今回は「2019年お気に入りの楽曲たち2」として、10位〜1位までを紹介します。
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2020年12月31日
2020年12月30日
2020年12月29日
2020年12月27日
「Giant Killing」 homme
今回はhommeの「Giant Killing」を紹介します。
約5年ぶりのフルアルバム。
この言葉だけでもワクワクが止まらなかった。
フルアルバムとしては5年ぶりだが、その間の活躍は凄まじいものがあった。
「混結花」、「luna」、「sol」という名作揃いのミニアルバムに、クラウドファンディングの大成功も記憶に新しい「ALL TIME BEST」。
それらの素晴らしさはこのブログでも紹介してきたが、今回の「Giant Killing」はそれらに匹敵する、いや、それらを超えてきたと言っても良い大名盤だ。
アルバムの再生ボタンを押した瞬間からもう圧倒的だった。
力強いバンドサウンド
疾走感と緊迫感。
そして、ここで終わらせない。
番狂わせはここから始まるんだという決意。
タイトル曲でもある「Giant Killing」が一番最初からこんなに攻めてくるのだから、この先に惹かれないわけがない。
続く「アノニマス」は少し軽快な入り方と展開で聴かせるが、綴られた今のネット社会にかなり切り込んだ言葉を耳に残したかと思えば、「Destiny」、「情熱的な口ずけをして」と色気と艶っぽさを持った陰のある楽曲で更に深く惹き込んでいく。
近年はポップ路線がメインだったけに、ここまでの展開はかなり意外かもしれない。
でも元々ロック路線だった彼らからすれば、これは元から持っていた部分。
そこにポップさから培ったメロディの良さが加わり、今まで以上に聴きやすく洗練された楽曲になっていることが伝わる。
もちろんポップさが前面に出た楽曲も多くある。
跳ねるリズムが心を躍らせ、前向きさをアシストしてくれる「一心月歩」だったり、タイトルの通りの淡い空気感が愛おしい「Pop Dust」に、ベースの島田さんが作詞をした「それでもでも」の浮足立つ気持ちを描いた心情と軽快なリズムは最高に心地よい。
でもでも、まだこんなものじゃない。
アルバムの中でもかなり存在感を持った楽曲もある。
一つは「レクイエム」。
先行でMVが公開されているので聴いたことがある人も居るだろうか。
レクイエムは鎮魂曲の意味なのでゆっくりした曲調を想像するが、意外と雰囲気は明るい曲。
確かに明るいのだが、メロの展開はどこか淡々さと客観的な雰囲気が漂わせていて、そこからサビで何か吹っ切れたように想いを曝け出す感じはかなり印象的で耳に残る。
hommeは結構真っすぐな曲が多いだけに、こういった少し変化球で中毒性が高い楽曲は珍しい。
それだけに驚いたが、面白いほどハマっていて違和感がない。
意外性という意味では、「unknown」も負けていない。
電子音が入っていて近未来的で未知の不安が潜んでいる感じを演出しているのはかなり新鮮。
サビの言葉遊びも面白く、"I know"と"unknown"という真逆の言葉がこの楽曲の混沌さの沼へ落としてくる。
こんな新鮮さも見せてくれているが、最後には「shinjiko sunset」というピアノの旋律が印象的な美しい楽曲で締めくくるのだから、この一枚の中でどれだけ幅を見せているかがわかるだろう。
でも決して奇をてらったものではなく、hommeという芯はブレずに、新たな表現方法とより洗練されたメロディと歌、そして編曲で聴かせているだけなのだ。
この5年間の結晶。
そして、最高としか言えない大名盤だ。
ちなみに、下記リンクからそれぞれの楽曲が視聴できます。
Giant Killing
レクイエム
「Giant Killing」のトレーラー
約5年ぶりのフルアルバム。
この言葉だけでもワクワクが止まらなかった。
フルアルバムとしては5年ぶりだが、その間の活躍は凄まじいものがあった。
「混結花」、「luna」、「sol」という名作揃いのミニアルバムに、クラウドファンディングの大成功も記憶に新しい「ALL TIME BEST」。
それらの素晴らしさはこのブログでも紹介してきたが、今回の「Giant Killing」はそれらに匹敵する、いや、それらを超えてきたと言っても良い大名盤だ。
アルバムの再生ボタンを押した瞬間からもう圧倒的だった。
力強いバンドサウンド
疾走感と緊迫感。
そして、ここで終わらせない。
番狂わせはここから始まるんだという決意。
タイトル曲でもある「Giant Killing」が一番最初からこんなに攻めてくるのだから、この先に惹かれないわけがない。
続く「アノニマス」は少し軽快な入り方と展開で聴かせるが、綴られた今のネット社会にかなり切り込んだ言葉を耳に残したかと思えば、「Destiny」、「情熱的な口ずけをして」と色気と艶っぽさを持った陰のある楽曲で更に深く惹き込んでいく。
近年はポップ路線がメインだったけに、ここまでの展開はかなり意外かもしれない。
でも元々ロック路線だった彼らからすれば、これは元から持っていた部分。
そこにポップさから培ったメロディの良さが加わり、今まで以上に聴きやすく洗練された楽曲になっていることが伝わる。
もちろんポップさが前面に出た楽曲も多くある。
跳ねるリズムが心を躍らせ、前向きさをアシストしてくれる「一心月歩」だったり、タイトルの通りの淡い空気感が愛おしい「Pop Dust」に、ベースの島田さんが作詞をした「それでもでも」の浮足立つ気持ちを描いた心情と軽快なリズムは最高に心地よい。
でもでも、まだこんなものじゃない。
アルバムの中でもかなり存在感を持った楽曲もある。
一つは「レクイエム」。
先行でMVが公開されているので聴いたことがある人も居るだろうか。
レクイエムは鎮魂曲の意味なのでゆっくりした曲調を想像するが、意外と雰囲気は明るい曲。
確かに明るいのだが、メロの展開はどこか淡々さと客観的な雰囲気が漂わせていて、そこからサビで何か吹っ切れたように想いを曝け出す感じはかなり印象的で耳に残る。
hommeは結構真っすぐな曲が多いだけに、こういった少し変化球で中毒性が高い楽曲は珍しい。
それだけに驚いたが、面白いほどハマっていて違和感がない。
意外性という意味では、「unknown」も負けていない。
電子音が入っていて近未来的で未知の不安が潜んでいる感じを演出しているのはかなり新鮮。
サビの言葉遊びも面白く、"I know"と"unknown"という真逆の言葉がこの楽曲の混沌さの沼へ落としてくる。
こんな新鮮さも見せてくれているが、最後には「shinjiko sunset」というピアノの旋律が印象的な美しい楽曲で締めくくるのだから、この一枚の中でどれだけ幅を見せているかがわかるだろう。
でも決して奇をてらったものではなく、hommeという芯はブレずに、新たな表現方法とより洗練されたメロディと歌、そして編曲で聴かせているだけなのだ。
この5年間の結晶。
そして、最高としか言えない大名盤だ。
ちなみに、下記リンクからそれぞれの楽曲が視聴できます。
Giant Killing
レクイエム
「Giant Killing」のトレーラー

2020年12月20日
「僕を探しに/トレイン」 田所けんすけ
今回は田所けんすけさんの「僕を探しに/トレイン」を紹介します。
真っすぐという言葉がとても似合う。
「僕を探しに」はそんな楽曲だ。
調べてみると、"自分自身と向き合い、自分らしく生きるための一歩を踏み出す勇気と決意を込めたアップテンポナンバー"というキャッチコピーがあり、まさにその通りだなと思った。
メロディのわかりやすさ。
想いの詰まった詩。
それらを歌声で包み込んでただ真っすぐに聴かせる。
聴いていると元気が出るし、ずっと聴き続けても飽きが来ない。
「トレイン」も爽やかさはあるが、ちょっと懐かしい雰囲気が印象的。
こちらもメロディは非常にわかりやすく希望を感じさせる楽曲だが、旅特有のワクワクと少しの不安が入り混じったような感じが新鮮。
旅のBGMとして聴いていたい楽曲。
タイプが違う希望を感じる楽曲で、カップリングの「ポケット」を含め聴き心地の良い一枚だ。
ちなみに、下記リンクからそれぞれの楽曲が視聴できます。
僕を探しに
トレイン

真っすぐという言葉がとても似合う。
「僕を探しに」はそんな楽曲だ。
調べてみると、"自分自身と向き合い、自分らしく生きるための一歩を踏み出す勇気と決意を込めたアップテンポナンバー"というキャッチコピーがあり、まさにその通りだなと思った。
メロディのわかりやすさ。
想いの詰まった詩。
それらを歌声で包み込んでただ真っすぐに聴かせる。
聴いていると元気が出るし、ずっと聴き続けても飽きが来ない。
「トレイン」も爽やかさはあるが、ちょっと懐かしい雰囲気が印象的。
こちらもメロディは非常にわかりやすく希望を感じさせる楽曲だが、旅特有のワクワクと少しの不安が入り混じったような感じが新鮮。
旅のBGMとして聴いていたい楽曲。
タイプが違う希望を感じる楽曲で、カップリングの「ポケット」を含め聴き心地の良い一枚だ。
ちなみに、下記リンクからそれぞれの楽曲が視聴できます。
僕を探しに
トレイン