2019年09月01日

「踠いていく日々」 THE RESTAURANT

今回はTHE RESTAURANTの「踠いていく日々」を紹介します。
THE RESTAURANTの1stフルアルバム。

前作「暮らしの中で」の頃は等身大というか、若さを感じるような勢いがあった。

その延長線上で今作を聴いたら驚くだろう。
この数年でこんなにも進化するのかと。

初めの「深夜二時」を聴いて、もう別次元だと思った。

深く重いギターの音色から始まるこの曲。
決して暗いわけではなく、むしろ真っ直ぐな信念を感じるようで、歌声と共に響く言葉を聴きながら、その想いは確信へと変わった。

真っ直ぐさは続く「Youthful Days」のほうが色濃く出ている。

軽快さが前面に出ていて、前へ前へと引っ張っていくような楽曲。
ただどことなく陰も含んでいて、その陰は自分自身の不安なのだろう。

それを噛み締めながら振り切っていこうとする姿。
歌声と音からそれが伝わってくる。

それでもまた走ってきたことを悩んでしまう「初期衝動」への流れは秀逸だ。

葛藤と信念。
そして初期衝動への回帰。

ぐるぐると回る想いを吐き出すように歌い上げる言葉は激情。
熱く熱く響いてくる。

この3曲を聴くとわかるのだが、1,2曲目と3曲目の楽曲の雰囲気がかなり違う。

それもそのはずで、1,2曲目はボーカル/ベースの井出さん、3曲目はボーカル/ギターの和田さんがそれぞれ手がけている。

この2人のソングライターがそれぞれの個性を発揮しつつ、互いの相乗効果でより楽曲が引き立つように収録されているのが非常に面白い。

ここでは最初3曲だけ紹介させてもらったが、この後の楽曲も素晴らしく、聴き進めるごとに彼らの魅力に惹きこまれていくだろう。

熱さと繊細が融合した、彼らの1stアルバムという名盤。

ちなみに、こちらから「初期衝動」が視聴できます。

posted by micarosu at 21:29| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする