2007年11月01日

キセキ その4 〜Bluem of Youth〜

毎月第1木曜に更新していますアーティスト特集企画「キセキ 〜僕を作った音楽達〜」第4弾。(企画の詳細はこちら
今回は“Bluem of Youth”を紹介します。Bluem of Youth”は別所悠二と松ヶ下宏之のユニット。
主に作詞を別所さん、作曲を松ヶ下さんが行うが、どちらも作詞作曲を行っています。

曲はロック調から繊細なバラードまで様々。
ただ単に幅が広いわけではなく、どれも“Bluem of Youth”らしさが存分に味わえる。
それだけに本当にセンスと実力を兼ね備えた実力派のアーティストと言えると思います。

シングル15枚、アルバム5枚、ミニアルバム1枚、コンピレーション(ベスト)アルバム1枚をリリース。
ほとんどが名曲だったと思っています。

ただ、実力がありながらなかなか売り上げには結びつかないという苦労をしています。
二度の「HEY!HEY!HEY!」の出演をしたことがあるそうですが、評価はされつつも売り上げに結びつかないのはなかなか苦しいことだと思います。

そんなとき、あの「雷波少年」の企画でシベリア鉄道横断に抜擢。
ここで製作された「ラストツアー〜約束の場所へ」は初登場2位を記録。
彼らの魂がこもったこの曲は、一度聴いただけでも想いが伝わってくるような作品。
これにより“Bluem of Youth”の名を知った人も多いと思います。(自分もその一人です)

この曲がきっかけで過去の曲も聴くようになったのですが、本当に名曲ばかり。
特に「線路沿いの恋」「」は超がつくほどの名曲。

「線路沿いの恋」は上京して離れ離れになった遠距離恋愛の曲。

音符細い腕の小さな傷跡も 見つめられると照れると時の笑顔も
 電車の走り抜ける突風も すべて守れると思っていた
 映画を眼鏡で観る横顔も 寝起きの悪い電話の鼻声も
 きっと迎えにいけると信じてた 離れれば離れるほどに
 線路沿いに咲いた恋を


どんなに離れてても必ず迎えにいけると信じていた。
だが、少しずつ開いってしまったその距離を縮めることはできなくなっていたことに気づく。
それでも本当に君を愛していた。
でも…「音符二人はもう逢えないままで この線路沿いに咲いた恋が...

彼女の仕草など情景が浮かぶようなリアルな歌詞は聴いているだけでドキッとする。
それだけに詞の世界に惹きこまれ、この恋愛が終わるのが痛いほど伝わってくる。

この歌詞を敢えてバラードではなく、アップテンポの曲に仕上げるのもなかなかうまい演出。
バラードにしてしまうと、悲しいだけの恋に感じてしまうけど、アップテンポの曲にすると楽しかった日々、前向きさも伝わってくる。
歌詞に曲、それぞれが一級品の名曲です。

「声」は一途に誰かを思い続けているという歌詞。

音符その声を忘れてしまうなんて 僕には出来ないから
 君を離しはしないから
 真冬に咲いた花 いつも僕の心には君がいる


純粋な歌詞に、シンプルで切ないメロディ。
着飾ったり背伸びしたりしない歌詞は非常に共感できます。
ライブで聞くと一段と想いが伝わってくる曲でしょうね。

と、ここまでブレイク前の曲たちを紹介しましたが、ブレイク以後の曲を紹介していきましょう。
「ラストツアー〜約束の場所へ〜」に続いてシングル「Stairway」をリリース。
前作に比べ少し落ち着いた雰囲気で、歌詞が染みてくるような作品。

この2枚のシングルを含んだアルバム「СПАСИБО」(スパシーバ)をリリース。
ロシアで書いた曲が多く収録されていて、そのときの心情が伝わってくるような曲が多い。
若干バラードや暗めの曲が多い気がしますが、それは伝えたいことがあったからだと思ってます。
そんな中で少しだけ明るめの曲調の「ALIVE」とか「幸せになりたい」とかは逆に印象に残ります。

バラードが続いてきたところで一転。
シングル「Lover's Slit」は待ちに待ったアップテンポナンバー!
今までの“Bluem of Youth”にはなかったような曲で、この曲を出したときは賛否両論あったらしい。(まぁ、この前の流れから考えれば)
でも、この曲は出してよかったと思ってます。

ずっとバラードでも飽きてしまうし、その印象が強すぎたら他のタイプの曲を出したらすぐ批判がでてしまう。
タイミングが良かったかはわかりませんが、今後の“Bluem of Youth”の活動の幅を考えるとこの曲の存在は大きい。
エロティックな歌詞にどこか懐かしい雰囲気な曲。
タイプは違えど名曲です。(ただ、アルバムには入ってないのでシングルでしか聞けないのが残念…)

そして続いてシングル「If」。
これはもう“Bluem of Youth”最高の名曲!
こんなにいい歌を聴いたことがないっていうくらいの超名曲だと思っています。

音符もう少し早く君に遭えたら
 なんてさ 時々思うよ
 愛は今でも君の傍にある
 小さな石ころのように
 だからせめて君は心から幸せになってほしい


切ない歌詞は聴いているだけで、グッときます。

イントロのピアノからもう名曲の予感。
そしていきなり「音符もう少し早く君に遭えたら」なんて歌われたら、惹きこまれないはずはないです。
歌詞、曲、歌声、その全てが最高の組み合わせでできた名曲中の名曲。
ここまで文句のつけようがない曲は本当に少ないと思います。

この後、シングル「夕立〜sound of the memory〜」、ミニアルバム「冬の雫」とバラードが続きます。
(とはいっても「夕立〜」のカップリングにはかっこいいロックナンバー「東京タワー」も収録されていますが…)

続いてシリアルナンバー入り完全限定生産「Gift〜Bluem of Xtra〜」をリリース。
このアルバムには過去にリリースしてアルバム未収録の「雪のないクリスマス」「Nineteen Emotion
ラストツアー〜約束の場所へ〜」のウラジオストックrecordingヴァージョン
など過去の曲から新しい曲まで盛りだくさん。

中でも「ラストシーン」は名曲。

音符霧雨の中瞬きもせず
 いつまでも見送った僕が
 できるだけ届かぬように
 君を連れ去って


出会ったことに後悔なんてない。
どんなに悲しくても君を忘れない。
いや忘れられない。
でも今は僕が届かないところに、君を連れ去っていって…。

バスに乗って去っていく君の姿をいつまでも見送っている僕の姿は本当に切ない。
歌詞を読んでいると、その情景が浮かんできて、僕の心情が伝わってきてしまう。
ピアノを上手く使い、この歌詞の情景・心情を本当に引き立てている。
松さんの魅せかたのうまさが感じれる名曲です。

そこからまたリリースが開き、シングル「サルヴェージュ」をリリース。
この曲は井上鑑さんをプロデューサーに向かえ、今までとはまた雰囲気の違う曲に仕上がりました。
具体的に言うと、すごく大人っぽい。
別に今までが大人っぽくないというわけではなく、なんというか貫禄というか渋さというかね。
イントロから「おぉ!?」って言いたくなるくらい新たな一面を見せてくれた作品です。

続いてシングル「ひとひらの夢」。

音符醜く汚れてく
 気持ちならばいっそ切り捨て
 僕は孤独のままに
 去り行くと決めたんだ


活動休止前に出した最後のシングルだけあって(なのか?)、何かこのときの心情を歌っているようにも思える。
去り行くと決めたんだと言う歌詞は、活動休止している今聴くと本当に切ない。
ファンならずともこの歌詞に込められた想いに感じるところはあるのではないでしょうか?

そしてアルバム「GROWIN' DAYS」。
このアルバムにはシングル「If」「夕立〜sound of the memory〜」「サルヴェージュ」「ひとひらの夢」。
そしてミニアルバム収録の「冬の雫」も収録されるなど、名曲が多数。
井上鑑さんがプロデュースした曲も多く、新鮮な感じのアルバムです。
(「Lover's Slit」が収録されていないのは残念ですが…)
ただ、これが活動休止前の最後のリリースとなります。

2002年12月31日の広島クラブクアトロのライブを最後に無期限活動休止に入った“Bluem of Youth”。
今はそれぞれ“別所ユージ”、“松ヶ下宏之”としてソロ活動をしています。
“Bluem of Youth”としての活動再開を期待していますが、ソロ活動も応援していきたいですね。

ちなみにこちらで視聴できます。

Bluem of Youth オフィシャルサイト
この記事へのコメント
はじめまして
Bluem Of Youth大好きです。
今までこちらを知らなかったのですがBluem of Youthを思う私としては評価がすごく的を得ててうれしく思いました。
私は線路沿いの恋からのファンですが年末にはビッグニュースがあるようです。
別所さんは私と同じ広島出身なので地元でのライブも多いのでよく行ってます。
これからもよろしくお願いします。
Posted by ブルーム at 2008年09月03日 15:07
>ブルームさん
コメントありがとうございます<img src="http://blog.oricon.co.jp/_images_o/1158.gif" width="15" height="15" border="0" alt="びっくり">

Bluem of Youth好きな人にそう言ってもらえると、自分もうれしいです。<img src="http://blog.oricon.co.jp/_images_o/1140.gif" width="15" height="15" border="0" alt="笑顔">

年末のビッグニュースというのは気になりますね。
まさかまさかの復活ですか!?
それだったら本当に楽しみです。
Bluem of Youthの歌がもっといろんな人に届くといいですよね。
Posted by micarosu at 2008年09月03日 22:03
ビッグニュースFCだけの発表だったので書けませんでしたが20日に一般にも発表になりました
まさかまさかの復活です!
デビュー10周年の時のような一時的ではなく活動再開です
別所さんと松ヶ下さんそれぞれのソロ活動もしていくそうです。
12月31日の広島でのカウントダウンライブで復活します
http://www.union-music.com/concertfile.php?id=219


先日、別所さんのイベントライブで「恋の砂」を久々に聴きました
Bluemサウンド好きです。
カウントライブ今から楽しみです

CDも出るかもです
Posted by ブルーム at 2008年09月23日 23:55
>ブルームさん
本当ですか!?
待ちに待った活動再開ですね!!
うわ〜、今から楽しみです。

CDリリースも期待したいですね。
Posted by micarosu at 2008年09月24日 21:54
はじめまして

すごくわかるっ!
bluem of Youthって
こんな名曲そろいなのに。。。

悔しいです。

けど、今、
復活して活動されてますね。
嬉しいです。

おいらも「if」最高だと思います。
Posted by がじら at 2011年06月02日 20:43
>がじらさん
コメントありがとうございます!

Bluem of Youthは名曲ばかりなんですけどね。
なかなか浸透していないのは悔しい。

今は活動再開してますし、また名曲を届けてもらいたいですね。
新作のリリースが待ち遠しい!

「If」は本当に名曲です!
Posted by micarosu at 2011年06月02日 21:22
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