2018年10月07日

「ピッパラの樹の下で」 nano.RIPE

今回はnano.RIPEの「ピッパラの樹の下で」を紹介します。
nano.RIPEの6thアルバム。

二人体制となってからは、「虚虚実実」、「アザレア」とかなり攻めたロックテイストの楽曲をリリースしていて、アルバムがどんな仕上がりになるか非常に気になっていた。

しかも、結成20周年という節目でのリリースとなる今作。

聴いてみると、どこまでもnano.RIPEらしいアルバムに仕上がっていた。

とはいえ、今までのnano.RIPEと必ずしもイコールではない。
よりシンプルに、より深みを示したような感じだ。

始まりの「インソムニア」から雰囲気が違うのがわかるだろう。

跳ねるようなリズムと展開。
心地良い疾走感のようでありながら、焦燥感や存在照明感が奥に秘められていて、不思議と耳に残る。

編曲を見てみたらnano.RIPEではなく、石田ショーキチさん。
今回のアルバムは二人体制になったからこそ、自分達だけでなく周りの手を借りて、より自分らしさを表現しようとしているのがわかった。

アルバムのリード曲「ポラリス」もアルバムの中では非常に耳に残る楽曲だ。

イントロのギターとストリングスの繊細で幻想的な雰囲気。
いつか誰かを照らせるようにという夢のような愛のような壮大な詩と優しいメロディが、聴き手の心にスーッと染みこんでいく。

こちらも中土智博さんの編曲と、本人達の編曲では無いのだが、この編曲によってnano.RIPEの可能性と潜在力に改めて気づき驚かされた。

バラード系だと「夜の太陽」も素晴らしい。

張り詰めた空気感の中に凛と響く歌声とメロディ。
音色は非常にシンプルで、一つの歌として真っ直ぐに響いてくる。

そして最後の「ステム」。

"始めるために終わったことも 終わるために始まったことも"
この言葉には色んな想いが含まれているだろう。

これまでの想いと、これからの想いが。

ただ、これをバラードにせずにアップテンポの楽曲に仕上げるのがなんともnano.RIPEらしい。
それは、まだまだ立ち止まることは無いというメッセージなのかもしれない。

よりシンプルでより深いnano.RIPEらしさを体現したアルバム。
やはりnano.RIPEは最高だ。

ちなみに、下記リンクからアルバムの楽曲が視聴できます。
ポラリス
あおのらくがき

posted by micarosu at 21:14| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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