2007年09月06日

キセキ その2 〜MILKRUN・AUDIO RULEZ〜

毎月第1木曜に更新していますアーティスト特集企画「キセキ 〜僕を作った音楽達〜」第2弾。(企画の詳細はこちら
今回は“MILKRUN”と“AUDIO RULEZ”を紹介します。MILKRUN”と“AUDIO RULEZ”は基本的には同じバンドです。
2004年に“MILKRUN”から“AUDIO RULEZ”にバンド名を変更。
この辺は後ほど詳しく。

“MILKRUN”ではシングル3枚、アルバム1枚。
“AUDIO RULEZ”でもシングル3枚、アルバム1枚をリリース。
曲数はそんなに多くはないですが、名曲ばかりでした。

“MILKRUN”は2002年にデビュー。
ですが、彼らを知ったのはデビューの少し前。
当時よく聴いていた文化放送の「Lips Party21.jp」で突如“MILKRUN”という謎のバンドが木曜の番組を担当していたので、すごく印象にあります。

その番組内でデビュー曲「夜空へと」を聴いたとき、今までのバンドにはないハーモニーを持った不思議な曲だなぁと思いました。
というのも、“MILKRUN”は全員がボーカルを取るという異色のバンドスタイルを持っていたのです。

といってもメインのボーカルは博長さん。
他のメンバーは主にコーラスで参加をしていますが、とにかくハーモニーがきれい。
バンドとしては非常に稀有な存在だったと思います。

デビュー曲「夜空へと」はこの彼らの良さが十分に出た作品。
歌詞を見ると悲しい失恋ソングかと思うけど、優しいハーモニーで包み込まれると不思議と優しい気持ちにさせてくれる。
これは彼らじゃなければできないことでしょう。

続いてのシングル「嘘のない歌」をリリース。
この曲はドラマ「最後の弁護人」の主題歌に抜擢され、耳にした人も多いのではないでしょうか。
またこのとき「HEY!HEY!HEY!」にも初出演。

「嘘のない歌」は「夜空へと」とは少し違い、美しいハーモニーはありつつもバンド色が濃くでた曲。
いい意味で期待を裏切られた曲だったと思います。

そしてアルバム「くちびるに歌をもて」をリリース。
「夜空へと」「嘘のない歌」のシングルはもちろん
「LA LA LA LIVE MY LIFE!」「I'M A PRISONER」「抱きしめたい」等のアップテンポ曲
名バラード「Apple of My Eyes」などなど、幅の広さを見せてくれました。

またこのアルバム収録の「Apple of My Eyes」は3rdシングル「How about the MILKRUN? 〜Apple of My Eye〜」という形でリリース。
このシングルには「Apple of My Eyes」「夜空へと」「嘘のない歌」の3曲が入っていることから、ベスト盤のような内容。
4曲目には「夢のカリフォルニア」のカヴァーが収められてており、ここでも美しいハーモニーを聴かせてくれました。

しかしながら、これが“MILKRUN”としての最後のリリース。
2004年に“MILKRUN”から“AUDIO RULEZ”に改名。
このとき、全員がボーカルを取るスタイルから博長さんが一人でボーカルを取るというバンドらしいスタイルに変更になり、あのハーモニーはなかなか聴けなくなってしまったのは残念でした。

ですが、“AUDIO RULEZ”としてのデビュー曲「ニューエイジドリーム」はまた驚かされました。
作詞作曲がメンバーではないというもそうですが、どこか懐かしいんだけど新しい、そんな感じのロック曲。
バンド名を変え、バンドスタイルまで変えた“AUDIO RULEZ”のデビュー曲としてはふさわしいものだったと思います。

そして2枚目のシングル「雨の中で」。
これは名曲中の名曲。
イントロのギターの音色から名曲の気配を感じさせてくれます。

音符今 雨に打たれながら
 足を止めた坂道を
 あやまちを連れて 僕らは歩き出す
 風に吹かれながら 振りほどいた悲しみを
 忘れず答えを
 掴むまでは生き急ぐことはない


一見すると悲しい歌詞なのですが、曲を聴いていくうちにこの悲しみを受け止め歩いていく。
一歩一歩でいい。
音符生き急ぐことはない…」。

この「音符生き急ぐことはない…」は胸にグッと来ますね。
同じ意味合いの歌詞というのは他にも色々な表現がありますが、「生き急ぐことはない」という歌詞は始めてみました。
この曲では、彼らの曲の良さだけでなく、歌詞の世界の深さも感じられます。

続いて、この年3枚目のシングル「羅針盤」をリリース。
これはアニメ「ジパング」のオープニングにもなったので、“AUDIO RULEZ”の今までの曲の中で一番耳にされたのではないかと思います。
そしてこの曲もまた名曲。

最初のほうは静かなのですが、サビへ向かうに連れて盛り上がっていく。
まるで、航海に出た船が荒波にもまれていくような感じ。
そのサビも今までにないくらい迫力のある曲で、アニメの印象にもあっていました。

2005年2月。
シングル「ニューエイジドリーム」「雨の中で」「羅針盤」の3枚を含むアルバム「AUDIO RULEZ」を発売。
これらのシングルだけでなく、カップリングに入っていた「僕がいなくなる」「ALIVE」「揺れる声」「朝の匂い」も収録。
まさにベスト盤とも言える名盤。
“AUDIO RULEZ”の魅力がぎっしりつまったアルバムでした。

ですが、アルバム発売から約1ヶ月…。
公式ホームページで解散が発表されます。

この時の文章を保存していなかったため曖昧ですが、これからの方向性が見えなくなったと言っていたと思います。
バンド名を変え、これだけ多数の名曲を作っても、音楽を続けていくことは難しいものなんですね…。
本当に残念の一言です。

2005年4月1日。
この日のライブを最後に解散。

現在、光史郎(こうしろう)さんと博長(ひろなが)さんはそれぞれ音楽活動をされているようです。
またメジャーの舞台で彼らを見たいものです。

ちなみに
こちらでアルバム「くちびるに歌をもて」
こちらでアルバム「AUDIO RULEZ」(イントロから数十秒の視聴)
(サビが聞きたい方はこちら
の曲が聴けます。
この機会にぜひ聴いてみてください。


<2016年2月2日追記>
MILKRUN×AUDIO RULEZ、エイプリルフールに限定ライヴで復活
http://okmusic.jp/#!/news/110774

まさかこんな日が来ることになろうとは!
楽しみにしたいですね。


<2016年4月2日追記>
MILKRUN×AUDIO RULEZ限定復活LIVEのライブレポを書いてみたので、是非ご覧ください。
http://micarosu.seesaa.net/article/436082184.html


<2016年4月10日追記>
2016 MILKRUN×AUDIO RULEZ限定復活LIVE 記念シングル「Starting Over×Live Again」のレビューをアップしました。
どちらも名曲なので、その良さが伝われば幸いです。
http://micarosu.seesaa.net/article/436497506.html
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