2017年第一弾シングル。
幸せとはなんだろうか?
その問いに答えを出すのは難しい。
でも、この「美しい日」では一つの答えを導き出している。
幸せは気づくものであると。
その言葉にものすごい力を感じずにはいられない。
"僕は人に生かされて 人と生きている"という歌詞があるのだが、彼らはこれまで多くの人と出会いながら、歌う意味を真摯に見つめ続けてきたと思う。
その日々が繋げた今を見て、これが幸せなのかもしれないというシンプルな答えに辿り着いていることが、言葉だけでなく、歌声とメロディから伝わってくる。
それを「美しい日」と表現するところが何とも彼ららしい。
両A面の「全部」も同じように人との繋がりを歌っているのだが、こちらはアプローチが少し違う。
一緒にいたい人がいる。
その人とわかちあいたいもは何か?
楽しいこと。
嬉しいこと。
悔しいこと。
悲しいこと。
そのどれかではない、その全部をわかっていたい。
そんな想いが詰まっている。
懐が広いとも言えるし、欲張りとも言えてしまいそうだが、人との繋がりというのはこれを全て受け止めることも時には必要である。
そういう確信に迫った言葉にはやはりドキっとしてしまう。
エモーショナルな音色や歌声はいつもと変わらず、更に磨きがかかった伝えたい想いの姿。
また熱い楽曲に出会ってしまった。
ちなみに、こちらで「美しい日」のMVが視聴できます。