2019年12月15日

「I MISS YOU SO LONG」 GOOD BYE APRIL

今回はGOOD BYE APRILの「I MISS YOU SO LONG」を紹介します。
GOOD BYE APRILの4thミニアルバム。

美しいという言葉が似あうだろうか。

メロディの良さ。
シンプルでありながらも奥が深い音色。
綴られた言葉から滲み出る感情の繊細さ。

良いという言葉だけではもったいないくらい曲が並んでいて、美しいという言葉が浮かんだ。
少し言い換えると、一語一語から広がりが生まれるような、文学的な良さがあるとも言えるかもしれない。

それを語るには、リード曲の「まぼろし」を紹介しないわけにはいかない。

少し懐かしさを感じさせる流れるようなメロディが印象的なこの曲。
前へ前へと連れ出してくれるような展開と構成で非常に心地よいのだが、興味深いのはタイトルでもある"まぼろし"という言葉。

サビで"連れて行くよ"という明確な言葉を使いながらも、その連れていくと約束した場所は"まぼろし"。
明確なのか不明確なのかわからないようにも捉えられるのだが、夢や妄想という言葉より現実感があるように思わせてくれる。

それは、GOOD BYE APRILだからというのはもちろんだが、倉品さんの詩と歌声があるからかもしれない。

もう1曲印象に残った曲が「yell」。

エールの言葉の通り応援歌ではあるのだが、不特定多数に向けた感じではなく、僕と同じようにみんなに上手く馴染めない人たちへの言葉のよう。

"PLEASE STAND UP"
ちょっと立ち上がってみて、今がいつか思い出になるようにしてみよう。

この寄り添うような言葉の温かさと優しさがとても心地よい。

この2曲を取り上げてみると明るいアルバムのようにも見えるが、実はこれ以外の曲はもう少しネガティブで感傷的。
でもどちらの感情も本物で、そういう内向きの感情の中から、こういった外に向いた感情が出てくるのが非常に興味深い。

全体を通して感情と向き合った楽曲が多く、単純な聴き心地もさることながら、じっくり聴くことで感傷や余韻に浸ることができるのもこのミニアルバムの良さ。

美しく深い、珠玉の1枚だ。

ちなみに、こちらで「まぼろし」が視聴できます。


posted by micarosu at 18:18| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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