今回は「2019年お気に入りの楽曲たち2」として、10位〜1位までを紹介します。
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2019年12月31日
2019年12月30日
2019年12月29日
2019年12月23日
2019年12月22日
「コペルニクス」 秦基博
今回は秦基博さんの「コペルニクス」を紹介します。
秦基博さんの6thアルバム。
オリジナルアルバムとしては実に4年ぶり。
間にシングルやベストアルバムのリリースはあったものの、かなり久々のアルバムとなった今作。
先行シングル「Raspberry Lover」を聴いたときから感じていたのだが、かなり新しい挑戦をしている。
1曲目のインスト曲「天動説」。
アコギの有機的な音から電子の広がりのある音へと繋がっていく流れは秦さんにしては新鮮だ。
そこから繋がる「LOVE LETTER」は再びアコギの音色が主体のシンプルな楽曲。
ただ、言葉一つ一つにどことなく重さがあって、深く滲み出るような感情が伝わってくる。
この楽曲も後半から電子的な音が入ってくるので、いつもとの違いに知らず知らずに深く惹きこまれていく。
そしてその深さを決定付けるような「Raspberry Lover」が待ち受ける。
アコギの音色と淡々としたビートが繰り返させる異質さから進行していき、感情をぶちまけるようにサビが一気に開ける。
開けるといっても明るい方面ではなく、嫉妬や欲望といった負の感情の吐露。
正直こういったタイプの楽曲が秦さんから出てきたのは意外だった。
ただ、決して嫌なわけではなく、むしろこういう良さもあったのかという発見のほうが大きかった。
特にアルバムの前半部分はこれに近い驚きのある楽曲が並んでいる。
その反面、後半は割と今までの印象に近い楽曲が並ぶ。
切り替わりのポイントは再びのインスト曲「地動説」だ。
ここに続く「9inch Space Ship」には同じように電子音が入るが、華やかさと躍動感があって、未来への希望を感じさせてくれる。
「仰げば青空」はピアノ音色が印象的な卒業ソング。
秦さんらしい楽曲ではあるのだが、ここまでの濃い流れから考えると安心感を与えつつ、陰陽がくっきり出てくることでそれぞれの楽曲の良さに改めて気づかせるという効果もあるのが大きい。
天動説からの深い展開の前半と、地動説からの優しい展開の後半。
らしさという点では後半の印象が強いが、前半の新鮮さと驚き、そして新たな可能性へのワクワク感はも捨てがたい。
いつだって変化をしようとする時は反発もある。
だけど、そこを乗り越えた先に待つものは確固たるものだ。
秦基博さんの挑戦。
そこに一度触れてみて良いと思う。
ちなみに、こちらでアルバムのダイジェスト映像が視聴できます。

秦基博さんの6thアルバム。
オリジナルアルバムとしては実に4年ぶり。
間にシングルやベストアルバムのリリースはあったものの、かなり久々のアルバムとなった今作。
先行シングル「Raspberry Lover」を聴いたときから感じていたのだが、かなり新しい挑戦をしている。
1曲目のインスト曲「天動説」。
アコギの有機的な音から電子の広がりのある音へと繋がっていく流れは秦さんにしては新鮮だ。
そこから繋がる「LOVE LETTER」は再びアコギの音色が主体のシンプルな楽曲。
ただ、言葉一つ一つにどことなく重さがあって、深く滲み出るような感情が伝わってくる。
この楽曲も後半から電子的な音が入ってくるので、いつもとの違いに知らず知らずに深く惹きこまれていく。
そしてその深さを決定付けるような「Raspberry Lover」が待ち受ける。
アコギの音色と淡々としたビートが繰り返させる異質さから進行していき、感情をぶちまけるようにサビが一気に開ける。
開けるといっても明るい方面ではなく、嫉妬や欲望といった負の感情の吐露。
正直こういったタイプの楽曲が秦さんから出てきたのは意外だった。
ただ、決して嫌なわけではなく、むしろこういう良さもあったのかという発見のほうが大きかった。
特にアルバムの前半部分はこれに近い驚きのある楽曲が並んでいる。
その反面、後半は割と今までの印象に近い楽曲が並ぶ。
切り替わりのポイントは再びのインスト曲「地動説」だ。
ここに続く「9inch Space Ship」には同じように電子音が入るが、華やかさと躍動感があって、未来への希望を感じさせてくれる。
「仰げば青空」はピアノ音色が印象的な卒業ソング。
秦さんらしい楽曲ではあるのだが、ここまでの濃い流れから考えると安心感を与えつつ、陰陽がくっきり出てくることでそれぞれの楽曲の良さに改めて気づかせるという効果もあるのが大きい。
天動説からの深い展開の前半と、地動説からの優しい展開の後半。
らしさという点では後半の印象が強いが、前半の新鮮さと驚き、そして新たな可能性へのワクワク感はも捨てがたい。
いつだって変化をしようとする時は反発もある。
だけど、そこを乗り越えた先に待つものは確固たるものだ。
秦基博さんの挑戦。
そこに一度触れてみて良いと思う。
ちなみに、こちらでアルバムのダイジェスト映像が視聴できます。