2019年04月14日

「HOMETOWN MUSIC LIFE」 坂本サトル

今回は坂本サトルさんの「HOMETOWN MUSIC LIFE」を紹介します。

全編コラボレーションによる2枚組みの作品集。

1枚目はコラボレーションライブ「おもいでレストラン」で生まれた楽曲を中心に。
2枚目は企業や団体から依頼を受けて制作された楽曲が収められている。

まず1枚目。

アコギとピアノの印象的な音色から始まる「タビガラス feat. リクオ」。
素朴さと泥臭さを感じさせつつ、凄くお洒落で上品さも兼ね備えている不思議で魅力的な楽曲でアルバムは幕を開ける。

アルバム「プレゼント」に弾き語りで収めれていた名曲「コーンスープ」の完全盤としてバンド編成でレコーディングした素晴らしい一曲をはじめ、松本英子さん、加藤いづみさん、熊谷育美さんと、サトルさんの盟友と作り上げた個性的な楽曲が並ぶ。

中でも「HOMETOWN MUSIC LIFE feat. 熊谷育美」は印象的だ。

ソウルやロック感の強い骨太な歌いだしからその存在感に惹き込まれる。

サビの幕開けとともに疾走感あるリズムと二人の力強い歌声で駆け抜けていく展開は圧巻。
"ホームタウンミュージックライフ"の言葉は一度聴けば耳から離れない。

そして2枚目。
始まりから圧倒的存在感を放つ「何のため 誰のため」。

サッカーチーム「ラインメール青森FC」のオフィシャルソングとして書き下ろされた楽曲。
ギターが古川昌義さん、鍵盤関連が真藤敬利さんという、まさにSTANDARD PROTOTYPEな布陣。

重厚なコーラスと骨太なギターサウンドで幕開けと躍動感、明日への希望と推進力を聴かせてくれる格好良さ全開の熱い一曲。
ここまで重厚で熱い楽曲はかなり新鮮だ。

と思ったら次は「いつのまにか夢がかなうように」では風を感じるような軽快な音色を聴かせてくれる。
ギターにはブリトラの伊藤多賀之さんが入っているのも、この爽やかさを演出している一因かもしれない。

「3つの花」は青森県南部町の合併10周年記念ソング。
イントロのピアノ音色から穏やかな雰囲気を醸しだす優しい楽曲。

南部町の景色が浮かんでくるような詩と南部町の小中学生の自然な歌声が胸に響く。

胸に響くという点では「この街に生まれた意味」も大事な楽曲。
東日本大震災から1年経った2012年に仙台青年会議所から依頼を受けて制作されたという。

この楽曲から溢れているのは感謝の想い。

"ありがとう"という直接の言葉の意味もあるが、ステップを踏むようなリズムに軽快な音色、そして被災者の皆さんとサトルさんの生命力感じる歌声。
歌が出来ることの一つの形を見たような一曲だ。

2枚合わせて11曲。
普通のアルバムの収録曲なのだが、2枚組みということと、それぞれに濃い楽曲が並んでいることもあってか、非常に満足度の高いアルバムに仕上がっている。

ホームタウン青森で紡がれた珠玉の楽曲達を堪能あれ。

posted by micarosu at 22:26| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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