2018年04月01日

「WILL」 牧野由依

今回は牧野由依さんの「WILL」を紹介します。
牧野由依さんのミニアルバム。

声にできること。
アルバムの中でそれを色んな形で示してくれている。

まず驚きは「Rsest -A Cappella Version-」だ。
原曲はアップテンポで明るい印象の楽曲だったのだが、このA Cappella Versionはその名の通りアカペラというだけでなく、何重にも歌声を重ねて深みと広がりを持った仕上がりになっている。

声だけでこんなことができるのかと驚いたかと思えば、続く「song for you」は真っ直ぐなポップソングでまた別の意味で驚かされた。
ここまでストレートな楽曲は牧野さんの中では珍しいからだ。

岡本真夜さん作詞作曲のこの楽曲は少し懐かしいメロディの良さと、声を歌にして届けるという原点への気持ちと希望を綴った歌詞がとても印象的。
その楽曲の世界に合わせるように歌声も柔らかく言葉を飾らずに届けようとしているのも心地良く、聴いていると心が温かくなってくるようだ。

この優しく歌い上げるという点に関しては、「それはきっとボクらしく生きる勇気」にも通じるものがある。

またそれとは方向性が異なる楽曲がこのアルバムには存在する。
「Colors of Happiness -Rainbow Mix-」と「ハウリング」の2曲だ。

「Colors of Happiness」は元々混沌とした世界観が印象的な静かで壮大な楽曲だったが、MixでEDMな仕上がりになったことで、近未来感と疾走感が渦巻く未体験な世界観が広がる。
それでいながら歌声は非常に真っ直ぐに芯が通っていて、その混沌とした世界観の中で不思議な存在感があるのが一つ聴きどころ。

「ハウリング」も同じくEDM調。
心地良く聴ける楽曲だが、よく聴くと音の構成や進行が複雑に絡んでいて、非常に聴き応えがある。

タイトルの「ハウリング」は割りと悪い意味で使われることが多い気もするが、ここでは歌声の形で届けたものが徐々に広がっていく様子を"ハウリング"と表現していて、歌うことへ前向きな姿勢が歌声と楽曲の雰囲気から広がるように伝わってくる。

最後にこの楽曲があることでアルバムとしての余韻を持たせることができているだけでなく、また最初から聴いてみたいと思わせる力を持っているのも大きい。

半年の活動休止を経てリリースされたミニアルバム。
声を届けるという原点に向き合うことで新たな可能性を魅せた一枚だ。

ちなみに、下記リンクから各楽曲が視聴できます。

Rsest -A Cappella Version-
song for you
What A Beautiful World -Studio Live Version-
Colors of Happiness -Rainbow Mix-
それはきっとボクらしく生きる勇気
ハウリング

posted by micarosu at 19:07| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。