今回はLyu:Lyuのミニアルバム「プシュケの血の跡」を紹介します。
前作から約10ヶ月ぶりの3rdミニアルバム。
また新たな一面が見える一枚です。
リードナンバー「アノニマス」を聴いた瞬間から、今までの曲と何か違うことに気づく。
それは、サウンド。
絶望があるからこその希望を歌う彼らの音楽において、以前はどちらかと言えば絶望寄りの暗いサウンドが印象的だった。
それが今作では、少しだけ明るい印象を持つようなサウンドになっている。
そのため、世界観は大きく変わらないが、聴き手の目に映る景色が少し変わった。
絶望と希望というギリギリのバランスの世界で、光の当て方を変えるだけで、こんなに印象が変わるのかと思わされた。
いい意味で期待を裏切られた作品。
これからのLyu:Lyuを語る上で、欠かすことができない1枚になりそうだ。
ちなみに、Lyu:Lyuオフィシャルウェブサイトから「アノニマス」のPVが視聴できます。