2017年04月09日

「恋占」 結花乃

今回は結花乃さんの「恋占」を紹介します。
結花乃さんの2ndミニアルバム。

前作「花一匁」の落ち着いた雰囲気とは違い、全体を通して色合いが感じられるようになったのが今回のミニアルバム。

始まりの「恋占」はとても印象的で、華やかでキラキラしたキャッチーさは、聴いた瞬間から良いなと思わせてくれる。

今作はまた一味違うなと感じたのも束の間、「cocoa」で描く真っ直ぐな想いとそれを紡ぐ繊細なメロディに酔いしれさせ、カバー曲「ハナミズキ」で魅せる透明感ある歌声ですっかり虜になってしまった。

「ダーリンと日曜日」ではほんわかとした甘い雰囲気を聴かせてくれたかと思えば、「shippo」の絵本のような物語性のある詩の中に描く進みだそうとする想いを自然と聴き手の心に届けてくれる。

最後の「marquerite」はシンプルだけど深いバラードナンバー。
相手の想いを素直に聴けないもどかしさと一途な想いが交差する詩を、優しい歌声とピアノの音色が包み込む。

この曲が残す余韻がとても心地良く、またミニアルバムを始めから聴いてみたいと思わせるのがまた面白い。

一曲一曲変化する色。
小説のページを捲るように、その色合いの変化を楽しんでみて欲しい一枚。

ちなみに、こちらでミニアルバムのトレーラーが視聴できます。

posted by micarosu at 21:49| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月02日

「露天」 おつかれーず

今回はおつかれーずの「露天」を紹介します。
おつかれーずの4thアルバム。

何かが始まる気がした。
それは一曲目「憧憬列車」のうつらうつらした夜の静けさを聴いたときから。

その予感が正しかったことにはすぐ気づくことになる。
二曲目「海蛍」を聴いた瞬間に。

一瞬聴くと音色と言葉で爽やかな印象を残すのだが、聴き進めると歌声の奥に隠された熱意とも言える感情がひしひしと伝わってくる。
耳馴染みが良いメロディでこんな情熱のこもった歌声を聴かされたらもう好きにならないわけがないだろう。

ただ実は、この曲だけ杉本さんが作詞をしていないのだ。
それはつまり、これだけの衝撃を与えておきながら、このアルバムの本番はまだまだこれからだということである。

聴き進めると実際色んな形の歌に出会うことが出来る。

「バスに揺られて」や「きみの町まで」のように君に会いに行こうとする弾むような気持ちをそのまま歌にしたような楽曲や、「家路」のようにシンプルに聴かせる楽曲。

思いのたけをそのままぶつけるように歌う「アイスクリーム」や嫉妬と混沌がうずまく世界の感情を描く「pandora」のような一筋縄ではいかないような楽曲に驚かされることも。

全体を通しておつかれーずの集大成とも言える楽曲が収まっていると同時に、新たなスタート地点に立っているような決意が垣間見える一枚。

楽曲の良さはもちろんのこと、その決意を感じてみて欲しい。

ちなみに、下記リンクからそれぞれの楽曲が視聴できます。
海蛍
アイスクリーム
ひまわり
バスに揺られて
きみの町まで
家路
桜コスモ

posted by micarosu at 22:11| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする