2018年11月25日

「まだ見ぬ世界を映しながら」 アンダーグラフ

今回はアンダーグラフの「まだ見ぬ世界を映しながら」を紹介します。
山形国際ムービーフェスティバルのテーマソング。

"埋もれるな才能よ やがて花は咲くだろう"

サビのこのフレーズがとても耳に残る。

真戸原さんが綴る詩には時々ドキッとするほど核心をついた言葉があるのだが、今回のもその一つで、応援の形に安直な言葉を選ばず、"才能"という誰しもが持っている部分に対し、"埋もれるな"と奮起させているのが非常に興味深い。

オーケストラの壮大なアレンジもこの楽曲の描く未来への広がりとリンクしていて、タイトルの通りまだ見ぬ世界への道が開けてくるような感覚を届けてくれる。

また、山形国際ムービーフェスティバルのテーマソングとして制作された曲ということもあってか、歌詞の中に"やまがた"という言葉が出てくるのもにくい演出。

アンダーグラフが贈る、夢を持つ人達への応援歌。
この想いを感じてみてほしい。

https://linkco.re/GncS5U3u

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2018年11月18日

「HIKARI」 図鑑

今回は図鑑の「HIKARI」を紹介します。
図鑑の5thミニアルバム。

図鑑の曲は年々良くなっているように感じる。

前作「エミリー」も名盤だと思ったが、今作の「HIKARI」もまた名盤だ。

まず「メモリー」の爽やかさ。
トヨタカローラ「カローラスポーツ」九州・沖縄CMソングになっているだけあって、車を走らせたくなるような爽やかな疾走感が最高。

ここから「衝動」が一気に熱く盛り上げていく。

衝動というタイトルのままに突っ走っていく感じだろうか。
サビの"僕らは"の爆発力には心を掴まれずにはいられない。

「東京タワー琥珀色」は一転して、切なさと優しさを届けてくれる。
メロディラインもそうなのだが、一つ一つの音、響かせる歌声の言葉一つに繊細さが滲み出ている。

図鑑は結構熱いイメージがあったので、この曲は良い意味で新鮮な楽曲になっている。

「もっと」の普遍性もまた良い。
まさに王道という感じで、メロディがこう来てほしいという思いのままに来てくれるので、非常に心地良く聴くことが出来る。

一歩一歩前に進んでいこうとする歌詞もこのメロディにぴったりだ。

過去の自分を描いた「grassland」から未来へと進もうとする「ライト〜未来へ〜」の流れは秀逸。
泣けるメロディから広がりのあるメロディへと流れていくことで、それぞれが対比されてより楽曲の淵がくっきりと見えてくる感じ。

最後はシーナ&ロケッツのカバー曲、「YOU MAY DREAM」。

原曲はデジタルな要素が入っていたが、このカバーでは図鑑らしいバンド感、ライブ感と熱情溢れる楽曲に仕上がっている。

カバー曲が入っていると全体の印象が崩れることもあるが、これは図鑑の楽曲ではないかと思うほど完全にものにしていて、全く違和感が無いどころか、適度な熱を持ったまま聴き終えられるのが不思議と心地良い。

ここでふとタイトルを思い出してみよう。
「HIKARI」。

前半は太陽の光。
東京タワーのライトの光を挟み、後半は夢という希望へ向けた光を見せてくれていたことに気づくだろう。

これは様々な形の光を、図鑑流に聴かせてきれる一枚。
図鑑が届けるHIKARIを是非聴いてみてほしい。

ちなみに、下記リンクからそれぞれの楽曲が視聴できます。
衝動
東京タワー琥珀色
HIKARIトレーラー

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2018年11月12日

Moonlight J-POP 18年9月篇

今回はサブコンで発表した、2018年9月度のマイベスト10を紹介します。
ダウンロード

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2018年11月11日

「見エズ在ルモノ」 空中ループ

今回は空中ループの「見エズ在ルモノ」を紹介します。
空中ループのメジャーデビューアルバム。

忘れていた何かを思い出すような感じ。
それがこのアルバムにはあった。

1曲目の「ダークマター」。
これを聴き始めた時点からこの世界に惹きこまれてしまうだろう。

タイトルからは暗めの印象を持ちそうだが、美しい旋律から始まった音の波紋は、やがて極上のポップソングの世界へと広がって行く。

メロディの素晴らしさ、電子的な浮遊感とリズムが生み出す心地良さ。
まじりっけ無し、純粋にポップだと思えるこの曲から、最近の曲に無い良さを感じると思う。

続く「梢」。
少し切ない曲なのだが、メロディがこう来て欲しいなと思う通りに来てくれるので、不思議な心地良さも届けてくれる。

この2曲だけでも間違いなく名盤だと感じるのだが、「Coelacanth」で魅せる深い音空間と美しいメロディだったり、「今すぐここに」のような意味深な世界観であったり、「A SAILOR」のような英語詩の楽曲があったり、思っている以上の楽曲で次々と魅了してくる。

極めつけは「風のファンファーレ」だ。

シングルにもなっている楽曲で、王道の中の王道というくらい綺麗なメロディとコード進行、アウトロのコーラスの心地良さ、どれを取っても文句なしに素晴らしい。
短い楽曲なのだが、一度聴けば忘れないくらいインパクトのある楽曲だ。

さて、冒頭であえて忘れていた"何か"と書いたのだが、この"何か"が上記の内容からわかるかと思う。

最近の音楽が失いかけていた純粋に良いと思える楽曲のことだ。

メロディのクセが強かったり、BPMが速かったり、演奏技術の高さ感じるような楽曲も確かに良いのだが、純粋にメロディが良くて、耳に馴染むような歌を聴かせてくれる楽曲。
それがここにはある。

空中ループが生み出すそんな歌を聴いてみて欲しい。

ちなみに、下記リンクからそれぞれの楽曲が視聴できます。

ダークマター
風のファンファーレ

posted by micarosu at 22:25| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月04日

「STARTING OVER」 高橋優

今回は高橋優さんの「STARTING OVER」を紹介します。
高橋優さんの6thアルバム。

言葉が刺さる感覚。
このアルバムにはそれがあった。

この感じは初期の高橋優さんに近いものだ。
それに気づいたとき、「STARING OVER」というタイトルの意味がわかる。

"また始めよう"と。

「美しい鳥」、「ストローマン」とアルバムの初めに皮肉を込めたような楽曲が並んでいたり、完成度の高いシングル楽曲が並んでいるのはいつも通り。

今回特に大きな存在感を放っているのはアルバム曲だ。

「いいひと」はタイトルからは柔らかな楽曲を彷彿とさせるが、いいひとという言葉で片付けられてしまうことへの闇を含んだ意味深な楽曲。
こういう風に切り込んだ楽曲は久々に聴いた気がする。

「aquarium」は過去と現在、夢と現実について問いかけるような楽曲。
今に満足しているように見えて、実は何かを諦めてそこにいるだけではないかというメッセージには色々考えさせられる。

"10年後に笑う約束"は過去の自分からのメッセージでもあり、未来の自分へのメッセージとも取れる強い言葉として特に耳に残る。

タイトル曲である「STARTING OVER」はこのアルバムの全てを詰め込んだような楽曲。
言うならば、現状への皮肉とそこからの再起。

大丈夫と背中を押すでもなく、手招きするわけでもない。
拳突き上げて思うままに行けよ!と全力で心を揺さぶってくる。

これぞ高橋優という感じだ。

そうなんだ。
これぞ高橋優という楽曲がここには詰まっているのだ。

高橋優の回帰であり、再起の1枚だ。

ちなみに、こちらで「aquarium」が視聴できます。

posted by micarosu at 22:31| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする