2024年07月14日

「ウタタビ」 RYTHEM

今回はRYTHEMの「ウタタビ」を紹介します。

2021年に再始動したRYTHEMの約14年ぶりのオリジナルアルバム「ウタタビ」。

"過去と現在、未来を繋ぐ過程を旅する"
この言葉がアルバムを物語っていると思う。

過去の部分については一曲目の「タビウタ〜from一人旅シャラルラン〜」でいきなり感じることになる。

タイトルの通り「一人旅シャラルラン」のセルフカバーを短く切り取った楽曲。
もちろんこれだけでも懐かしいのだが、そこから流れるように続く「20thリズム」が面白く、これまでの楽曲を大胆に取り込んだリミックス的な要素を持った楽曲で、一気に過去と現在が結ばれていく。

そしてアルバムの鍵となるのが3月に配信リリースもされている「星風」。

武部聡志プロデュースによる楽曲で、これぞRYTHEMという優しい旋律と美しいハーモニーを聴かせてくれる。
かなり初期の頃の雰囲気が出ているのも武部聡志さんとのタッグだからこそという感じだ。

続く「青春ブルー feat. ISEKI」はキマグレンのISEKIさんとのコラボ曲。

一瞬意外と感じる人もいるかもしれないが、「Love Call」という楽曲でキマグレンとコラボをしていたことがあり、新しいことではなく再会と言った方がいいかもしれない。
(キマグレンも先日再結成を発表したのが奇遇)

爽やかさが全面に出ているものの、どこか大人びたというか、優雅な落ち着きも感じさせる。
時を経ての再会(再開)から生み出された良い化学反応が見れる。

ここまではどこかに懐かしさを感じる要素があったのだが、新鮮だったのは「Crosswalk feat. 鈴木みのり」。

鈴木みのりさんの楽曲「Crosswalk」を本人と一緒にカバーした楽曲なのだが、原曲よりは控えめなアレンジで美しいハーモニーを前面に感じることができ、綴られた感情の輪郭がより浮かび上がるような感覚がある。

単純なカバーでもセルフカバーでもなく、セッションの形を取った楽曲がこのアルバムに入っているのは面白い試み。

新鮮という点では「ハモラジメリークリスマス feat. KKC」も外せない。

アコギの弾き語りとハーモニーだけでも心地よく聴かせてくれるのだが、言葉の掛け合いと互いへのメッセージが入っているのが何より良い。
思わずほっこりするような楽曲だ。

そして、アルバムの極めつけはラスト2曲。

「タビウタ〜from自由詩〜」は1stアルバム「ウタタネ」に収録されていた楽曲の短いセルフカバー。
そこから続く「卒業証書」は、以前にラジオで作った楽曲の2024Ver.として収録されているのが嬉しい。

振り返ってみると、RYTHEMの過去の楽曲を感じつつ、現在の良さが詰め込まている。

往年のファンはもちろんのこと、初めて聴くという人にも名刺代わりになりそうな一枚だ。

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2024年06月30日

「運命」 有馬元気

今回は有馬元気さんの「運命」を紹介します。

有馬元気さんの2ndメジャーミニアルバム。

タイトル曲「運命」がとにかく熱い。

"運命"という言葉は良い意味でも悪い意味でも用いられるが、ここではネガティブな言葉としてまずは用いられている。

上手くいかない全てのことに対して、"運命には抗えない"と思っていたが、君から貰った優しさから勇気を貰い、その運命に抗おうと立ち向かうように変化した気持ち。

その勇気と情熱は言葉だけに留まらない。
圧倒的な疾走感とパワーを持ったサウンドとメロディライン、そこに強さと優しさを携えた歌声を熱く真っ直ぐに響かせる。

これがとにかく格好良い。

有馬さんの歌は優しいものが多いだけに、この熱さと強さは新鮮であり、新たな一面を感じさせてくれた。

一曲目にこれだけパワーがあることにより、他の楽曲もかなり協調される感覚がある。

特に同じく歌詞に"運命"が出てくる「話の続き」は、「運命」と繋がるような言葉が綴られていることもあり、優しさを深く感じることが出来るし、「hero」も"負け犬"や"悲劇のヒーロー"と言って逃げていたけど、君の言葉で明日を信じられるようになっているとこが「運命」に繋がる。

「運命」を軸にして、各曲が対比と協調でさらに色味を増す。
そんな仕掛けがこのミニアルバムにはあるように感じる。

まずはその「運命」を聴いてほしい。
そして、そこから広がる"運命"の姿も感じてみてほしい。

【視聴】
運命

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2024年06月23日

Moonlight J-POP 24年5月篇

今回はサブコンで発表した、2024年5月度のマイベスト10を紹介します。
ダウンロード

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2024年06月16日

「デッサン #まどろみ」 アキヤマヒロキ

今回はアキヤマヒロキさんの「デッサン #まどろみ」を紹介します。

ここまで#4までリリースされているデッサンシリーズの最新作。

今回は赴きを変えて、"まどろみ"に焦点を当てたアナザーサイドな一枚。

ジャケットから既に印象的で、

 ※本作品は催眠成分をパッケージしております。
 人によっては強く催眠作用が働く可能性がございます。
 運転時などにお聴きの際はご注意ください。

という注意書きが。

実際にその言葉に偽りは無く、全曲ガットギターと歌のみで収録ということもあり、かなりリラックス効果を越えて催眠効果を感じる(もはや子守歌に近い)ほどの内容。

収録曲はほぼ既存のものではあるが、原曲の良さを持ったまま新たな一面を感じさせる。

特に「テールランプ」は、「naked」に収録されていたものと比較すると、アレンジと歌声の深みと円熟味が増した印象があり、思わず聴き入ってしまうほどの仕上がりだった。

静かな夜のチルタイム。
そんなお供にお勧めの一枚。

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2024年06月09日

「EP7〜君が僕の元気」 馬場俊英

今回は馬場俊英さんの「EP7〜君が僕の元気」を紹介します。

「EP6〜ケムシのうた」から4年ぶりとなるEPシリーズ第7弾。

発売に先駆けて「君が僕の元気」と「街はレイン 春のレイン」(Short Size)のMVが公開されていたのだが、驚くほど良い楽曲で今作は発売前から期待大だった。

実際にその期待を裏切らない作品になっている。

まずは表題曲「君が僕の元気」。

90年代のJ-POP感ある懐かしく軽やかなサウンドと、馬場さんらしい言葉と円熟味ある歌で聴かせる名曲。
本当に新曲かというくらい瑞々しい。

そして注目は「街はレイン 春のレイン」。
馬場さん流のシティポップな仕上がりで、イントロから漂うお洒落さと馬場さんの良質なメロディが融合した新境地。
正直シティポップがここまでハマるとは思わなかった。

「太陽に君の跡~Beautiful Morning Glow」ではクラシックソウルなグルーヴに力強い歌声を乗せ、 「田舎のミックジャガー」は幼少期のロックへの情熱を微笑ましく聴かせる馬場さんらしい華を持って聴かせる。

4曲全く違うタイプの楽曲が並んでいて、らしさの新境地と新鮮さが共存する素晴らしい一枚になっている。

それにしても、前アルバム「Q&A」の頃から全盛期のような瑞々しいメロディのオンパレード。
衰え知らずの馬場さんには頭が上がらない。

【視聴】
君が僕の元気
街はレイン 春のレイン

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