2015年04月26日

「Detritus」 MILKBAR

今回はMILKBARの「Detritus」を紹介します。
MILKBARの1stフルアルバム。

ポップであり、自然体であり。
ひとたび聴き始めれば、その耳なじみの良さから来る心地よさに、時間が経つのを忘れてしまう一枚のアルバム。

一曲目の「Petronoise」の時計の音が気持ちを高ぶらせ、「TICTAC」のリズムが彼らの空間へと誘って行く。
「君に涙、僕に涙」の自然体のポップさから、「きらり」のキラキラとしたキャッチーな楽曲、「さよなら、まぼろし」の美しいメロディの流れを聴かされたら、もうここから離れられない。

一転して憂鬱な空気を醸し出す「5月14日、雨の日に。」から、静かに壮大に歌い上げる「THE JOSHUA TREE」、蕾が花開くような温かさを感じさせる「hello lina」へと続くことで、再び自然体のポップな楽曲「Shelly」が色鮮やかに映る。

続く「愛と死」の和ロックなアレンジはアルバムの中では異色だが、その完成度の高さが聴く者をまた惹きこんでいく。

「世界を包丁で切り分けろ少女」の葛藤しながらも駆け抜ける疾走感が最後の助走をつけ、「ルーゼとフランと美しい雨の街」の瑞々しさが残す美しい余韻がアルバムを締める。

ここまでが本当に一瞬で、また最初から聴きたくなってしまう至極の一枚。
自然体なポップの姿を是非感じてみてほしい。

ちなみに、下記リンクからMVが視聴できます。
「君に涙、僕に涙」
「THE JOSHUA TREE」
「Shelly」
「ルーゼとフランと美しい雨の街」

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2015年04月19日

「七色眼鏡のヒミツ」 nano.RIPE

今回はnano.RIPEの「七色眼鏡のヒミツ」を紹介します。
nano.RIPEの4thアルバム。

nano.RIPEはまだまだ進化して行く。
それを感じずにはいられない。

まずリードトラック「こたえあわせ」の全員のコーラスで始まるところから驚かされる。
それだけでなく、複雑な構成、間にSEを使うなど、今までのnano.RIPEにはあまり見られなかった印象的なことが次々と畳み掛けてくる。

それもそのはず。
アレンジはnano.RIPE自身ではなく、クラムボンのミトさんが担当している。

でも、らしさを失っているわけではなく、新たな可能性として聴かせてくれるあたり、絶妙の一言につきる。

このアルバムでもう一曲印象的なのが「神様」。
神社の石段を駆け上がっていく姿が目に浮かぶ哀愁漂う名曲。

こちらもアレンジが彼らではないというのもあるが、瑞々しさやキラキラとしたイメージが強い彼らの中で、この哀愁は新鮮に映る。

もちろん彼ららしい楽曲もアルバムには健在だ。
シングルにもなっている「透明な世界」はこれぞnano.RIPEと言えるアッパーチューンだし、伊藤かな恵さんに提供した「ルーペ」のセルフカバーも、きみコさんの歌声で聴くとやはりnano.RIPEの曲だなと感じる。

スピッツのカバー曲「ホタル」は異色に見えるかもしれないが、インディーズ時代から草野マサムネさんがnano.RIPEの楽曲を絶賛していた経緯もあり、カバーすることは不自然な流れではない。
中でもロック色の強い「ホタル」はnano.RIPEの空気感に見事にはまっていて、何度も聴きたくなる。

最後を飾る「有色透明」はライブオープニングのSEをボーカルアレンジしたという曲。
ふわふわキラキラとした空気感が、アルバムの最後に夢心地にしてくれる。

でも、元々ライブオープニングで流れていた曲なので、このまま一曲目に戻っても違和感無く聴くことが出来る点も、このアルバムの魅力の一つだろう。

カバーあり、新鮮な曲あり、らしい曲もあり。
これだけ様々な楽曲を楽しませてくれる万華鏡=百色眼鏡のようなアルバム。

更に進化したnano.RIPEの楽曲を是非堪能してほしい。

ちなみに、こちらで視聴できます。

posted by micarosu at 23:07| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月17日

Moonlight J-POP 15年2月篇

今回はサブコンで発表した、2015年2月度のマイベスト10を紹介します。
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posted by micarosu at 23:28| Comment(0) | TrackBack(0) | Moonlight J-POP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月12日

「愛する」 SUPER BEAVER

今回はSUPER BEAVERの「愛する」を紹介します。
SUPER BEAVERのニューアルバム。

誰かではなく、聴いてくれる"あなた"に届ける音楽。
それを確かに感じた。

全身全霊でエモーショナルに奏でる姿はそのままに、変化を遂げた歌詞が心を打つ。

シングルにもなっている「らしさ」の自分らしくあれば良いという自信と安心感。
上手くいかなかった過去で手を差し伸べてくれた人がいることへの感謝を歌う「わたし」に、そんな日々を経て今があることの幸せを歌いあげる「生活」。

誰も独りきりではないと歌う「証明」に、独りではないからこそ、あなただけでなくあなたを愛する全ての人も愛すると歌う「愛する」の圧倒的な説得力は、今の彼らからこそできたことだろう。

これだけ歌詞の力を感じさせながらも、力強いドラムの音から始まり音が畳みかかけてくる「言えって」や、SCANDALのMAMIさんをゲストコーラスとして迎えた「Q&A」の男女混声でリアルな空気感を演出しているなど、一筋縄ではいかない音楽の魅せ方も聴きどころ。

シングル「らしさ」を聴いたときから何かが変わったと感じていたが、やはりそこで確固たる自信を持ち始めていたのだろう。
そのSUPER BEAVERの自信が確証へと変わる一枚のアルバム。

最高の一言だ。

ちなみに、下記リンクからトレーラー映像とMVが視聴できます。

「愛する」トレーラー
「証明」MV
「愛する」MV

posted by micarosu at 22:30| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月05日

「好きをこえたヒト」 USAGI

今回はUSAGIの「好きをこえたヒト」を紹介します。
USAGIの4thシングル。

USAGIの楽曲にはいつも驚かされる。
毎作想像以上の楽曲を聴かせてくれるが、今作もまたそれらの驚きに勝るとも劣らない名曲を聴かせてくれた。

イントロの切ない音色から始まるこの曲は、一途な片想いを綴った言葉が耳に残る。
想いを届けたくても勇気が出ないまま、気づけば遠くなってしまった君との距離に葛藤する姿が、痛いほど伝わってくる。

その言葉だけでも感情を動かされてしまうのに、ストリングスを加えた壮大な音の海の中、あえて明朗なメロディを乗せることで、想いの真っ直ぐさまで届けてくれる。
特に何かが開けたような盛り上がりを見せる最後のサビは、何度聴いても鳥肌ものだ。

間違いない名曲。
これは是非聴いてもらいたい。

ちなみに、こちらでリリックビデオが視聴できます。

posted by micarosu at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする