今回はGoose houseの「光るなら」を紹介します。
アニメ「四月は君の嘘」オープニングテーマ。
キラキラの始まりを予感させるイントロ。
青春のページをめくりながら進むメロの展開。
そして、この歩んできた青春を炸裂させるように全員で歌うサビ。
ここで生まれる高揚感と爽快感は、メロの展開からの予想を遥かに超えるもので、聴くたびに鳥肌が立つほど素晴らしい。
青春というと甘酸っぱさや切なさのイメージが強いが、この曲のように真っ直ぐ前へ進もうとする姿も一つの青春の形。
それを後押しするというより、"一緒に行こう!"と言ってくれるような青春ソングは、どこか懐かしく、安心感までも与えてくれる。
こういう形の青春ソングはいまどき珍しいが、決して古臭い感じはなく、むしろ新しい青春ソングの定番になりそうなほどの新鮮さがある。
高揚感、懐かしさ、新鮮さ。
これらが一曲の中に凝縮されていて、何度でも聴きたくなってしまう名曲。
この曲を知らないのはもったいない。
ちなみにこちらでMVが視聴できます。
2014年11月30日
2014年11月23日
「今日に映る空」 史絵
今回は史絵さんの「今日に映る空」を紹介します。
史絵さんの1stミニアルバム。
ピアノの音色と素朴な歌声。
それは、ふと耳を傾けているうちにずっと聴いてしまうような力を持っている。
例えば「季節」。
流れていく季節を感じながら、過去の自分と向き合おうと葛藤する言葉。
それを届けるシンプルな音色とメロディはそれだけでも愛おしいが、素朴な歌声が季節感と切なさを映し出し、染みるように聴き手の心に響いてくる。
聴いていると、不思議なほど今の時間を大事にしたいと思わせてくれる。
それほどまでに人々を惹き付ける一曲。
またミニアルバムの中では、「片思いランナー」や「光と陰」のような明るいポップさを見せつつ、「tiny memory」の冬の寒さを感じせせるサウンドに乗せる切なさと前向きさ、「大人になったら」や「道のり」のンプルなメロディも、「季節」とはまた違う色合いを見せてくれる。
「少女の夢」で描く少女の物語は、表現と展開に魅せられるだけでなく、メロディとサウンドが作り出すダークな空気感に惹き込まれてしまうだろう。
ミニアルバムという枠の中に彼女の様々な魅力を詰め込んだ一枚。
その魅力を感じてみて欲しい。
ちなみに、こちらで「季節」のMVが視聴できます。
史絵さんの1stミニアルバム。
ピアノの音色と素朴な歌声。
それは、ふと耳を傾けているうちにずっと聴いてしまうような力を持っている。
例えば「季節」。
流れていく季節を感じながら、過去の自分と向き合おうと葛藤する言葉。
それを届けるシンプルな音色とメロディはそれだけでも愛おしいが、素朴な歌声が季節感と切なさを映し出し、染みるように聴き手の心に響いてくる。
聴いていると、不思議なほど今の時間を大事にしたいと思わせてくれる。
それほどまでに人々を惹き付ける一曲。
またミニアルバムの中では、「片思いランナー」や「光と陰」のような明るいポップさを見せつつ、「tiny memory」の冬の寒さを感じせせるサウンドに乗せる切なさと前向きさ、「大人になったら」や「道のり」のンプルなメロディも、「季節」とはまた違う色合いを見せてくれる。
「少女の夢」で描く少女の物語は、表現と展開に魅せられるだけでなく、メロディとサウンドが作り出すダークな空気感に惹き込まれてしまうだろう。
ミニアルバムという枠の中に彼女の様々な魅力を詰め込んだ一枚。
その魅力を感じてみて欲しい。
ちなみに、こちらで「季節」のMVが視聴できます。
2014年11月16日
「faust」 Mississippi Duck Festival
今回はMississippi Duck Festivalの「faust」を紹介します。
Mississippi Duck Festivalの1stミニアルバム。
混沌とした世界の中で光を見せる音楽。
「進化の証明」を初めて聴いたとき、それを感じた。
イントロから混沌とした世界のを示しながらも、サビで綴られた言葉の通り光を与えてくれる。
そこで興味深いのが、その光が明るすぎるわけでもなく暗すぎるわけでもないということ。
言うならば、等身大の光。
届きそうで届かないけど、確かに見えるその光を信じて生きていこう。
そう心を奮い立たせてくれる力がこの曲にはある。
この心を奮い立たせてくれる力は、「進化の証明」だけではない。
「DREAMER」では葛藤しながらもがき生きていこうとする姿、「心臓」ではより混沌とした音の中で、心臓に向かって自分の信念を確かめる姿を力強く歌い上げているのが胸に響く。
アルバム最後の「YODACA」ではまさに飛び立って今を生きていく姿を、躍動する音で響き渡らせる。
ここまでの流れで混沌とした音が印象的だっただけに、最後の最後に見せたこの躍動感は胸を躍らせるだけでなく、アルバムの余韻をいつまでも残すという意味でも最高の一曲。
アルバムを通して、生きていくことへの言葉と音が強く印象に残る一枚。
この作品は、今を生きる全ての人に聴いてもらいたい。
ちなみに、Mississippi Duck Festival Official Siteで視聴できます。
さらにちなみに、「DREAMER」、「進化の証明」、「心臓」のMVが下記リンクから視聴できます。
「DREAMER」
「進化の証明」
「心臓」
Mississippi Duck Festivalの1stミニアルバム。
混沌とした世界の中で光を見せる音楽。
「進化の証明」を初めて聴いたとき、それを感じた。
イントロから混沌とした世界のを示しながらも、サビで綴られた言葉の通り光を与えてくれる。
そこで興味深いのが、その光が明るすぎるわけでもなく暗すぎるわけでもないということ。
言うならば、等身大の光。
届きそうで届かないけど、確かに見えるその光を信じて生きていこう。
そう心を奮い立たせてくれる力がこの曲にはある。
この心を奮い立たせてくれる力は、「進化の証明」だけではない。
「DREAMER」では葛藤しながらもがき生きていこうとする姿、「心臓」ではより混沌とした音の中で、心臓に向かって自分の信念を確かめる姿を力強く歌い上げているのが胸に響く。
アルバム最後の「YODACA」ではまさに飛び立って今を生きていく姿を、躍動する音で響き渡らせる。
ここまでの流れで混沌とした音が印象的だっただけに、最後の最後に見せたこの躍動感は胸を躍らせるだけでなく、アルバムの余韻をいつまでも残すという意味でも最高の一曲。
アルバムを通して、生きていくことへの言葉と音が強く印象に残る一枚。
この作品は、今を生きる全ての人に聴いてもらいたい。
ちなみに、Mississippi Duck Festival Official Siteで視聴できます。
さらにちなみに、「DREAMER」、「進化の証明」、「心臓」のMVが下記リンクから視聴できます。
「DREAMER」
「進化の証明」
「心臓」
2014年11月09日
「やがて咲く花達へ」 アンダーグラフ
今回はアンダーグラフのアルバム「やがて咲く花達へ」を紹介します。
メジャー復帰後初となるフルアルバム。
アンダーグラフの新しい時代の幕開け。
それを感じずにはいられない。
「手と手」の軽快なリズムに乗る民族調の音楽がアルバムの始まりを告げ、シングル曲でもある「風を呼べ」というアンダーグラフ最速の曲で聴き手を一気に惹きこんでいく。
この展開だけでもアルバムが只者ではないことがわかる。
その最たるはサウンドの進化。
上記の「手と手」、「埋もれた花達へ」、「odore!!-hanero!!」では民族調の音楽で魅せたかと思えば、「パラドックス」ではダークな世界観を音とコーラスで演出しながらも力強く歌いあげる姿が印象に残る。
特に「odore!!-hanero!!」のこれ以上ないってくらい明るい曲がアンダーグラフの楽曲で聴けるとは思わなかった。
もちろんそんな中でも、「君に言いたいこと」のようなちょっと切ない楽曲、「快楽天国」のような独特な軽快さ、そして名曲「ツバサ」のリアレンジ「ツバサ2014 10th anniversary version」があることで、これも全てアンダーグラフなんだと認識させてくれる。
今までの"らしさ"と新しい"らしさ"。
それが見事に融合したアルバムになっている。
また、アルバムの最後にはボーナストラックが2曲収録されているのだが、これが彼らの印象を更に変える楽曲になっているので、アルバム本編も含め、聴いて驚いてみて欲しい。
ちなみに、こちらで「ツバサ2014 10th anniversary version」のMVが視聴できます。
メジャー復帰後初となるフルアルバム。
アンダーグラフの新しい時代の幕開け。
それを感じずにはいられない。
「手と手」の軽快なリズムに乗る民族調の音楽がアルバムの始まりを告げ、シングル曲でもある「風を呼べ」というアンダーグラフ最速の曲で聴き手を一気に惹きこんでいく。
この展開だけでもアルバムが只者ではないことがわかる。
その最たるはサウンドの進化。
上記の「手と手」、「埋もれた花達へ」、「odore!!-hanero!!」では民族調の音楽で魅せたかと思えば、「パラドックス」ではダークな世界観を音とコーラスで演出しながらも力強く歌いあげる姿が印象に残る。
特に「odore!!-hanero!!」のこれ以上ないってくらい明るい曲がアンダーグラフの楽曲で聴けるとは思わなかった。
もちろんそんな中でも、「君に言いたいこと」のようなちょっと切ない楽曲、「快楽天国」のような独特な軽快さ、そして名曲「ツバサ」のリアレンジ「ツバサ2014 10th anniversary version」があることで、これも全てアンダーグラフなんだと認識させてくれる。
今までの"らしさ"と新しい"らしさ"。
それが見事に融合したアルバムになっている。
また、アルバムの最後にはボーナストラックが2曲収録されているのだが、これが彼らの印象を更に変える楽曲になっているので、アルバム本編も含め、聴いて驚いてみて欲しい。
ちなみに、こちらで「ツバサ2014 10th anniversary version」のMVが視聴できます。
2014年11月02日
「月の指揮者」 広沢タダシ
今回は広沢タダシさんの「月の指揮者」を紹介します。
広沢タダシさんの3年ぶりとなるフルアルバム。
吸い込まれそうな大人の色気。
最もそれを感じさせるのはサウンドの構成。
ジャズミュージシャンとのセッションやトランペットの音色は色気そのもので、感情の深い部分を描く詩が印象的な「HOTEL TOKYO」はまさに大人の色気を体現した一曲。
大人といってもそういう深さだけではなく、「ふわふわ」の感情の揺れ動きのもどかしさと浮遊感であったり、「オトナになりたい」の脆さからも色気を感じさせるのは流石の一言。
そしてもう一つ注目すべきは「サフランの花火」だ。
ファンの間ではおなじみの楽曲だが、アルバムとしては「FRIENDS UNPLUGGED」にラブハンドルズをフィーチャーした曲が収録されているのみで、単独音源としてアルバムに収録されるのは実はこれが初めて。
真っ直ぐなメッセージにシンプルなメロディ。
だけど、そこに込められたものの大きさは計り知れない。
それは元々の楽曲が持つ力と、これまで歌い続け、愛され続けたという時間が作った力。
それが重なり合い、最高の一曲になっている。
また、「月の指揮者」というタイトルナンバーのすぐ後にあることも大きなポイントで、新しい楽曲であり、アルバムの中核でもあるこの曲の傍にあっても、昔の曲という感じは全く無い。
アルバムの内容的にもここに入るしかないというくらいマッチしていて、「サフランの花火」はこのアルバムに入るために作られた楽曲なのかもしれないとも感じてしまう。
それが「月の指揮者」というアルバムの魔力。
それぞれの楽曲が違った個性を放っているのに、全てが集まると不思議とバラバラな感じが無い。
言うならば、「月の指揮者」がそれらを吸い寄せ、そのタクトで全てを織り交ぜた至極の音楽という名の一枚へと昇華させているようだ。
広沢タダシさんの一つの到達点であり、新しい始まりを予感させる一枚。
楽曲単体も素晴らしいが、一度通して聴いてみて欲しい。
ちなみに、「ふわふわ」、「月の指揮者」、「旅に出ようぜ」のMVが下記リンクから視聴できます。
「ふわふわ」
「月の指揮者」
「旅に出ようぜ」
広沢タダシさんの3年ぶりとなるフルアルバム。
吸い込まれそうな大人の色気。
最もそれを感じさせるのはサウンドの構成。
ジャズミュージシャンとのセッションやトランペットの音色は色気そのもので、感情の深い部分を描く詩が印象的な「HOTEL TOKYO」はまさに大人の色気を体現した一曲。
大人といってもそういう深さだけではなく、「ふわふわ」の感情の揺れ動きのもどかしさと浮遊感であったり、「オトナになりたい」の脆さからも色気を感じさせるのは流石の一言。
そしてもう一つ注目すべきは「サフランの花火」だ。
ファンの間ではおなじみの楽曲だが、アルバムとしては「FRIENDS UNPLUGGED」にラブハンドルズをフィーチャーした曲が収録されているのみで、単独音源としてアルバムに収録されるのは実はこれが初めて。
真っ直ぐなメッセージにシンプルなメロディ。
だけど、そこに込められたものの大きさは計り知れない。
それは元々の楽曲が持つ力と、これまで歌い続け、愛され続けたという時間が作った力。
それが重なり合い、最高の一曲になっている。
また、「月の指揮者」というタイトルナンバーのすぐ後にあることも大きなポイントで、新しい楽曲であり、アルバムの中核でもあるこの曲の傍にあっても、昔の曲という感じは全く無い。
アルバムの内容的にもここに入るしかないというくらいマッチしていて、「サフランの花火」はこのアルバムに入るために作られた楽曲なのかもしれないとも感じてしまう。
それが「月の指揮者」というアルバムの魔力。
それぞれの楽曲が違った個性を放っているのに、全てが集まると不思議とバラバラな感じが無い。
言うならば、「月の指揮者」がそれらを吸い寄せ、そのタクトで全てを織り交ぜた至極の音楽という名の一枚へと昇華させているようだ。
広沢タダシさんの一つの到達点であり、新しい始まりを予感させる一枚。
楽曲単体も素晴らしいが、一度通して聴いてみて欲しい。
ちなみに、「ふわふわ」、「月の指揮者」、「旅に出ようぜ」のMVが下記リンクから視聴できます。
「ふわふわ」
「月の指揮者」
「旅に出ようぜ」