2020年02月23日

「shinjiko sunset」 homme

今回はhommeの「shinjiko sunset」を紹介します。

hommeの久々の新曲。
リリースとしては「ALL TIME BEST」以来なので、本当に待ちに待ったという感じ。

新曲のタイトルは「shinjiko sunset」。
hommeのホームである島根県松江市から出雲市に広がる宍道湖に沈む夕陽を描いた楽曲だ。

夕陽、夕暮れにはどんな感情を抱くだろうか。

例えば、オレンジ色の美しい景色であったり、すぐに沈んでしまう儚さであったり。
その儚さから、切なさや寂しさを感じる人もいるだろう。

この楽曲はイントロのピアノの音色から夕暮れを感じさせ、歌と言葉がさらに昇華させていく。
まさに夕暮れを音楽という形で聴かせてくれているようだ。

また、宍道湖の水面の波と心模様を重ね合わせて、揺れ動く気持ちを描いていた詩も素敵だ。

山や海とは違う、宍道湖に沈む夕陽だからこそ見える情景。
言葉の選び方と歌声とメロディの繊細さによって、きっと見たことが無い人でもその情景が浮かび、詩にこめた想いが自然と伝わってくるのは流石の一言。

hommeがこれから先に進むためにも大切な一曲。
長く聴き続けたい染みる名曲だ。

ちなみに、こちらで視聴できます。

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posted by micarosu at 22:37| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月16日

「風吹く方へ」 ANTENA(アンテナ)

今回はANTENA(アンテナ)の「風吹く方へ」を紹介します。
ANTENAのメジャー1stフルアルバム。

アンテナからANTENAへの改名。
そして、メジャー1stフルアルバム。

ANTENAは確かに新たなステージへと向かっている。

とはいえ、根幹にあるものは大きく変わっていない。

ANTENAが掲げる"ライフソング"。
生活感や日常に寄り添う言葉は印象強く、始まりの「光」で朝を告げ、「study study study」で目を覚ます展開から一気にANTENAの世界へ惹きこんでいく。

また、どこか懐かしいのに新しさを感じる"ニューレトロ"な部分もかなり濃くなっている。
「ごぎげんよう」や「Ephemeral」、「上海ミッドナイト」などは特に。

メロディラインだけを聴いていると凄く懐かしさを覚えるのに、電子的な音が醸し出す浮遊感が不思議な聴き心地の良さを演出していて、気づくと再生ボタンを押してしまうような魔力がある。

歌詞にも変化が見えてきていて、タイトル曲「風吹く方へ」で綴った言葉は、このアルバムの核心とも言える。
"答えなき道"

前作「深い 深い 青」に収録の「ありんこ」でも"旅はまだ途中"と歌っていたが、"答えなき道"はそれよりも目的地が不鮮明なのに、何故か強さを感じさせる。

何かを目指すのではなく、何にでもなれる存在になりたいという感じだろうか。
最後の「大空便」でまさに風吹く方へと飛び立っていくのがわかる。

これからANTENAはどこへ向かうのだろう。
希望を乗せた風はここから吹き始める。

ちなみに、下記リンクからそれぞれの楽曲が視聴できます。
入道雲
Ephemeral
上海ミッドナイト
風吹く方へ

posted by micarosu at 23:11| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月15日

Moonlight J-POP 19年12月篇

今回はサブコンで発表した、2019年12月度のマイベスト10を紹介します。
ダウンロード

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2020年02月09日

「unanimous」 TRIPLANE

今回はTRIPLANEの「unanimous」を紹介します。
TRIPLANEの9thアルバム。

いつも通りだ。
実にいつも通りのTRIPLANEのアルバムだ。

長く活動を続けていると、スタイルが変わっていくバンドも沢山ある。
TRIPLANEもその活動の中で色んな形を示してきていたバンドの一つだろう。

でも、変わらずに変わり続けること。
それがTRIPLANEというバンドの一つの答えなのかなと思った。

その葛藤を描いたようにも見える曲が一曲目の「Rookie」だ。

綴られた言葉には"ない"という言葉が目立つ。
決めていない、傷付けない、気にしない、負けていない…。

それでも歌う姿と歌う意味を、サビで絞り出すように聴かせる。
音に重厚感があり、暗めの曲調ではあるのだが、その中を行く歌声がとても真っ直ぐで、心に突き刺さるような力強さと希望を感じさせてくれる。

葛藤からの覚悟。
変わらない強さを得たTRIPLANEの曲は無敵だ。

「アオイハル」や「クラインクイン」といった美しいメロディと包みこむような歌声で虜にしたかと思えば、近年のTRIPLANEで多く見られるデジタル色の強い「No more」「ヒカイゲート」「Allez」のような楽曲でアグレッシブに攻め込む。

得意とする「Snowland」ようなバラード楽曲も良いが、「one day」のように静かな始まりから一気に開けていく疾走感溢れる楽曲も最高だ。

最後を飾る「nouveau」はとても華やかな楽曲だ。
音の響き方がキラキラしていて、音色だけでも明るい気持ちにさせてくれる。

歌詞も非常に前を向いていて、「♪僕らで迎えに行くんだ」の言葉には特に強い決意を感じるだろう。

変わらない良さを持ち続けるというのは非常に難しいものだ。
それを進化を続けながらも聴かせてくれる彼らの存在は大きい。

どこまでもTRIPLANEらしい歌とメロディと音が詰まった最新の名盤だ。

ちなみに、下記リンクから視聴できます。
Rookie
「unanimous」トレーラー

posted by micarosu at 22:26| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月02日

「ときめき坂」 世田谷ピンポンズ

今回は世田谷ピンポンズの「ときめき坂」を紹介します。

近年は少なくなったな。

いや、近年どころではないか。

こういう純なフォーク、フォークロック楽曲。
それが今も息づいているのは、なんか嬉しい。

タイトル曲でもある「ときめき坂」は特に印象深かった。

少し早口で歌う言葉の数々。
蜃気楼や逃げ水を感じさせるような不思議な浮遊感を持った音とメロディ。

ときめき坂を行き来する中で見える情景が、懐かしくもあり、不気味でもあるけど、何故か愛おしい。

この感じをどう表現すれば良いかと思って調べてみると、吉田拓郎さんのような字余りフォークの系譜という言葉を見て、すごく納得した。

それとは別に、フォークロック色が強い「アンヂェラス」ような楽曲も良い。

イントロのギターとコーラスの時点でかなり怪しい楽曲なのだが、その雰囲気には"白と黒"混ざり合う相反する関係が作るグレー感が色濃く出ている。

そんな混沌とした雰囲気を感じさせながらも、サビで歌う"アンヂェラス"の力強さに耳を奪われるというか、時を奪われるような魔力と魅力がある。

この魔力と魅力は、この楽曲に限らず、全体にも言える。
日常を描いているのだけど、すごく文学的で言葉に深みがあり、行間に何が含まれているかを考えさせてくれる。

聴けば聴くほどに楽曲の深みが増す。
懐かしさという言葉だけでは語れないフォークロックがここにある。

ちなみに、こちらで「ときめき坂」が視聴できます。

posted by micarosu at 22:17| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする