2019年10月27日

「Core Elements〜あの日の約束〜」

今回はナナカラットの「Core Elements〜あの日の約束〜」を紹介します。

ナナカラットの集大成。
それを感じずにはいられなかった。

タイトル曲でもある「CoreElements〜あの日の約束〜」が、その始まりを告げる。

力強いドラムの音が響き、畳み掛けるように音が共鳴し合うイントロ。
一度音が静かになり、Asamiさんの歌声がパーッと光が当たったかと思えば、そこから駆け抜けていくリズムとメロディが聴き手を一気に惹きこんでいく。

サビの盛り上がり方は、これぞナナカラットと言いたくなるほど、らしさが出た展開だ。

楽曲単位の展開、曲の作りこみはもちろんだが、ここから「宇宙のカケラ」、「シャッターチャンス-僕の特権-」への流れはアルバムの中でも特に秀逸。

メロディアスで壮大。
でもとても繊細な歌。

そんな3曲を聴かされたら、最後まで耳を離すことなんてできない。

また、ナナカラットと言えば朗読のイメージも強いと思う。
「私の中のホントのワタシ」の会話のような感じや、「誘凪-イザナギ-」の歌声に重ねて同じ言葉を朗読するなど、今作でもそこは健在だ。

進化を続けながらも、今までの集大成であり、まるでベストアルバムのようにナナカラットの魅力が凝縮された一枚。

ナナカラットを知っている人も初めて知った人も、間違いなく満足できるアルバムだ。

ちなみに、こちらから「CoreElements〜あの日の約束〜」が視聴できます。

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2019年10月20日

「もうすぐ夏が終わる」 浜端ヨウヘイ

今回は浜端ヨウヘイさんの「もうすぐ夏が終わる」を紹介します。
浜端ヨウヘイさんのメジャー2ndシングル。

"もうすぐ夏が終わる"
繰り返されるその言葉。

直接的な表現ではあるものの、聴いているとどこか曖昧な言葉に聴こえる。
主観的にも聴こえるし、客観的なようでもある。

そして、サビの終わりには"夏が終わるのでしょう"と同じような言葉が並んでいることも、この楽曲の不思議な雰囲気を演出している。

叙情的な音色。
感情が滲み出るような素朴で渋い歌声。

これだけでも切ない楽曲なのだが、そこに乗る言葉には輪廻のように命が繰り返すという尊さが描かれていることで、非常に神秘的な楽曲になっている。

本人の歌声があるからこそできることだが、プロデュースした寺岡呼人さんのセンスが光る楽曲でもある。

どこか懐かしく温かい。
原風景を思い出させてくれるような、日本の心を感じる名曲だ。

ちなみに、こちらで視聴できます。

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2019年10月13日

「信じ続けることで失うものなんて何もないよ」 Blueglue

今回はBlueglueの「信じ続けることで失うものなんて何もないよ」を紹介します。
Blueglueの1stフルアルバム。

何だろう、この懐かしい感じ。

すごく温かくて、優しくて、とても心地がよい。

その理由を探ってみると、色んなことが挙げられる。

メロディの良さであったり
身近に感じる歌詞であったり
素朴だけど芯のある歌声であったり。

でも一番凄いのが、これらが一つの歌という形になって、聴き手の耳と心に届いていることだと思う。

中でも「ラジオとスープ」は印象的だった。

透明感と清涼感。
パッと聴いたときにそれを感じさせつつも、聴いているとメロディと歌声に見せるのは少しの陰。

その陰に連れられるように歌詞の世界に浸ってみると、少しだけギクシャクした二人の関係が見えてくる。

何かがあった昨日と"ごめん"と思っている今日の朝。
でもその奥には信頼している二人の関係が見えていて、新しい朝に"雨が上がったみたいだね"という若干楽観的な言葉で二人の信頼の距離を見せるのがとても良い。

綴られた詩の世界観を、音色とメロディに重ねて、歌声が真っ直ぐ届けてくれる。
こういう純粋に良いと思える楽曲を聴かせてくれるのが彼らの魅力だ。

もちろんこういった楽曲だけでなく、「Listen Girl」のような心地よいグルーブ感のある楽曲であったり、浮遊感のある音色の中で大切な人を大切にしたいという強い決意を聴かせる「宇宙の風に乗って」であったり、聴かせ方は非常に多彩だ。

でも芯にあるものは変わらない。
メロディの良さの親近感のある言葉、そして温かみのある歌声。

探ってみると、ルーツが90年代にあるということで、この良さが生まれたことも納得だ。

ただ、そんな彼らなのだが、先日のワンマンライブ、そして明日10/14のライブを持って解散することが発表されている。

もっと早く知っておきたかったという無念さと、これだけの楽曲を残してくれたことへの感謝をここで伝えたい。

「信じ続けることで失うものなんて何もないよ」
Blueglueの最初で最後、そして最高のフルアルバムだったと。

ちなみに、下記リンクからそれぞれの楽曲が視聴できます。
ラジオとスープ
宇宙の風に乗って

posted by micarosu at 22:17| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月06日

「抑えきれない僕らのJ-POP」 サカノウエヨースケ

今回はサカノウエヨースケさんの「抑えきれない僕らのJ-POP」を紹介します。
サカノウエヨースケさんの1st書籍付きCD。

90年代のJ-POPのよう。
初めて聴いたときにそれを感じた。

煌びやかなポップ感。
耳馴染みの良いメロディ。

それらは自然と懐かしいという言葉を頭に過ぎらせた。

そうか。
この曲で伝えようとしているのは、J-POPへの愛と敬意、そして感謝なのだ。

特に"僕らは黄金のJ-POPを聴いて育った"の言葉とMVが象徴的なように、8cmCDの全盛期、90年代のJ-POPへの想いが溢れている。

歌詞に散りばめられた言葉にもその当時への想いが詰まっている。
このフレーズを聴いてこんなことしたなとか、ヒットチャートをカセットに録音したなど、青春の日々に隣にあった音楽の姿が真っ直ぐに伝わってくる。

ただこれは、聴いてくれる人の年代や過ごしてきた日々によっても感じ方は変わってくると思う。

懐かしさかもしれない。
新鮮さかもしれない。
90年代ってこんな良い曲があったのかという発見があるかもしれない。

サカノウエヨースケさんがこの歌で伝えたかった黄金のJ-POPへの回答。
それを自由に感じてみてほしい。

ちなみに、こちらで視聴できます。

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