2021年01月31日

「止まらない風ぐるま」 Little Parade

今回はLittle Paradeの「止まらない風ぐるま」を紹介します。

Little Paradeの1stミニアルバム。

名前はまだそこまで浸透していないかもしれないが、その歌声と曲を聴くと思い出すだろう。

元Aqua Timezのボーカル太志さんのソロプロジェクトがこのLittle Paradeだ。

ソロプロジェクトと言ってもAqua Timezの延長上にある印象があって、一曲目の「on the BLEACHers」を聴くとAqua Timezの曲ではないかと思ったほど。

というのも、この曲は編曲が長谷川大介さん、ベースにはOKP-STARさんと、Aqua Timezのメンバーが携わっているのだ。

それもあってか、疾走感や力強さがかなりあり、一曲目のインパクトとしては非常に大きな役割を果たしている。

「色彩の行方」も同じく編曲が長谷川大介さんが手がけている。
こちらは歌詞にAqua Timezの曲名が散りばめられているのもなかなか憎い演出。

それとは別に、バンドへの想いとそれを抱えながら歩みを進めようとする歌詞が多いのも一つ特徴だろう。

初めての配信曲「ユニコーンのツノ」ではバンドが無くなったことへの寂しさを歌い、「群雨」では"元気ならもうそれでいい"と少し距離を置こうとしている様子が垣間見える。

でも、「寂恋」で"前を向いて生きているよ きちんと、あの日を引きずりながら"とバンドメンバーへのメッセージとも取れる言葉を綴っているのが何とも愛おしい。

また、個が強く出た「ウィスキー」という曲も印象的だ。

父との思い出を綴った曲なのだが、全編ラップ調というか語るように歌うことで、言葉の重みと切なさが滲み出てくる。
回顧の情景をより彩るピアノ音色もとても良い。

Little ParadeはAqua Timezの延長線上にある印象だが、このように太志さん個人の想いも色濃く出ていて、この先どのように成長していくのか非常に楽しみだ。

もちろん楽しみだを言う前に、今ここにあるミニアルバムをじっくりと堪能していたいと思う。

ちなみに、下記リンクからそれぞれの楽曲が視聴できます。
ユニコーンのツノ
色彩の行方

posted by micarosu at 22:25| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月30日

Moonlight J-POP 20年12月篇

今回はサブコンで発表した、2020年12月度のマイベスト10を紹介します。
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posted by micarosu at 23:41| Comment(0) | Moonlight J-POP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月24日

「TEPPEN ALBUM」 フルヤトモヒロ

今回はフルヤトモヒロさんの「TEPPEN ALBUM」を紹介します。

フルヤトモヒロさんの1stフルアルバム。
これを楽しみにしていた。

フルヤトモヒロを初めて知ったのは沼津スイーツランの時。

テーマソング「Sweets and Run」を披露しているのを聴いて良い曲だなと思ったのと思ったのと同時に、近くに居た子供がすごくノリノリで踊っていたのを見て、この人の歌には凄く力があるなというのも感じた。

それ以降も色んな所でタイアップがあり楽曲を耳にすることはあったものの、CDがどこで買えるのかが良くわからないまま時が過ぎていたら、1stフルアルバムを出すという情報を耳にして、それは欲しいなと思って購入に至りました。

このアルバムの帯を見ると驚くと思うが、"全ての楽曲がタイアップ付き"なのだ。

そのタイアップは、静岡東部のイベントの公式テーマであったり、学校やチームの公式応援ソングであったり、静岡東部の人であれば耳にしたことがある人も多いと思う。

「すその大花火」のようにはっきりテーマがわかる楽曲もあるが、タイアップに寄り添いつつもオリジナリティ溢れる楽曲の数々が並んでおり、アルバム通して聴くとこんな良い楽曲ばかり入っていることにも驚くだろう。

楽曲は幾つかに分けられるが、応援ソングが多いのが特徴的。

アルバム1曲目を飾る「最高の瞬間を」の歌いだしから全開で、真っすぐさで格好良さにこの舞台に全力を注ぐ気力を見せつつ、その陰に泥臭く努力して悩んできたことの積み重ねが今に繋がっていることを描いているが染みる。
高校野球のテーマソングになっていたのも納得の一曲。

同じく高校野球のテーマソングだった「僕らしく、誇らしく」も近いテーマで、こちらも格好良い。

スポーツの応援曲となっているものは他にもあり、上述した沼津スイーツランのテーマソング「Sweets and Run」、サイクリング系の「ロングライド」、「no border」、バレーボールの東レアローズの公式応援ソング「頂」、サッカー静岡県3部リーグSS伊豆の公式応援ソング「Crazy crew」と実に多彩。

これだけあると飽きを感じるのでは?と一瞬思うかもしれないが、決して一色淡ではなくそれぞれが個性的で際立っているので、聴き進めるごとに違う良さを発見できるのが凄いところ。

もちろんこれ以外の楽曲も魅力的だ。

「川沿いのマルシェに行こう」や「カプリスサラダ」のように日常を切り取ったような優しい楽曲に癒されたり、「流れる水のように」や「サクラサク」のように自然や風、景色を感じる楽曲にも聴き入ってしまう。

その中でも「Night Cruise」は少し異色な雰囲気で良いアクセントになっている。

ベースの音とシンセがかなり前面に出ていることで音の面でも耳に残る楽曲。
そこにグルーヴ感とウィスパーボイスという要素を加えることで、少し怪しい煌びやかさを演出しているのがとても印象的だ。

全曲タイアップ付きという一曲一曲の個性。
それを持ちながらも、アルバム通して聴くことでフルヤトモヒロさんの魅力と歴史を感じることが出来る一枚。

静岡発、全国行き。
フルヤトモヒロさん懇親の1stフルアルバム。

ちなみに、こちらでアルバムのトレーラーが視聴できます。
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2021年01月17日

「メイクアップ」 降幡愛

今回は降幡愛さんの「メイクアップ」を紹介します。

声優・降幡愛さんの2ndミニアルバム。

前作「Moonrise」からわずか3ヶ月でリリースされた本作。

前作同様に80年代シティポップを感じさせるが、前作が夜に絞っていたのに対し、本作は色々なタイプの曲を持ってきていて、より趣向を凝らしたディープな仕上がりになっている。

印象が強いのはリード曲「パープルアイシャドウ」。

イントロのシンセの音から溢れ出す80年代。
ちょっと無機質な歌い方とMVの踊りの雰囲気からWinkを連想させるなど、細部まで80年代への拘りが詰まっている。

これはある意味正統派の系統だが、ミニアルバムでは色んな挑戦をしていて、中国音楽的な雰囲気を取り入れた「桃源郷白書」であったり、歌謡曲テイストが入った「ルバートには気をつけて!」があったかと思えば、前作の「CITY」を彷彿とさせる疾走感と緊迫感を持った「SIDE B」もある。

この「SIDE B」というタイトル。
直訳すればB面という意味なのだが、これが今作のキーワードかなと思う。

B面と言ってもA面になれなかったという意味ではなく、A面では出来なかった新しいアプローチや遊び心が出ているという意味。

前作が夜中心だったのが今回は夜に拘らないとか、「SIDE B」が「Yの悲劇」のアンサーソングっぽかったり、前作「CITY」の延長線上にありながら違う顔を覗かせる作りをしているのが面白い。

80年代音楽への敬意と愛。
まだまだその可能性はありそうだ。

ちなみに、こちらで「パープルアイシャドウ」が視聴できます。

posted by micarosu at 22:56| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月10日

「Xanadu」 GOOD BYE APRIL

今回はGOOD BYE APRILの「Xanadu」を紹介します。

エイプリル節80s Japanese Pop。
これがなかなかにハマっている。

80年代というとどんな楽曲を想像するだろうか。

6ヶ月連続で配信をしていた「サマーレインと涙の跡」、「人魚の鱗」、「アイス」、「恋がはじまる」、「plastic」、「木綿のハンカチーフ」の6曲からもその片鱗は感じるのだが、アイドルらしいポップさとエレクトロ、そしてダンサブルがキーワードだ。

わかりやすいのはカバー曲「木綿のハンカチーフ」。
太田裕美さんの名曲のカバーなのだが、かなり原曲の雰囲気に近く、懐かしくも華やかに聴かせてくれる。

「サマーレインと涙の跡」はこれに近い系統だ。
キラキラとした華やかなサウンドの心地よさが印象的で、正直当初この曲もカバー曲?と思わせるくらい当時の雰囲気を醸し出す空気感が漂っている。

アルバムの中では2曲が並んで収録されているのも面白い。

エレクトロとダンサブルという点では「恋がはじまる」を取り上げたい。

MVが公開されていてアルバムのリード曲の一つとなっているのだが、歌謡曲を思わせるメロウなサウンドがドラマの情景を見せ、多重のコーラスとダンサブルなテンポと進行が高揚感を聴かせる。

そこから見えてくるのは恋がはじまるトレンディドラマ。
その曲のイメージはMVで見事に再現しているので、そちらも見てみてほしい。

エレクトロとダンサブルという点ではアルバムタイトル曲「Xanadu」も外せない。

「恋がはじまる」よりもグッと爽やかな仕上がりで、何といってもグルーヴ感が堪らない。
80年代を知っている人でなくても、聴くだけで80年代を感じることが出来るのは珠玉。

これまでもGOOD BYE APRILはJ-POPらしいグッドメロディを聴かせてくれていたが、80年代という明確なテーマに沿って楽曲を作ることで、こんなに当時の空気感を色濃く出せるとは思っていなかった。

これは彼らの新機軸に成り得る一枚で、ここから先、彼らがどんな進化を遂げてくれるのか楽しみになってくるアルバムだ。

ちなみに、下記リンクからそれぞれの楽曲が視聴できます。
恋がはじまる
Xanadu

posted by micarosu at 22:47| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする