2016年07月10日

「Dr.Izzy」 UNISON SQUARE GARDEN

今回はUNISON SQUARE GARDENの「Dr.Izzy」を紹介します。
UNISON SQUARE GARDENの6thアルバム。

アルバム「Populus Populus」以降、それぞれどこか突き抜けたアルバムを作ってきた。
そんな彼らの6枚目のアルバム「Dr.Izzy」では解剖が大きなテーマになっている。

ユニゾンには一体どんな要素が存在していたのか、それが一曲一曲解剖されていくことで、改めて気づかされることになる。

まずはライブを彷彿とさせる曲と曲の繋がりだ。
彼らのアルバムはとにかく最初3曲の繋がりが凄まじいのだが、今回もそれは健在。

混沌とした雰囲気を漂わせる「エアリアルエイリアン」のいつもと違う雰囲気に耳を傾けていると、次第に流れてくる耳に馴染むメロディがアルバムの始まりを予感させ、「アトラクションがはじまる(they call it "No.6")」のキャッチーさで一気に高まったテンションは、「シュガーソングとビターステップ」で早くも頂点に到達する。

そしてここからはユニゾンが魅せる音楽の表現力を楽しませてくれる。

「マイノリティ・リポート(darling, I love you)」のどことなく歌謡曲のようなドラマチックな展開で新鮮に聞かせたかと思えば、「オトノバ中間試験」のユニゾンらしさ全開のキャッチーさで魅せつつ、「マジョリティ・リポート(darling, I love you)」では往年の名曲のタイトルと自分たちのバンド名を並べて自虐的に歌う詩が耳から離れなくなる。

スカのようなリズムで聴かせる「BUSTER DICE MISERY」のクセになるメロディ展開がたまらないと思っていると、「パンデミックサドンデス」の一聴しただけで耳に残るキャッチーさに惹きこまれ、「8月、昼中の流れ星と飛行機雲」の優しいメロディがひと時の癒しを与えてくれる。

その落ち着いた気持ちを「フライデイノベルズ」の軽快なテンポが再度高め、「mix juiceのいうとおり」のお洒落でワクワクするような展開が包み込むような余韻を残しつつ、「Cheap Cheap Endroll」が強烈なインパクトを最後の最後に残していく。

ここまで聴いて改めて振り返ってみると、ユニゾンって本当に面白いバンドだなと思う。
らしさに固定概念を設けることなく次々と攻めてきているのに、どれもユニゾンの良さであることが自然とわかってしまう。

円熟味を帯びた演奏、表現力を増した歌声、遊び心ある歌詞、そして自信。
それらが高度に絡み合うことで生まれた名盤だ。

ちなみに、下記リンクからそれぞれの楽曲が視聴できます。

「アトラクションがはじまる(they call it "No.6")」
「パンデミックサドンデス」
「mix juiceのいうとおり」

posted by micarosu at 22:17| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする