2008年02月07日

キセキ その6 〜cune〜

毎月第1木曜に更新していますアーティスト特集企画「キセキ 〜僕を作った音楽達〜」。(企画の詳細はこちら
先月お休みさせてもらったので、今回で第6弾。
今回は“cune(CUNE)”を紹介します。cune”は4人組バンド。
胸キュンな楽曲を作っていこうということからバンド名を“cune(キューン)”と命名。

その名の通り彼らの曲は心に訴えかけるような曲が多い。
歌詞のセンスもそうだが、それ以上に楽曲のセンスがいい。
本当に天才ではないかと思うくらい。

メジャーではシングル6枚、アルバム2枚、ミニアルバム3枚、ライブアルバム1枚、ベストアルバム1枚(「B-side collection」を入れると2枚)をリリース。
名曲が多かったが、世間的にはどうしても「SAMURAI DRIVE」のイメージが抜けなかったように思える。

“cune”というと、上でも書きましたが「SAMURAI DRIVE」が有名。
インディーズで出したCDに収録されていた楽曲をhitomiがカヴァーしたことにより、一気に彼らの知名度は上がりました。
その勢いでついにメジャー進出。

デビュー曲「リフレイン」は衝撃的でした。
とにかくかっこよかった。
切ない歌詞なのに、それをバラードではなく力強いバンドサウンドで聞かせてくれる。
これがまた哀愁あふれる仕上がりになっていて、歌詞の切なさをさらに引き立たせてくれていた。
“CUNE”というバンドが音楽業界に新しい風を吹かしてくれるのではないかと感じた瞬間でした。(ちなみにこの頃は大文字表記)

続く「イナズマ」でより強いバンドサウンドを見せてくれたと思ったら、3枚目のシングル「クローバー」は一転してバラード。
さらにドラマ主題歌に大抜擢され、このとき“CUNE”という名前を知った人も多いのではないと思う。

この「クローバー」。
インディーズ時代にリリースした「Butterfly」に収録されていた楽曲。
メジャーでリリースするにあたってアレンジを少し変え、より親しみやすく心に染み入る曲に仕上がっています。
「クローバー」もまた、“CUNE”を代表する名曲と言っていい。

そしてこの勢いのまま、アルバム「GREAT SPLASH」をリリース。
「ファーストアルバムにしてベストアルバム」というキャッチコピーが個人的には印象的で、シングル3曲にインディーズ時代にリリースした「Butterfly」、さらに「SAMURAI DRIVE」の新ヴァージョンも入ってるんですからね。
ベストアルバムに近い内容でした。

アルバムから半年。
続いてリリースされたシングル「青空」。
いい意味で裏切られたというか、なにか吹っ切れた感じ。
哀愁漂うバンドサウンドは健在だが、歌詞の世界は今までにない深さがあった。

音符どうせ僕らは死ぬんだ
 どうせ世界は終わるんだ
 だから今ここでうた唄うよ 君と笑いながら


「死ぬ」というような直球の歌詞というのは普通なかなか書けないが、逆にこの直球さがすごくよかった。
確かに悲しい歌詞なんだけど、それを受け止めているのがわかる。

イントロから奏でられるアコギと徐々に加わるバンドサウンド。
悲しさの中にある光までが表現されている感じがしました。
歌詞だけでなく、曲からも気持ちが伝わってくるそんな曲。
本当に名曲。

続いてリリースされた「LION SEVENTEEN」。
胸キュンとはまた違った“CUNE”にしては珍しい曲。
なんというか不思議な勢いのある歌です。

そして、シングル「カノン」。
胸キュンかつポップな流れるようなナンバー。
曲の造りに一点の曇りもなく、すごく自然に聞ける。

「旅立ち」をテーマにした前向きな歌詞。
聞く人を応援するだけでなく、彼ら自身の決意に現れのようにもみえる。
(この曲から表記が小文字の“cune”になった)
それだけこの曲の意味は大きいかなと思ってます。

これら3曲をふくんだ2枚目のアルバム「ナナイロスマイル」。
彼ららしい胸キュンサウンド全開の「東京」
ライブで盛り上がりそうな「Dramatic Exotic Automatic」「Party Boy,Party Girl」
しっとり聞かせてくれる「そばにいてよ」「SQUALL」等
初めから終わりまで“cune”の魅力が詰まった作品。

1枚目よりやりたいことがやれただけでなく、成長ぶりがよくわかる。
本当にいいバンドになりました。

ですが、ここから少しリリース間隔が開きます。
このころ非常に悩んでいたらしく、解散も考えたという。(確かそうだったはず…)
そんな葛藤の中、もう一度原点に返ろうということでリリースされたのが、ミニアルバム「明日の風」。

初の全曲セルフプロデュース&小林亮三さん作詞作曲。
葛藤があったり(M-3「葛藤」)、日が昇ったり(M-6「ホライズン」)、明日の風は明日吹いたり(M-2「ローズ -明日の風は、明日吹く-」)…。
悩みから希望まで、とにかくあらゆる感情が詰まっている。
楽曲の面はもちろん、歌詞の面でも“cune”らしさというものが一番出た作品になっています。

そしてベストアルバム「BEST 1999-2004」。
全シングルはもちろん、「SAMURAI DRIVE」「Butterfly」「東京」「Hello, Mr.Pain」「ほほえみ」「ホライズン」などおなじみの曲が目白押し。
最後には新曲「夕顔」を収録。
これがまた名曲で、アルバムの中でも際立つ存在に仕上がっています。

ここからまた長くリリース期間が開きます。
そんな中、1年半の沈黙を破って発表されたミニアルバム「EUPHORIA」とライブアルバム「HORIZON」。
だが残念なことに同時に活動休止が発表された…。

活動休止前最後のアルバムとなった「EUPHORIA」。
結成当初からの名曲から新曲まで。
外れのまったくない超名盤。

このアルバムは以前ブログでも紹介したときにも書いたのですが(→「EUPHORIA」 cune)、アルバム全体を通して聴くとファンに対するメッセージがあるように思えます。

「Blue Jeans」で“これでお別れだ”と言って
「風 -the wind talk to you-」では“元気を出して
「TNSF」では“泣きたいときもあるよね
「街 -just like a boy-」では“前を向いて
「Twinkle Twinkle」では“大丈夫。近くにいるよ
「ユーフォリア」では“いつかまた会おう

と。
1曲1曲もすごくいいんですけど、このアルバムは通して聴いたとき、初めて大きな力を持つ気がします。

これだけ数多くの名曲を世に出してくれた“cune”ですが、現在は活動休止中。
それぞれソロ活動に力を入れております。

活動休止からもう約一年。
この期間がすごく長く感じます。

音符またユーフォリア いつかどこかで
 出会えたらフォリア 笑えればいいね
 ずっと言いそびれた 贈りものがある
 ありがとう あなたに 降りそそげメロディー
 (「ユーフォリア」より)

活動再開を楽しみにしましょう。

ちなみにこちらで視聴できます。
「EUPHORIA」と「HORIZON」はこちらで。
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