2016年07月31日

「幻影イノセンス」 ナナカラット

今回はナナカラットの「幻影イノセンス」を紹介します。
ナナカラットのメジャー3rdフルアルバム。

叙情的な幻影感。
今までよりも繊細な切なさを描きつつ、少し浮遊感を増した音が新たな世界を作り出している。

リードナンバー「僕は君が好きだってこと」がまさにそれを示していて、切ない恋の物語を導く優しいメロディと、花火が咲いて散っていくような儚さを示すピアノとシンセの幻影的な音色が、今まで以上に深みのあるナナカラットの世界観を描いている。

今作ではこのようにバラードが特に秀逸で、「タイムカプセル」や「サヨナラの勇気」、「イノセンス」など、その繊細な切なさと深い世界に胸がしめつけられそうになる。

それでいながら、「幻影〜僕らが生み出した怪物〜」といった疾走感ある壮大さや、「朱〜昇華〜」のような和の雰囲気が漂う情熱的で美しい楽曲など、ナナカラットらしさをより洗練させた楽曲の数々がアルバムを彩っていることも聴き逃せない。

より繊細でより深く進化したナナカラットの音楽。
その音楽に酔いしれてみて欲しい。

ちなみに、こちらで「僕は君が好きだってこと」が視聴できます。
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2016年07月24日

「First STORY」 碧井愛莉

今回は碧井愛莉さんの「First STORY」を紹介します。
碧井愛莉さんのファーストアルバム。

繊細でありながらドラマチック。
もう少し具体的に言うと、繊細で無垢な歌声と臨場感と幻想感溢れる音が融合され、何とも愛おしい世界を作り出している。

中には軽快なロックナンバーから繊細なバラードまで様々な形が存在しているのだが、そのどれもがシングルとしてリリースされてもおかしくないくらいのクオリティであり、最初から最後まで胸の高まりが収まらないくらいの内容だ。

その楽曲達の中でも特に輝きを放っていたのが「Answer」と「鈴音-RinNe」。

「Answer」は夢を追いかける人への応援歌。
応援の形には様々なものがあるが、この曲は後押しをしてくれるのとも手招いてくれているのとも違い、側で包み込んで寄り添ってくれるような温かみを感じさせてくれる。

アルバムにはVer.違いで2曲収められているのだが、一曲目のオリジナルVer.は疾走感あるリズムと音で走り出したくなるような想いを奮い立たせ、最後のStudio live Ver.はピアノ主体でより繊細に想いを響かせることで、また一味違う楽しみ方ができるのが面白い。

「鈴音-RinNe-」はイントロの儚げな疾走感からその世界に吸い込まれそうになる美しい楽曲。
寂しさ・切なさと誰かを想う愛の強さという大きなテーマを描いた詩を、幻想的で壮大な音と儚くも力強い歌声で表現されている。

このテーマだとバラードで聴かせても良いと想うのだが、あえて疾走感のある展開の中で聴かせることで、愛の強さと息づいた想い、そして時の流れの儚さまでもが描かれているようで、この世界をさらに美しく演出しているのは素晴らしいの一言。

ここでは2曲だけ取り上げたが、他の楽曲もこれらに匹敵するくらい素晴らしいので、一度聞いてみてほしい。
これは文句なしの名盤。

ちなみに、こちらでアルバムのトレーラー映像が視聴できます。
「鈴音-RinNe-」はこちらでMVが視聴できます。

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2016年07月23日

Moonlight J-POP 16年6月篇

今回はサブコンで発表した、2016年6月度のマイベスト10を紹介します。
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2016年07月17日

