2016年06月26日

「TIMELESS WORLD」 コブクロ

今回はコブクロの「TIMELESS WORLD」を紹介します。
「One Song From Two Hearts」から2年6ヶ月ぶりとなるアルバム。

これはものすごい名盤だ。
一曲目の「SUNRISE」を聴いたとき、それは間違いないと思った。

静かに真っ直ぐに聴かせる熱い想い。
こういう楽曲が一番最初にあるということは、それだけこのアルバムに自身があるのだろう。

それを示すように「未来」、「何故、旅をするのだろう」とゆっくりめのナンバーが続くが、そのどちらもメロディと想いが心に訴えかけてきて、聴き進めることを止めることができない。

ここから少し雰囲気が変わりだす。
車のクラクションの音が印象に残る「tOKi meki」の軽快なナンバー、「SNIFF OUT!」、「サイ(レ)ン」とロック調にかきならす音と、聴き手に問いかけるような強いメッセージが胸を打つ。

ここ最近の作品は聴かせる楽曲が多く、アルバムも落ち着いた内容のものが多かったが、このように少し曲調やアレンジを変えてくる遊び心に、インディーズやデビュー当時の楽曲のような懐かしさを感じさせてくれるのは嬉しい。

もちろんそれだけでなく、アルバムの構成として無くてはならないものになっていて、その後に続く「hana」、「星が綺麗な夜でした」、「Twilight」というバラードを一段と引き立たせてくれている。

「Tearless」はアルバム唯一の黒田さん作詞・作曲のナンバーなのだが、まさかのEDMという驚き。
今までのコブクロには全くなかったジャンルでありながら、何故か違和感なく聴けるが面白い。

そこから「陽だまりの道」への流れが不思議なほど綺麗なものも更に面白い。

そしてここから最後にもうひと盛り上がり。

大阪弁で歌う「42.195km」では格好良い疾走感で聴かせながら、間奏でハーモニカを入れるにくい演出に興奮して、「奇跡」の流れるような疾走感が気持ちを高めていく。

初めて楽曲提供を受けたという「NO PAIN, NO GAIN feat.布袋寅泰」でまた新たな一面を見たかと思えば、「STAGE」がしっとりと全てを受け止める。

全15曲。
コブクロだからできる楽曲がここでもかというくらい詰まっている。

「NAMELESS WORLD」から10年。
もちろんその前にもその間にもたくさんの名曲、名盤が存在したが、それらをも凌駕し、時代を超えて愛される名盤がここに生まれた。

ちなみに、特設サイトで一部視聴できます。


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2016年06月25日

Moonlight J-POP 16年5月篇

今回はサブコンで発表した、2016年5月度のマイベスト10を紹介します。
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posted by micarosu at 15:16| Comment(0) | TrackBack(0) | Moonlight J-POP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月19日

「27」 SUPER BEAVER

今回はSUPER BEAVERの「27」を紹介します。
3ヶ月連続リリースのシングルを含むニューアルバム。

"ロックスターは死んだ"
「27」の印象的なフレーズからアルバムは始まる。

SUPER BEAVERは言葉を大切にしているバンドだ。
今までも何度もその言葉に多くの感情を受け取っていたが、今回はより深く、そしてそれを理解してもらうための言葉を綴っているのがわかる。

「27」に話を戻すと、"ロックスターは死んだ"は悲しい話をしようとしているわけではなく、そのような歳を今生きて迎えたことに、大人になったという責任感とそれを背負ってこれからも生きていたいという希望を見せている。

一つの例を挙げることで、その歳の臨場感と重さを感じさせるのが印象的だ。

この曲が自分について綴っているのに対し、最後の「素晴らしい世界」では自分だけでなく"あなた"も含めて生きていることへの素晴らしさを綴っている。

アルバムの最初と最後がこれだけ明確なテーマになっていることから、このアルバムの軸が全くぶれずに最後まで聴くことができることがわかるだろう。

でも決して一辺倒ではなく、「人として」のように格好良く信念を歌ったり、「ひとつ」のように空を駆けるような爽快で広がりのある音楽を掻き鳴らしながら、あなたと共に真っ直ぐに夢を描いていけることへの希望を歌ったり、「まっしろ」のように理解しようと理解しきれていない自身の心への葛藤を、シティポップ・ソウル風の音楽で聴かせて驚かされたりもする。

3ヶ月連続リリースのシングル「ことば」、「うるさい」、「青い春」で毎回驚かされてばかりだったが、アルバムでは更に驚かされた。

SUPER BEAVERが今だから綴れること、奏でられること、歌えること。
それが詰まった名盤だ。

ちなみに、こちらでトレーラー映像が視聴できます。

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2016年06月12日

「Velocity One」 松ヶ下宏之

今回は松ヶ下宏之さんの「Velocity One」を紹介します。
松ヶ下宏之さんの流通盤としては5年振りのアルバム。

実に5年。
その間にBluem of Youthのアルバム「Regenerate.」もあったのでそこまで空いた気はしていなかったが、松ヶ下宏之さんとしては久々のアルバムが届けられた。

松ヶ下宏之さんのアルバムというだけである程度間違いないという思いはあるのだが、その思いを超える充実の内容がここにはあった。

一曲目の「流星」から全開で、ロック調に掻き鳴らす音楽にイントロから引きずり込まれ、一瞬で消える流星を追いかけようとする真っ直ぐな歌詞に打ちのめされる。

「幾千回のさよさら」、「ぼたもち」とメロディアスでありながら渋みある音を奏でる楽曲で酔いしれさせたかと思えば、「見えない空」のピアノの柔らかい音色が響く日常の風景に癒される。

「茜雲」は松ヶ下さんの真骨頂とも言えるバラードナンバーで胸を締め付けたかと思えば、もう会えない人のことへの想いを「プラタナス」、「運命」と悲しすぎないメロディが優しく包み込む。

少し落ち着きかけた気持ちを再び奮い立たせるように「Radio Radiation」が軽快に羽ばたいていく。
ここからは「悲しい青空」の聴かせるメロディ、ジャズ調に聴かせる「蜘蛛と蝶」、全英語詩で格好良くキメる「(Did U)Call my name?」、大地を踏みしめながら前へ進んでいこうとするような「未来は君の手に」、夢への歩みに対する一つの答えを描いた「答」を染みるように歌い上げるなど、聴き進めるごとに違った表情を見せる。

そして、「青春」、「イカロスの翼」がアルバムのエンドロールのように流れてきて、このアルバムの良さを振り返りつつ、心地良い余韻までも残してくれる。

まさに松ヶ下宏之さんの集大成とも言えるアルバム。
そのメロディ、歌詞、アレンジ、そして歌声に酔いしれてほしい。

ちなみに、こちらで「答」が視聴できます。

posted by micarosu at 22:34| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月10日

キセキ その15 〜ROUND TABLE featuring Nino〜

アーティスト特集企画「キセキ〜僕を作った音楽達〜」。
(企画内容とタイトルの意味はこちら

第15弾となる今回は、"ROUND TABLE featuring Nino"を紹介したいと思います。

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