2015年03月08日

「non no」 TRIPLANE

今回はTRIPLANEの「non no」を紹介します。
TRIPLANEの6thアルバム。

一曲目の「羽根」のサビでこんな歌詞が出てくる。
"ダメなイメージは湧かないんだ"

ここまで確信に満ちた言葉はTRIPLANEには珍しく、この言葉を聴いた瞬間から、アルバムが素晴らしいものになると確信が持てた。

まず、その「羽根」という一曲。

江畑さんと川村さんの初めての共作のこの曲は、そのタイトルの通り滑走路から飛び出していくよう。
三翼機の意味であるTRIPLANEにぴったりの楽曲で、「non no」という名のアルバムの飛行がここから始まっていく。

前半はどちらかといえばTRIPLANEらしい楽曲が続き、「柊」のような繊細なバラードや、「Jelly」のようにこれぞTRIPLANEという優しいポップさに触れると、不思議と安心感まで与えてくれる。

後半は洗練された音が楽しめる楽曲を多く聴かせてくれる。
「ゲルニカ」の攻撃的な歌詞とメロディの展開、「HUTCH」の先の読めない巧みな音構成でうならせてくれたかと思えば、「EZO」のような幻想的で壮大な一曲を持ってくるなど、息をつかせない。

そして、ラストの「ノンノ」。
TRIPLANEの真骨頂と言えるバラード曲で、静かに奏でられる音の中で江畑さんの歌声が優しく響き渡る名曲。

詩が江畑さんと小説家の小路幸也さんの共作ということもあり、言葉の使い方や表現がいつもと違い、想いの響き方が新鮮に聴こえる点も大きな魅力。
この新鮮さにより、聴き終えた後の余韻がとても心地よい一枚になっている。

TRIPLANEの6枚目のアルバム。
デビュー10周年を迎えた彼らが色んな形で魅せる音楽を聴いてみてほしい。

ちなみに、こちらでアルバムのトレーラーが視聴できます。

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2015年03月01日

「ツキナミ」 分島花音

今回は分島花音さんの「ツキナミ」を紹介します。
分島花音さんの3rdアルバム。

なんでこんなに心が反応してしまうのだろう。

そうさせる源は大きく二つある。
一つはシングル曲の存在感だ。

シングル曲は全てタイアップがついていることもあり、それぞれ全く違う世界観を堪能することが出来る。
中でも「killy killy JOKER」、「world's end, girl's rondo」のような畳み掛ける展開が印象的な楽曲の破壊力は計り知れない。

もう一つはアルバム曲の内容だ。

アルバム曲は、シングル曲にないタイプの楽曲で構成されていることだけでなく、本人の感情が如実に表されているのが魅力。

「さんすくみ」の自分が3人いたらという歌詞の内容と表現に惹かれ、「チョコレート」のシンプルなメロディと歌声から来る可愛らしさで魅せてくれたかと思えば、「芸術家のかわいい想像たち」ではジャジーな楽曲でおしゃれな時間を感じ、「ナイチンゲール」ではオーケストラの重厚感あるサウンドの中で響き渡る真っ直ぐな想いに胸を打たれ、「モンスター・スター」の優しいメロディとサウンド構成が温かさをくれる。

そして、タイトルナンバーである「ツキナミ」。
疾走感溢れるサウンドの中で響く、曲を聴いた人が喜んだり涙したりしてくれることが月並みに嬉しいという想い。

この芯が通っているから、こんなにも聴く人の心を反応させるのだろう。

シングル曲、アルバム曲それぞれ持つ魅力。
それらが絡み合うことでその魅力が何倍にも増す最高の一枚。

ちなみに、こちらで視聴できます。


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