「音楽だいすきクラブ」で2010年代のベストトラックを選びます!という企画をやっているとのことで、今回参加してみることにしました。
というわけで、早速発表。
集計しやすいように先に30曲一気に挙げます。
01 ビアンコネロ「馬の骨」
02 坂本真綾「SAVED.」
03 ワカバ「あかり」
04 コブクロ「Blue Bird」
05 高橋優「福笑い」
06 パンパンの塔「RIVER」
07 nano.RIPE「ハナノイロ」
08 Team.ねこかん[猫]featuring.天乙准花「ココロノカラ」
09 SunSet Swish「さくらびと」
10 白(CV:茅野愛衣)「オラシオン」
11 UNISON SQUARE GARDEN「桜のあと(all quartets lead to the?)」
12 サカナクション「アルクアラウンド」
13 USAGI「イマジン」
14 星野源「夢の外へ」
15 ウラニーノ「音楽はあるか」
16 藍坊主「伝言」
17 nano.RIPE「影踏み」
18 スキマスイッチ「ユリーカ」
19 ゆず「表裏一体」
20 近藤晃央「テテ」
21 カミナリグモ「ローカル線」
22 コブクロ「今、咲き誇る花たちよ」
23 豊崎愛生「シロツメクサ」
24 Lyu:Lyu「文学少年の憂鬱」
25 SUPER BEAVER「ありがとう」
26 ブリーフ&トランクス「ゴールデンボール」
27 藤巻亮太「オオカミ青年」
28 pertorika「Hello Hello」
29 秦基博「初恋」
30 supercell「さよならメモリーズ」
出来る限り1アーティスト1曲にしたつもりですが、コブクロとnano.RIPEだけ2曲に。
あとNo.は通し番号ですが、一応今の気持ちの順位でもあります。
さて、せっかく記事にしたので、ここからは簡単に曲の紹介をしようと思います。
01 ビアンコネロ「馬の骨」 【2013年】
結婚前夜の新郎の気持ちを綴った詩を紡ぐような繊細なメロディ。
それを歌い上げる稲田さんの歌声は、この新郎の気持ちを全て代弁してくれているのではないかというほど優しく繊細に、そして包み込むように響いてくる名曲。
ちなみに、このブログで毎年年間ランキングを発表していますが、実は2013年のランキング外。
というのも、順位発表時にこの曲を知らなかったため。
不覚でした。
今であれば確実に1位ですね。
02 坂本真綾「SAVED.」 【2014年】
優しく語りかけるピアノの音色とストリングス。
それを包み込むような真綾さんの歌声、そして曲に込めた感情を最高に引き出すアウトロと、最後の最後まで息をつかせない名曲。
今現在2014年の1位候補曲。
03 ワカバ「あかり」 【2010年】
もし本当に自分を追い込んでしまうような状況になったとき、隣にあってほしいなと思う一曲。
これほど強く、繊細に、生きる人へのメッセージを届けられる曲はなかなかない。
ちなみに、この曲も出会うのが遅く、2010年の年間ランキングから漏れていました。
そのためこの曲への想いはアルバム「Atlas」のレビューで少し書きましたが、改めてこの場で書けて良かったと思います。
04 コブクロ「Blue Bird」 【2011年】
風のように爽やかで流れるようなメロディと、メッセージ。
そこにコブクロ二人のハーモニーが加わると、こんなにも温かい楽曲になるんだと感じた一曲。
05 高橋優「福笑い」 【2011年】
「きっとこの世界の共通言語は 英語じゃなくて笑顔だと思う」という壮大なメッセージを、気負うことなく歌い上げた名曲。
この曲を聴くといつの間にか笑顔になってしまうから不思議だ。
06 パンパンの塔「RIVER」 【2014年】
ダークな世界観でありながら馴染みやすいメロディ、サビで出てくる「世界をねじって」という印象的な歌詞、2番のサビの後で突然早口で畳み掛けるように語られる言葉。
その一つ一つが圧倒的な魅力なのだが、それらが一つになったときの破壊力が半端ない。
こういう曲に出会えたことが嬉しかった。
07 nano.RIPE「ハナノイロ」 【2011年】
圧倒的な疾走感と高揚感。
きみコさん描く詩と、心の奥底の想いを搾り出すような歌声もさることながら、前へ前と引っ張ってくれるようなメロディに確かなサウンド、そして、空気感に不思議と惹き込まれてしまう名曲。
08 Team.ねこかん[猫]featuring.天乙准花「ココロノカラ」 【2012年】
正直この曲を超えるメロディはないんじゃないかと思うほど素晴らしいメロディ。
そして、天乙准花さんの歌声の繊細さ、少しだけ張り詰めた音の空気感が心地よい名曲。
09 SunSet Swish「さくらびと」 【2010年】
儚い想いを、壮大なストリングスアレンジと、佐伯さんの情感溢れる歌声が包みこむ名曲。
そこから生まれる情景は、舞い散る桜に乗って、儚い想いを乗せて届けてくれるようだ。
10 白(CV:茅野愛衣)「オラシオン」 【2014年】
エモーショナルなバンドサウンドの中で響く、囁くような歌声の確かな存在感。
これだけバンドの音が力強いとこの歌声が埋もれてしまいそうにも思うが、それぞれが違うからこそ、それぞれを引き立てあうように絶妙なバランスの上で成り立つことができている名曲。
11 UNISON SQUARE GARDEN「桜のあと(all quartets lead to the?)」 【2013年】
音に誘われるままに楽しめばいい。
まさにそれを体現したUNISON SQUARE GARDEN至上最高に爽快な一曲。
12 サカナクション「アルクアラウンド」 【2010年】
一度聴いたら耳から離れないきれいなメロディラインが印象的で、何度でも繰り返し聴きたくなる不思議な中毒性を持った一曲。
個人的にこの曲でサカナクションを知ったので、思い入れが強い。
13 USAGI「イマジン」 【2014年】
夢が持つ力、夢を持つことの大切さ。
詩に綴られたその想いを歌声に乗せるだけでなく、夢に向かう道へと聴き手を誘う力が秘められた名曲。
14 星野源「夢の外へ」 【2012年】
軽快なリズムに乗る、爽快でキャッチーなメロディ。
夢の中の輝きを、夢の外へも連れ出して欲しいと願う詩の世界が、曲全体として見事に表現された一曲。
15 ウラニーノ「音楽はあるか」 【2013年】
"戦争の終わりを告げるラジオのように"聴き手の心に訴えかけるような音楽はあるのだろうか?
そこに疑問を呈することで、作り手としての葛藤と、あってほしいという希望が垣間見え、綴られた言葉が真摯に伝わってくる名曲。
16 藍坊主「伝言」 【2010年】
生きること愛することに真っ向から向き合った歌詞を、疾走感溢れるメロディで聴かせるロックナンバー。
詩、メロディ、歌声、すべてが圧倒的な存在感を放つ名曲。
17 nano.RIPE「影踏み」 【2013年】
"今"というもののかけがえのなさ。
夕焼けというわずかな時間が描かれているということもあるが、何気ない会話や笑顔が見せる一瞬の世界がアップテンポな曲の進行とともに少しずつ過ぎていくことで、その気持ちを高めた一曲。
18 スキマスイッチ「ユリーカ」 【2012年】
詩、メロディ、サウンド、歌声と一つ一つが素晴らしいのだが、全てが重なったとき、想像以上の力を持つ。
これは今まで色んな経験をしてきたスキマスイッチだからこそ出せる、一つの到達点のような完成度の一曲だ。
19 ゆず「表裏一体」 【2013年】
陰の部分を見せつつそこから徐々に陽の要素を加えていく展開で、特に最後のサビがとてつもなく力強く弾ける。
ゆずとヒャダインという個性がぶつかり合うのだから、このくらい突き抜けて良い。
20 近藤晃央「テテ」 【2012年】
この曲を聴いて、耳に止まらない人はいないだろう。
と言えるくらいに圧倒的なインパクトと力を持った一曲。
江口亮さんの編曲も見事。
21 カミナリグモ「ローカル線」 【2010年】
素朴なメロディに電子音が重なり、なんだか絵本や紙芝居のような独特の時間が流れる世界へ連れて行ってくれる。
都会の電車とは違う、ローカル線ならではのゆったりとした時間の流れが、とにかく心地いい。
22 コブクロ「今、咲き誇る花たちよ」 【2013年】
民族調で幻想的なサウンドに乗る希望を込めた言葉を、聴き手の心に自然と温かさを届けてくれる名曲。
23 豊崎愛生「シロツメクサ」 【2012年】
切なくも、優しく温かい。
羊毛とおはな作詞作曲による、どこが影を感じつつ、全てを優しく包んでくれるようなノスタルジックな一曲。
24 Lyu:Lyu「文学少年の憂鬱」 【2011年】
文学作品や作者に自分を重ね、こんな風には生きられないと思いながらも、こんな現状から飛び出して生きたいという心の叫びが聞こえてくるような名曲。
最後の"行け"の部分は鳥肌もの。
25 SUPER BEAVER「ありがとう」 【2014年】
繊細さを前面に出しながらも、その奥に確かに存在する熱さ。
エモーショナルなサウンドと"ありがとう"というシンプルな言葉に乗せた感動の名曲。
26 ブリーフ&トランクス「ゴールデンボール」 【2013年】
哀愁漂うメロディ、伊藤さんと細根さんの絶妙なハーモニー。
そこに"ゴールデンボール"という歌詞を乗せてしまうのがブリトラらしいが、それでも最後まで聴くと、不思議な感動を覚えるのが面白い。
27 藤巻亮太「オオカミ青年」 【2012年】
少し懐かしいメロディと陰のあるサウンドがこの詩を最大に引き立て、最後の「♪一秒先の〜」の叫ぶような歌声で聴く者の心を掴んで離さない。
藤巻亮太さんとしても、アルバムの一曲目としても只者では一曲。
28 pertorika「Hello Hello」 【2014年】
コマ送りのように繊細に優しく情景が浮かぶような楽曲。
聴いているだけで幸せな気分になる。
29 秦基博「初恋」 【2013年】
きれいなだけじゃない"初恋"の姿を、記憶を読み解いていくように映し出す詩。
そこに、絡まってほどけなくなくなった関係を演出するようなピアノの音色も相まって、儚さと切なさを響かせる名曲。
30 supercell「さよならメモリーズ」 【2010年】
印象的なピアノのメロディとバンドサウンドが、切なさと、前向きな気持ちを引き立て、決して悲しいだけじゃない、別れを通して前を向こうとしている気持ちが、曲全体から感じ取れる作品。
2014年08月29日
この記事へのトラックバック
ワカバの「あかり」が入ってますね!
これを聴いたころは、仕事もきつくて、東京で独り暮らしで、この曲を聴いてぼろぼろ泣いていました。
その当時はそんなつもりはなかったけれど、かなり消耗していたのかなーと思っています。
独りで抱え込んでいる人にかける声をかけるのが大事だとわかってはいても、実際には難しいですよね。
「がんばれ」はNGだし、「気持ちわかるよ」ともいえないし、「大丈夫だよ」も無責任かななんて…
真剣に考え抜いた言葉だからこそ、ここまで心に届く歌になっているんだと思います。
息が長い活動ですね。
私は、乃木坂46が歌う「君の名は希望」は、アイドルの枠をこえて評価されるべき曲だと思っているのですが、なにぶん音楽に対する知識が浅いもので…
音楽に造詣が深い方々のご意見をお伺いしたいです。
YouTubeの乃木坂46公式チャンネルで視聴していただけますので、どうかよろしくお願いいたします。
すいません、コメント見落としてました…。
ワカバの「あかり」に対するそんなドラマがあったんですね。
そういう話を聞くと、音楽の力って素晴らしいなと思えてきます。
ビアンコネロも活動長いですよね。
近年はリリース作品が少ないのが寂しいですが、デビューからクオリティが落ちていないので、いつも楽しみにしています。
>になさん
「君の名は希望」は普通に名曲だと思います。
実際にアイドルファンに限らずこの曲を評価している方も多いです。