2017年10月22日

「SOUND of SURPRISE」 JIGGER'S SON

今回はJIGGER'S SONの「SOUND of SURPRISE」を紹介します。
JIGGER'S SONの19年ぶりのアルバム。

1998年3月リリースの「バランス」。
JIGGER'S SONのオリジナルアルバムとしてはこれが最後だった。

その後、バンドは活動休止し、坂本サトルさんはソロ活動を開始。
2001年にバンドは一度解散するが、2012年の復活ライブからシングル「バトン」、「メリーゴーランド」を発売。

そして遂に。
いや、まさかの19年ぶりとなるオリジナルアルバムのリリース。

こんな日が来るなんて夢にも思っていなかった。

収録曲はシングル2枚から「バトン」、「大丈夫(2012 ver.)」、「マスター YAMASHITA」、「メリーゴーランド」、「再会20」の5曲と、新曲6曲、坂本サトルさんソロ名義の名曲「天使達の歌」のセルフカバーの全12曲。

アルバムの始まりはシングルになっていた「メリーゴーランド」。
復活後のシングルの中でも特にJIGGER'S SONらしさが出ていたのはこの楽曲。

良い意味で力が抜けているというか、伸び伸びと音を鳴らしているのが伝わってきて、聴いているとJIGGER'S SONが帰ってきたことを実感できる。

「Carcharodon megalodon」が疾走感を格好良く決めてくれたかと思えば、「バンジー」の切なさが滲み出るような楽曲に涙腺を緩ませ、「バトン」という命のバトンを繋いでいること歌った楽曲がギュッと心を掴んで離さない。

この4曲の流れは素晴らしいの一言だ。

ここからはもう少し遊び心のある楽曲が顔を覗かせる。
中でも印象的なのは「最新式を買ってやる」。

作詞作曲は基本的に坂本サトルさんなのだが、この楽曲は渡辺洋一さんとの共作曲。
そしてボーカルが坂本昌人さんという、JIGGER'S SONのアルバムだからこそできた一曲。

素朴なメロディと歌詞が昌人さんの歌声とも合っていて、新鮮でありながらも安心感と心地良さも合わせ持っているのが面白い。

ここから続く新曲「銀河県道999」、「A.I. ジョー」、「通り雨」もJIGGER'S SONらしさに遊び心と円熟味が加わって、今までの楽曲よりも楽しく聴かせてくれる。

そこでふとアルバムのタイトル「SOUND of SURPRISE」を思い出した。

直訳すれば驚きの音。
高音質とも捉えることができるが、ここでは今までを凌駕するほど驚きの良い音楽を奏でているということなのと思った。

解散していた期間も長いのに、今までの作品の中でも今作が一番良いのではなないかと思えるほど素晴らしい作品になっていた。

それは紆余曲折を経たからこそ届いた場所。
全ての出来事がこの素晴らしい一枚を完成させるためにあったのだとすれば、非常に感慨深い。

JIGGER'S SON完全復活を告げるアルバム。
そして最高の一枚だ。

posted by micarosu at 22:39| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする