2018年09月09日

「東京」 Academic BANANA

今回はAcademic BANANAの「東京」を紹介します。
Academic BANANAのデビューEP。

『これが平成世代の創るネオ歌謡曲。』
帯のこのフレーズが全てを物語っているなと思った。

ただの歌謡曲ではなく、ネオ歌謡曲。
ここはMVも公開されている「ミッドタウン」を聴くと見えてくる。

怪しげな雰囲気を漂わせながら真夜中を駆け抜けていくような楽曲なのだが、よく聴くとロックやジャズのテイストも入っていて、一筋縄ではいかない音空間と展開、演奏で魅せてくる。

そういう音楽的な格好良さはもちろんあるのだが、この楽曲の存在感を更に高めているのは、どこか懐かしい歌謡曲を彷彿とさせるメロディの良さだろう。

懐かしさを感じるのに古さではなく現在を映し出す音楽。
これこそがネオ歌謡曲と表現される所以。

それを軸に持ちながら、様々な表現で魅せてくれるのがこの「東京」というEPだ。

東京という華やかな街の繁栄と虚無感を描いた「Tokyo Dada City」はグルーヴ感で魅せ、上京の期待を乗せた"のぞみ"での想いと、都会の暮らしの中でその先にある"望み"を重ねる「のぞみ」では繊細さで聴かせる。

サックスの音は入らないが、ジャジーな雰囲気で酔わせる「Sexy Station」、優しく幸福感を漂わせる「雨上がりのKiss」、小気味良いリズムとメロディ展開で高揚感を聴かせる「5G〜在るが儘に我が儘に〜」、必ずしも上手く行っているわけではないけど、嘘のない人生を送っていることを両親への感謝とともに歌う「東京」が最後に心地良い余韻を残す。

"東京"という都会を舞台に描いた7つの物語。
それをネオ歌謡曲という音楽で表現することで、今までに無い新しい世界を見せる珠玉の一枚。

是非聴いてみてほしい。

ちなみに、こちらで「ミッドタウン」が視聴できます。

posted by micarosu at 22:11| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。