2020年11月29日

「SOLITUDE」 The Songbards

今回はThe Songbardsの「SOLITUDE」を紹介します。

「夏の重力」の爽やかさに惹かれた。

サウンドは確かに爽やかな感じがあるのだが、詩を聴いていると切なさと寂しさが募る。

それらを含めての青春感が凄く良い。

この曲が気に入って収録アルバムである本作を手にしたのだが、タイトルが"SOLITUDE"、日本語で孤独という意味の言葉を選んでいるのを見て、最初は驚いた。

でも聴き進めると、その意味がわかってくる。

始めから「孤独と海」という直接"孤独"という言葉を使った曲が出てくるのだが、サウンド面はエフェクトが聴いたギターの音色から浮遊感が漂っていたり、どこか南国感、楽園のような雰囲気。

こちらも詩を見ると、やはりタイトルの通り孤独を感じる言葉が並んでいて、"もう出会うことはない"という言葉からは過去の楽しさと今の寂しさが滲み出るように伝わる。

「リトル・ヴァンパイア」も結構疾走感ある軽快なナンバーだけど、君の姿を探していたり、「Dream Seller」はサウンドから陰の部分を感じさせ、"出口のない街"とどこか諦めを感じる孤独が見えてくる。

ここまで結構絶望を感じているのだが、「夏の重力」で"また会えると思っていた"とまだまだ引き摺ってはいる様子は見えるものの、現実を受け止めて感傷に浸っているところにわずかな希望を感じさせる。

そこから「窓に射す光のように」で"それは窓に射す光のように 隔てる心を優しく溶かす"と歌うことで、孤独に一筋の光を見せることで、寂しさだけで終わらない締めにしているのが心地よい。

この作品は3部作の1作目。
ここからどんな方向に進んで行くのも気になるが、今はこの良き作品を堪能したいと思う。

ちなみに、こちらで「夏の重力」が視聴できます。

posted by micarosu at 20:56| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする