2019年11月10日

「バタフライ」 鶴

今回はの「バタフライ」を紹介します。
鶴のE.P第3弾。

静かで落ち着いた曲。
聴き始めたときの感想はそれだった。

アコギと歌のみで進行する1番のメロ。
途中から徐々に音が重なり、サビでは一気に視界が開けるように弾ける。

♪遠回りしたって近づいているんだ

この言葉を聴いたとき、この曲に溢れる圧倒的な熱量を感じずにはいられなかった。

鶴がこういうタイプの曲を表題曲に持ってくるのはかなり珍しいと思っていたのだが、奥に秘めたものは鶴らしさ全開であるし、こんな静かな曲でもこれだけ熱くさせられるのは、あえて茨の道を進んできた彼らの過去と今があるからだとも感じた。

ちなみに、この"バタフライ"というのは、バタフライ・エフェクト(バタフライ効果)のことだろう。

鶴が音楽の形で起こした小さな風が、やがて多くの人の耳と心に響いていくこを信じてやまない。

ちなみに、こちらで視聴できます。

posted by micarosu at 21:16| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月04日

Moonlight J-POP 19年8月篇

今回はサブコンで発表した、2019年8月度のマイベスト10を紹介します。
ダウンロード

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2019年11月03日

「一匹狼」 湯木慧

今回は湯木慧さんの「一匹狼」を紹介します。
湯木慧さんのメジャーセカンドシングル。

不穏。

歌声とアコギの音の始まりから、その独特の空気感に惹き込まれる。

張り詰めた空気。
歌声にこめられた緊迫感。
そこから見える世界の闇と信念。

何も出来ずに過ごしていく日々への焦燥感を抱きつつ、そこに立ち向かうために"僕はただ、唄う。"と強い決意を響かせているのが特に印象的だ。
これは単純に捉えると勇気なのだが、不安への裏返しとも捉えられる。

言葉では強さを示しつつ、その奥で抱えた不安を払拭するために孤高で強くあろうという姿を見せる。
そんな真っ直ぐだけど裏にある抱えた想いまでもが見えてくるのが、この歌の何よりも強い力だろう。

孤高の歌い手、一匹狼の想い。
その強さに、惹きこまれてみて欲しい。

ちなみに、こちらで視聴できます。

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2019年10月27日

「Core Elements〜あの日の約束〜」

今回はナナカラットの「Core Elements〜あの日の約束〜」を紹介します。

ナナカラットの集大成。
それを感じずにはいられなかった。

タイトル曲でもある「CoreElements〜あの日の約束〜」が、その始まりを告げる。

力強いドラムの音が響き、畳み掛けるように音が共鳴し合うイントロ。
一度音が静かになり、Asamiさんの歌声がパーッと光が当たったかと思えば、そこから駆け抜けていくリズムとメロディが聴き手を一気に惹きこんでいく。

サビの盛り上がり方は、これぞナナカラットと言いたくなるほど、らしさが出た展開だ。

楽曲単位の展開、曲の作りこみはもちろんだが、ここから「宇宙のカケラ」、「シャッターチャンス-僕の特権-」への流れはアルバムの中でも特に秀逸。

メロディアスで壮大。
でもとても繊細な歌。

そんな3曲を聴かされたら、最後まで耳を離すことなんてできない。

また、ナナカラットと言えば朗読のイメージも強いと思う。
「私の中のホントのワタシ」の会話のような感じや、「誘凪-イザナギ-」の歌声に重ねて同じ言葉を朗読するなど、今作でもそこは健在だ。

進化を続けながらも、今までの集大成であり、まるでベストアルバムのようにナナカラットの魅力が凝縮された一枚。

ナナカラットを知っている人も初めて知った人も、間違いなく満足できるアルバムだ。

ちなみに、こちらから「CoreElements〜あの日の約束〜」が視聴できます。

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2019年10月13日

「信じ続けることで失うものなんて何もないよ」 Blueglue

今回はBlueglueの「信じ続けることで失うものなんて何もないよ」を紹介します。
Blueglueの1stフルアルバム。

何だろう、この懐かしい感じ。

すごく温かくて、優しくて、とても心地がよい。

その理由を探ってみると、色んなことが挙げられる。

メロディの良さであったり
身近に感じる歌詞であったり
素朴だけど芯のある歌声であったり。

でも一番凄いのが、これらが一つの歌という形になって、聴き手の耳と心に届いていることだと思う。

中でも「ラジオとスープ」は印象的だった。

透明感と清涼感。
パッと聴いたときにそれを感じさせつつも、聴いているとメロディと歌声に見せるのは少しの陰。

その陰に連れられるように歌詞の世界に浸ってみると、少しだけギクシャクした二人の関係が見えてくる。

何かがあった昨日と"ごめん"と思っている今日の朝。
でもその奥には信頼している二人の関係が見えていて、新しい朝に"雨が上がったみたいだね"という若干楽観的な言葉で二人の信頼の距離を見せるのがとても良い。

綴られた詩の世界観を、音色とメロディに重ねて、歌声が真っ直ぐ届けてくれる。
こういう純粋に良いと思える楽曲を聴かせてくれるのが彼らの魅力だ。

もちろんこういった楽曲だけでなく、「Listen Girl」のような心地よいグルーブ感のある楽曲であったり、浮遊感のある音色の中で大切な人を大切にしたいという強い決意を聴かせる「宇宙の風に乗って」であったり、聴かせ方は非常に多彩だ。

でも芯にあるものは変わらない。
メロディの良さの親近感のある言葉、そして温かみのある歌声。

探ってみると、ルーツが90年代にあるということで、この良さが生まれたことも納得だ。

ただ、そんな彼らなのだが、先日のワンマンライブ、そして明日10/14のライブを持って解散することが発表されている。

もっと早く知っておきたかったという無念さと、これだけの楽曲を残してくれたことへの感謝をここで伝えたい。

「信じ続けることで失うものなんて何もないよ」
Blueglueの最初で最後、そして最高のフルアルバムだったと。

ちなみに、下記リンクからそれぞれの楽曲が視聴できます。
ラジオとスープ
宇宙の風に乗って

posted by micarosu at 22:17| Comment(0) | おすすめCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする