2016年10月23日

「スペースエコー」 nano.RIPE

今回はnano.RIPEの「スペースエコー」を紹介します。
nano.RIPEの5thアルバム。

ここ最近のシングル曲は個性的なものが多かった。

有機的なリズムと音色が心地良い「こだまことだま」、無骨な音と力強い歌声で聴かせる「ライムツリー」、最初から最後までクールな音で走り抜けるロックナンバー「スノードロップ」。

この音を作ってきたリズム隊、ベースのアベノブユキさんとドラムの青山友樹さんがこのアルバムを持って脱退することが発表されている。

今の4人でできる最後のアルバム。
その内容はとても充実したものであった。

インスト曲「SN1998A」の深い音色から始まり、その深みに光を灯そうとする「ルミナリー」の音が力強く切り込んでくる。

上述のシングルでも少し触れたが、このような力強い楽曲が数多く顔を覗かせるのがこのアルバムの特徴だ。
特にnano.RIPE史上最も攻めた楽曲ではないかと思われる「イタチ」の攻撃的で巧みな演奏は、それだけでも思わず唸ってしまうほど音色に魅力を含んでいる。

独特なリズムで奏でられる曲も印象深く、「日付変更線」や「ディア」は今の4人だからこそ活きる構成だろう。

バラードナンバー「ティーポットのかけら」や「ものがたり」も、いつもより感情が強く出ている感じがあるのも聴き逃せない。

全体を通して、止まることなく進化と深化を続けてきたことが色んなところに表れている。
今の4人で作るnano.RIPEの最高の音楽を堪能してみて欲しい。

ちなみに、こちらで「ルミナリー」が視聴できます。

posted by micarosu at 22:21| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする