最後までとにかく熱く、過去最高に突き抜けた楽曲になっている。




4位:バタフライ/鶴

静かで落ち着いた曲。
聴き始めたときの感想はそれだった。

アコギと歌のみで進行する1番のメロ。
途中から徐々に音が重なり、サビでは一気に視界が開けるように弾ける。

♪遠回りしたって近づいているんだ

この言葉を聴いたとき、この曲に溢れる圧倒的な熱量を感じずにはいられなかった。

鶴がこういうタイプの曲を表題曲に持ってくるのはかなり珍しいと思っていたのだが、奥に秘めたものは鶴らしさ全開であるし、こんな静かな曲でもこれだけ熱くさせられるのは、あえて茨の道を進んできた彼らの過去と今があるからだとも感じた。




3位:さめないで/sacra

ここに綴られているのははsacraというバンドの歴史であり、木谷雅という一人の歌うたいの歴史。

17才の路上ライブから始まり、バンド仲間と出会い、切磋琢磨しながらやってきた日々。

上手くいかないことや辛いこともあった。
でも、気づけばステージに立っている自分がいる。

バンドをやっていたから、歌を歌っていたから出会うことが出来たことへの感謝と、これからも続けていきたいという決意。
それが垣間見える名曲。

綴られた言葉の一つ一つがとても響いてくるのだが、その中でも

"今思えば それも含めバンドだったんだな"

の言葉は胸に響いた。

この言葉に詰まった思いは、是非前後の言葉も含めて一度聞いてみてほしい。




2位:Landy/FEED BACK CYCLONE

この楽曲が本当に好きだ。

格好良さとともに感じさせる懐かしさや素朴さ。
そこに壮大さも兼ね揃えているのが魅力的な楽曲。

音楽のジャンルとしては、Oasisを彷彿とさせるような90年代UKロック。
国内で言えば、くるりやGRAPEVINEにも繋がる感じだろうか。

ただ彼らが凄いのは、ここに情景を映し出すことだと思う。

詩に綴られた言葉には一部の場面しか描かれてはいないのだが、歪んだ音と、素朴な歌声、そしてサビで繰り返される"Landy"の言葉。

それらが絡み合うことで見えてくる世界。
いや、感情と言ったほうが良いか。

それがとても切なく、愛おしい。

最後のサビからアウトロへの余韻の残し方も最高だ。




1位:抑えきれない僕らのJ-POP/サカノウエヨースケ

90年代のJ-POPのよう。
初めて聴いたときにそれを感じた。

煌びやかなポップ感。
耳馴染みの良いメロディ。

それらは自然と懐かしいという言葉を頭に過ぎらせた。

そうか。
この曲で伝えようとしているのは、J-POPへの愛と敬意、そして感謝なのだ。

特に"僕らは黄金のJ-POPを聴いて育った"の言葉とMVが象徴的なように、8cmCDの全盛期、90年代のJ-POPへの想いが溢れている。

歌詞に散りばめられた言葉にもその当時への想いが詰まっている。
このフレーズを聴いてこんなことしたなとか、ヒットチャートをカセットに録音したなど、青春の日々に隣にあった音楽の姿が真っ直ぐに伝わってくる。

ただこれは、聴いてくれる人の年代や過ごしてきた日々によっても感じ方は変わってくると思う。

懐かしさかもしれない。
新鮮さかもしれない。
90年代ってこんな良い曲があったのかという発見があるかもしれない。

サカノウエヨースケさんがこの歌で伝えたかった黄金のJ-POPへの回答。
それを自由に感じてみてほしい。




以上、2019年お気に入りの楽曲たちでした。

去年同様、懐かしい雰囲気を持った楽曲が多くランクインした感じでしょうか。

1位のサカノウエヨースケさんは90年代のJ-POP、2位のFEED BACK CYCLONEも90年代のUKロックを彷彿とさせる楽曲で、10位のBlueglueもルーツは90年代にあるということらもわかるかと思います。

また、一昨日発表したアルバムの年間ランキングの上位に入れていたsacra、SURFACE、Bluglueが上位に入っているのも特徴で、ここのランキングで気になったらアルバムのほうも聴いてみてほしい。

アニメ系は今年は2曲がTOP10入り。
Aqours(Saint Aqours Snow)はここのランキングではお馴染みですが、やはり驚きは鈴木雅之さんです。

上にも書きましたが、こんな大御所の方がアニメ主題歌を担当してくれただけでも驚きですが、かつこれだけの良質なポップナンバーを聴かせてくれるなんて夢にも思わなかった。

ちなみに、この楽曲の作詞作曲はいきものがかりの水野良樹さん。
いきものがかりの再開で忙しかったと思いますが、楽曲提供でもこれだけのものを聴かせてくれる手腕は流石だなと思いました。

そういえば、今年で2010年代も終わり。
どこかで2010年代を振り返る記事でも書いてみようかなという前に、平成のベスト100を作ろうと思ってまだ完成していない現状を何とかしたいなと思っているこの辺りで終わろうかなと思います。

また来年も週一更新を続けていきます。
15年目を迎えた「マイナー時々メジャーな音楽」もよろしくお願いいたします。

では最後に今年のTOP10を一覧で。

1位:抑えきれない僕らのJ-POP/サカノウエヨースケ
2位:Landy/FEED BACK CYCLONE
3位:さめないで/sacra
4位:バタフライ/鶴
5位:あなたはどこにいるの/石崎ひゅーい
6位:Over The Next Rainbow/Saint Aqours Snow
7位:ラブ・ドラマティック feat. 伊原六花/鈴木雅之
8位:I feat. まねきケチャ/CIVILIAN
9位:Is life beautiful?/SURFACE
10位:ラジオとスープ/Blueglue

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posted by micarosu at 17:52| Comment(0) | 一年を振り返る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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