「愛のかたち」 植村花菜

今回は植村花菜さんの「愛のかたち」を紹介します。
デビュー記念日にリリースされたミニアルバム。

目に浮かぶのは家族の姿。

約3年ぶりのオリジナルミニアルバムとなる今作。
その間に結婚・出産を経たこともあって、その愛のかたちを描いた温かい一枚になっている。

全体を通してその愛のある歌詞が印象に残るのだが、それは言葉そのものだけでなくメロディも今まで以上に耳に残りやすいものになっていることも大きい。

それもあって歌詞カードを見ることなく聴いてみても、愛らしい家族の姿が目に浮かぶようになっている。

中でも「ただいま。」という名曲は存在感を放っている。

家族、そして家庭という存在の大切さが滲み出る言葉達。
「ただいま」という言葉で安らぐ場所があるいう想いを、シンプルな言葉と包み込むような歌声、そして情緒溢れるメロディが優しく繊細に響き渡らせる。

この温かさは様々な経験をしてきた今の植村さんでなければ出せないものだろう。
だからこそ、より一層心に響いてくるのかもしれない。

タイトルの通り色んな「愛のかたち」が詰まったミニアルバム。
こういう温かさが溢れるアルバムもすごく良い。

ちなみに、こちらで「ただいま。」が視聴できます。

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2016年07月10日

「Dr.Izzy」 UNISON SQUARE GARDEN

今回はUNISON SQUARE GARDENの「Dr.Izzy」を紹介します。
UNISON SQUARE GARDENの6thアルバム。

アルバム「Populus Populus」以降、それぞれどこか突き抜けたアルバムを作ってきた。
そんな彼らの6枚目のアルバム「Dr.Izzy」では解剖が大きなテーマになっている。

ユニゾンには一体どんな要素が存在していたのか、それが一曲一曲解剖されていくことで、改めて気づかされることになる。

まずはライブを彷彿とさせる曲と曲の繋がりだ。
彼らのアルバムはとにかく最初3曲の繋がりが凄まじいのだが、今回もそれは健在。

混沌とした雰囲気を漂わせる「エアリアルエイリアン」のいつもと違う雰囲気に耳を傾けていると、次第に流れてくる耳に馴染むメロディがアルバムの始まりを予感させ、「アトラクションがはじまる(they call it "No.6")」のキャッチーさで一気に高まったテンションは、「シュガーソングとビターステップ」で早くも頂点に到達する。

そしてここからはユニゾンが魅せる音楽の表現力を楽しませてくれる。

「マイノリティ・リポート(darling, I love you)」のどことなく歌謡曲のようなドラマチックな展開で新鮮に聞かせたかと思えば、「オトノバ中間試験」のユニゾンらしさ全開のキャッチーさで魅せつつ、「マジョリティ・リポート(darling, I love you)」では往年の名曲のタイトルと自分たちのバンド名を並べて自虐的に歌う詩が耳から離れなくなる。

スカのようなリズムで聴かせる「BUSTER DICE MISERY」のクセになるメロディ展開がたまらないと思っていると、「パンデミックサドンデス」の一聴しただけで耳に残るキャッチーさに惹きこまれ、「8月、昼中の流れ星と飛行機雲」の優しいメロディがひと時の癒しを与えてくれる。

その落ち着いた気持ちを「フライデイノベルズ」の軽快なテンポが再度高め、「mix juiceのいうとおり」のお洒落でワクワクするような展開が包み込むような余韻を残しつつ、「Cheap Cheap Endroll」が強烈なインパクトを最後の最後に残していく。

ここまで聴いて改めて振り返ってみると、ユニゾンって本当に面白いバンドだなと思う。
らしさに固定概念を設けることなく次々と攻めてきているのに、どれもユニゾンの良さであることが自然とわかってしまう。

円熟味を帯びた演奏、表現力を増した歌声、遊び心ある歌詞、そして自信。
それらが高度に絡み合うことで生まれた名盤だ。

ちなみに、下記リンクからそれぞれの楽曲が視聴できます。

「アトラクションがはじまる(they call it "No.6")」
「パンデミックサドンデス」
「mix juiceのいうとおり」

posted by micarosu at 22:17| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする