2017年04月30日

「さしすせそズ2」 さしすせそズ

今回はさしすせそズの「さしすせそズ2」を紹介します。
さしすせそズの2ndミニアルバム。

キャッチーなメロディ。
格好良く聴かせる演奏とアレンジ力。
それでいて歌詞では遊び心溢れる言葉選びをしているので、なんだかクセになってしまう。

「O.P.P.」はまさにその代表格で、こんな良いメロディにこんな歌詞を乗せてしまうなんてと思わず突っ込んでしまいそうになるが、そのセンスこそが彼らの魅力でもある。
(ちなみに、「O.P.P.」とはお腹ピーピーのこと)

そんな遊び心ある前半と打って変わって、後半は聴かせる楽曲が並ぶ。

イントロから歌謡曲感漂う「鶯谷ラブロマンス」は、懐かしいメロディと感慨にふける詩の内容が絶妙に絡みあう名曲。
今までのキャッチーさとは違い、哀愁漂う音色が見せるシチュエーションに心が揺さぶられる。

続く「馬鹿げた話」の静かなテンポで聴かせる葛藤の姿がとにかく切ない。
音楽としてだけでなく、一つの歌として良いなと思わせてくれる。

最後の「バンドメン」はバンドとしての目標というより決意を込めた言葉が印象的。
じわじわと感情を湧き上げるようなリズムと力強い音色が心地良く真っ直ぐに聞かせてくれる。

クセになるキャッチーさから聴かせる楽曲まで。
さしすせそズの可能性が詰まったミニアルバムだ。

ちなみに、下記リンクからそれぞれの楽曲が視聴できます。
WEEKEND
O.P.P.
アルパカに乗って
全曲視聴動画
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2017年04月23日

「岳南電車」 DATSUN320

今回はDATSUN320の「岳南電車」を紹介します。
DATSUN320の2ndシングル。

3rdミニアルバム「空心彩 〜空に心を彩れば〜」から約5年半。
活動再開後初となるシングルがこの「岳南電車」だ。

静岡県富士市内を走る岳南電車をモチーフにしていることもあり、田子の浦や富士の言葉だけでなく、工場の隙間を走り抜ける様子を描くなど、電車からの景色が鮮やかに目に浮かんでくる。

それは詩によるものだけでなく、ゆったりとしたリズムと心地良く柔らかい音色からも電車の特徴が伝わってくるのが面白い。

だからだろうか、聴いていると電車に乗っているような気持ちになり、その電車に揺られて過ごした時間や感情が自然と響いてきて、不思議と胸の奥が温かくなってくる。

今までの楽曲よりも柔らかい印象を持つが、音色や川口さんの誠実で感情のこもった歌声を聴くとやはりDATSUN320なんだと気づく。
活動再開後初のリリース作品としては申し分ない一曲。

購入は会場、HP通販、静岡県富士市内関連ショップで可能なようです。
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「HAPPY PARTY TRAIN」 Aqours

今回はAqoursの「HAPPY PARTY TRAIN」を紹介します。
Aqoursの3rdシングル。

「HAPPY PARTY TRAIN」。

タイトルからは煌びやかで楽しい雰囲気を想像するのだが、曲の始まりのピアノには意外にも少しの切なさを含んでいる。

何か新しいことを始めるときに湧き上がるワクワクした気持ち。
それと同時に、知らない世界に踏み込もうとするすることに感じる不安。

表向きは華やかなのだが、その裏で不安の部分が音色となって2番のサビ後の間奏まで続いている。

でもそこまでの過程で、不安な気持ちを支えて払拭してくれるようなみんなの想いの存在に気づき、迷わずに進もうとする姿を、最後のサビへの弾けるような展開で華やかに示してくれるのが最高に心地良い。
最後のコーラスの透明感が残す余韻も聴きどころだ。

これから何かを始めることに不安を感じているならば、この曲を聴いてみて欲しい。
描こうとしている未来の姿が見えてくるはずだから。

ちなみに、こちらで視聴できます。


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2017年04月18日

Moonlight J-POP 17年3月篇

今回はサブコンで発表した、2017年3月度のマイベスト10を紹介します。
ダウンロード

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2017年04月16日

「デフォルメの青写真」 空想委員会

今回は空想委員会の「デフォルメの青写真」を紹介します。
空想委員会の3rdフルアルバム。

前作「ダウトの行進」がとんでもない名盤だった。
これを超える作品にはなかなか出会わないと思ったのだが、まさかこんなにも早くそれをも超える名盤に出会えるとは。

既出曲「私が雪を待つ理由」、「ビジョン」、「色恋狂詩曲」はもちろんどれも素晴らしかったのだが、今作では特にアルバム曲の秀逸さに注目して欲しい。

中でも岡田さん作曲の「何者」、「恋とは贅沢品」、「通行人「R」」の素晴らしさだ。

以前からキャッチーなメロディを作らせたら文句なしだったのが、更に磨きがかかり、一度聴いただけで忘れらないくらい耳に残る曲になっている。

それだけでも十分良いのだが、三浦さんの歌う言葉の響きが綺麗にメロディに乗っていて、詩の内容までもが自然に伝わってくるのも良い。

この3曲については本人が編曲までこなしていることもあり、何をどう伝えたいのかという楽曲のイメージが音から垣間見えることも、この楽曲を名曲に昇華させている要因の一つだろう。

ここまで絶賛してしまうと他の曲はそうでもないの?と思われてしまいそうだが、まだまだアルバムの魅力がまだまだある。

岡田さんがここまでキャッチーで優しい楽曲を聴かせてくれたが、その対となる格好良さを示してくれる佐々木さんの曲の存在を忘れてはいけない。

「キラーチューンキラー」はイントロのギターリフから格好良いのだが、そこから重みのある音とメロディ展開で聴かせつつ、その中に心地良い疾走感を魅せるのが堪らない。

唯一のインスト曲「Sign -instrumental-」のアコギをメインに据えた、インパクトある音には思わず聴き入ってしまう。

「私が雪を待つ理由」という壮大で優しいバラードの後にあることで、それぞれの楽曲が引き立っているのも聴きどころである。

そして忘れてはいけない三浦さんの楽曲の存在。

アルバムの始まりを告げる「スタートシグナル」はイントロのカウントダウン的に響いてきて、スタートを後押しするような詩の内容とも相まって、感情が高ぶってくる。(アウトロのギターもすごく格好良い)

「解の恋式」は恋に対する解の公式を求めている主人公の成長に、ちょっと癖のあるメロディの融合させるというまさに真骨頂。
こういう曲があると安心するし、楽しくなってくる。

「アイシテイルの破壊力」も近いところはあるのだが、言葉を届けることの難しさに向き合うもどかしさを示すような浮遊感ある音色でまた違う一面を見せてくれる。

最後を飾る「罪と罰」は集大成であり、進化を見せる楽曲。
歌声も含めて静かな始まりだったところから徐々に音が重なりあって、最後には壮大な世界を聴き手に魅せる。

こういう楽曲はある種の自信と実力が無ければできないので、それが出来るところまで来たということを感じずにはいられなかった。

ここまでモテない男の心情を描くことが多かったが、今作ではそれだけでない世界も描いていることで楽曲の幅は大きく広がった。

それにより感じた今までの良さと新しい良さ。
まさに集大成であり、進化が垣間見えるアルバムになっている。

冒頭でも絶賛したが間違いなく名盤。
聴いて絶対に損はない。

ちなみに、こちらで視聴できます。

posted by micarosu at 22:33| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする