メジャー再契約。
それは嬉しくもあるが、何となく不安もあった。
"再"とついている通り、一度メジャーの舞台に彼らは立っている。
ただそれは長くは続かず、その舞台から降りている。
もちろん、それは音楽の良し悪しの話ではない。
事実、インディーズになってからの彼らの活躍は目覚ましく、その音楽が評価されるようになったのが嬉しかった。
その中でありながら、再びメジャーという舞台に立つことで音楽が変わってしまうのではないかという不安はあったが、その心配は無かった。
「ハイライト」
これは彼らの集大成とも言える楽曲だ。
イントロにどことなく「らしさ」の面影があったり、インディーズ時代の楽曲のまさしくハイライトのような構成なのは非常に面白い。
詩の面では、常に咲き誇る"ハイライト"のような瞬間を生きていこうという力強さが響いてきて、疾走感ある"らしさ"溢れるロックサウンドど歌声で真っ直ぐに響いてくる名曲だ。
「ひとりで生きていたならば」は対照的に繊細で壮大なバラードナンバー。
"生きる"と"出会い"という彼らの核とも言える言葉を、こちらも真っ直ぐ響かせる。
この2曲は彼らがメジャーという舞台への名刺代わりだ。
舞台が変わってもやることは変わらない。
真っ直ぐに信じた歌を響かせる。
その想いが溢れた1枚だ。
ちなみに、下記リンクからそれぞれの楽曲が視聴できます。
ハイライト
ひとりで生きていたならば