今回は藤巻亮太さんの「オオカミ青年」を紹介します。
レミオロメンのボーカル藤巻亮太さんのファーストアルバム。
シングル「光をあつめて」、「月食」、「Beautiful day」が収録されています。
1stシングル「光をあつめて」では闇の中の希望を歌っていたが、その奥にソロとして何ができるかという自身の葛藤が見えた。
2ndシングル「月食」ではそんな自身の葛藤をさらけ出すように、言葉に遠慮がなく、想いをそのまま綴った詩を叫ぶように歌い上げ、ソロだからこそできることの一つの方向性が見えた。
その流れから繰り出されたアルバム「オオカミ青年」。
景色が浮かぶような描写や生活観のある詩などはそのままに、全体を通して影の部分が見える作品になっている。
そこには、今までであれば使わなかった表現が見られ、自分の影と正直に向き合うことで、嘘のない言葉を使えているように思える。
その葛藤を表したかのような曲が、1曲目の「オオカミ青年」。
心の中にいる嘘つきのオオカミと正直なヒツジ。
どちらであるべきかを悩みつつ、どちらであるべきかではなく、自分の思うままにやればいいのではないかというシンプルな答えにたどり着く。
少し懐かしいメロディと陰のあるサウンドがこの詩を最大に引き立て、最後の「♪一秒先の〜」の叫ぶような歌声で聴く者の心を掴んで離さない。
これが1曲目にあるということからも、このアルバムが今までとは違うものであることがわかる。
レミオロメンとしてではなく、藤巻亮太としてできること。
藤巻亮太だからこそできること。
その一つの答えともいうべきアルバム。
先入観を持たず、まず一度聴いてみて欲しい。
これを聴かない手はない。
ちなみに、↓のamazonの商品ページで視聴できます。
また、藤巻亮太オフィシャルサイトからも一部動画視聴できます。
2012年10月21日
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